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次の日

鈴華

ふう…。

この日、鈴華はカツラを被って 学校に向かった。

あの事件の後、 あの人たちは即逮捕されたが、

ネット配信を見ていた視聴者の一部が 動画を拡散し、

世間に知れ渡ってしまった。

犯人たちの思い通り、

事件の逮捕よりも、 私の過激発言の方が大きく 取り上げられるようになった。

鈴華

また私のことか…

毎日私を批判する記事や、 所属している事務所や自宅に 多くのマスコミが押し寄せる。

でも、私は嫌われていたから、 事務所の社長は私を匿うことはしない。 毎回、メディアに向かって、

事務所の社長

私たちはこのように彼女に想われていたこと、

事務所の社長

極めて遺憾であります。

事務所の社長

非常に残念でございます。

と、毎回 決まり文句のように マスコミに話している。

まるで自分達もこの事件の被害者だと いうように。

まあ、 実際そうだろう。

私の発言で 名誉を傷つけられているんだから。

そして、先日事務所から 私の1か月の停止処分が言い渡された。

つまり、1か月は芸能人としての仕事が出来ないということだ。

マネージャーを通じて、 社長からは

事務所の社長

もう、ここで働きたくないのなら
ここに来なくて良い。

事務所の社長

お前の仕事はもう無い。

とも言われた。

今日は、事件があった日以来、 3週間ぶりの学校だ。

もう私と仲良く話してくれる人なんて いないだろう。

いや、絶対いない。

あっけらかんと 吹っ切れてみるけど、

やっぱり怖い。

クラスのグループライン

グループ名: 鳩咲鈴華をいろいろ言い合う会(23)

クラスメイト

おい今日鳩咲が学校に来るって
連絡が来たらしい。

クラスメイト

よく来れるよねwww

クラスメイト

メンタルどーなってんの?www

クラスメイト

やっぱりあいつ変わらねえのかな?

クラスメイト

どうなんだろう?

クラスメイト

あいつ男子の前では媚び売って、女子の前ではめっちゃ暴言吐いてるよ。

クラスメイト

ね?葵

うん

まあね。

クラスメイト

鈴華が言ったこと全部葵が毎日教えてくれたよw

クラスメイト

やばw

クラスメイト

おい何言ってたんだよw

自分のスタイルの良さに
溺れちゃって、

「ダイエットしろ」とか、

「牛乳飲めばw」とか。

挙げ句には、

自分が機嫌悪いと

ウチらに当たってくるし。

こっちは仕方なく付きあってんのにw

クラスメイト

性格ブスの典型www

万理華が参加しました。

クラスメイト

え?

クラスメイト

万理華?

クラスメイト

誰招待したの?

わたし

万理華の方が鈴華の日頃の鬱憤溜まってるだろうからw

クラスメイト

www

クラスメイト

でも万理華ってここでいろいろ言う人じゃないよねw

クラスメイト

万理華優しいから、ここに入っても何も言わなそうw

それがそうでもないんだよなw

な?万理華

万理華

万理華

www

万理華

もー葵いろいろ言うなよw

万理華

マジふざけんな

サーセンw

クラスメイト

えw万理華そういう人だったんだ

クラスメイト

wとかマジとか使うとか想像出来ないわ

万理華

偏見ありがとーねw

万理華

言っちゃ悪いか?w

クラスメイト

こわw

クラスメイト

クラスメイト

万理華ここでどんどん言いなって

万理華

万理華

ありがとう👍

クラスメイト

クラスメイト

おっ鳩咲来たみたいだなw

クラスメイト

ここから一切喋らないことにしよw

クラスメイト

ここのグループに入ってない人にも伝えてw

クラスメイト

万理華

てか良いこと思いついたんだけどw

万理華

誰か手伝ってくんない?

鈴華

(ガヤガヤしてる…)

久しぶりの教室のドアの前で入れずに止まっていた。

このドアを開けた瞬間、 教室が静まり返るのは目に見えてる。

鈴華

鈴華

(よし!)

入るしかないんだ。

鈴華は勢いよくドアを開けた。

ガラガラガラ

鈴華

おはよう!

鈴華

鈴華

じゃないよねw

鈴華

みんな知ってるもんね

鈴華

ごめんw

わざと明るく振る舞った。

クラスメイト

クラスメイト

おはよ

クラスメイト

おはよ

意外な展開に鈴華は驚いていた。

まさか挨拶を返してくれるなんて 思わなかったから。

鈴華

みんな…

鈴華

ありがっ…

鈴華

鈴華

え?

頭に風が当たる感触があった。

カツラが…ない?

手で頭を触って確認した。

やっぱりない。

鈴華!

万理華

おはよう!

後ろから懐かしい声。

葵、万理華だ。

ゆっくり振り向くと、

万理華

探し物…

万理華

これでしょ?

万理華の手に

鈴華の被っていた長い髪が 握られていた。

あの子に勝つために

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