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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

続き

敵1

ぐあぁぁぁっ!

敵2

何だ!?

突然敵が肩を掴んで呻いた

カルラ

....?

腕を掴んでいる力が弱まった....?

敵1

うあぁ....っっ

敵1

何をした!

ゾム

....

敵1

狙撃か!?どこから?

トントン

....俺ら(トンゾム)ちゃうで。

いける!

敵2

あっ、おい!

カルラは隙をついて抵抗し、両手を振りほどくことに成功した。

敵2

お前っ.....!!何してんだ!

敵1

いや....肩が.....

敵1

力が入らなくて.....!

カルラ

....(敵2人に銃を構える)

ロボロ

.....ナイスショッピ。(無線)

ショッピ

追撃、行っときますか?

ロボロ

いや。一旦待っとけ。

コネシマ

大丈夫かー?

トントン

....ナイス.....。(安堵している)

ゾム

カルラ。そのまま敵の方を向きながら後ろ下がってこい。

カルラ

....(ゾムの言われた通りに動く)

ゆっくり....。

少しずつ、慎重に動いている

今どのぐらい下がれた?あとどのぐらい下がればいい?

すると背中にポンッと当たった。

カルラが驚いて振り向くと、トントンが包み込む様にしてカルラを保護しようとしていた。

トントン

....ほら、大丈夫か?(軽いバックハグのような体勢)

カルラ

....!

トントン

銃1回手放しや?危ないから。

トントン

....ん?カルラ?

良かったぁ....

安心のあまりにその場に座ってしまったカルラに、エーミールとトントンが心配そうに近寄る。

エーミール

どうしました?....大丈夫ですか?(座り込んでいるカルラに対して)

トントン

お前ほんまに大丈夫か?

カルラ

大....丈夫です....。

カルラ

すみません....

トントン

(銃をさりげなく回収する)

トントン

いやいや。油断した俺らが悪い。

....すまんかったな。

カルラ

.....

トントンは座り込んでいるカルラと同じ目線になる様に少し屈むと、

トントン

怖かったろ。

トントン

もう大丈夫やで。

と慰めるように言った。

エーミール

....とりあえず傷の手当をさせて下さい。お話はそれからでも良いですか?

カルラ

あ....それなら自分で出来るので.....。

カルラ

(魔力を使おうとする)

....あれ?

カルラ

....あっ。

そうだ。あの時首輪を付けられた瞬間に使えなくなったんだ。

トントン

....なんや。首輪外したいんか?

カルラ

....(頷く)

トントン

ちょいと触るで?

トントンが首輪を外している間に、カルラは何故魔力が使えなくなったのかを考えていた。

.....首輪を付けられただけ?

その首輪に何か細工があった?

そういえばあの二人は魔力を使えなさそうなのに、テレポートを使ってた。

このテレポートというのは、カルラの後ろに高速移動した時の技です。

....共通点が見つからない。

トントン

....よし。取れたで。

カルラ

ありがとうございます。

トントン

なんかバリ構造複雑やったんやけど....。

トントン

....これいる?

トントンが渡してきたのはカルラが付けられていた首輪である。

カルラ

あ、一応貰ってもいいですか?

トントン

ん。(渡す)

カルラ

ありがとうございます。

カルラ

....!

あれ?この首輪、見覚えが.....。

どこだっけ?

コネシマ

あっ、不味い!

敵1

クソっ....すまん。

敵2

1度戻るぞ。貴様が手負い過ぎる。

敵1

撃たれた弾丸に何か仕掛けてあったんだろうぜ?

敵1

たとえば....毒とか。

 敵が逃げようと、宙に浮かんだ。

....あ、分かったかも。

コネシマ

おいあれ、ガチで逃がすぞ!

カルラ

誰か....宝石を持ってませんか?

トントン

ん?

トントン

....なんでもええん?

カルラ

大丈夫です。

トントン

分かった。徴収してくる。

私に付けられた首輪と、あの二人が手に着けていたブレスレットは同じ模様だった。

完全に私の推測だけど

あの模様のアクセサリーは、あの敵2人じゃない別の第三者が魔力を込めて作ったもの。

私が付けられた首輪には魔力を抑制する何かが込められてあって

敵2人がつけていたブレスレットは、対象に遠隔で魔力が使える何かが込められているのではないだろうか。

だとすれば....

トントン

....持ってきたで。何に使うん?

カルラ

...軽く説明をすると

カルラ

あの二人は魔力を使えないのに、飛べたりする理由がわかったかも知れません。

カルラ

すみません、ありがとうございます。(受け取る)

カルラは宝石をいくつかの欠片に分けるため、破壊魔法を使うと

その宝石を空中に散らばらせた

....ここからでも狙える。

あのブレスレットを外そう

カルラ

.......ロックオン完了。

カルラ

離れていた方が安全です

トントン

了解。

カルラが何やらバラバラになった宝石に手をかざすと、

宝石達はオーラを放ち、迫力が増したように見えた

.....いけっ!

カルラが再び前へ指を指すと、宝石達はカルラがロックオンした場所へ次々と飛んで行った。

ゾム

おいトントン!?
カルラのあれなんや。

トントン

カルラがあいつら撃ち落とす方法が分かったって言っとったから....多分今から撃ち落とすんちゃう?

コネシマ

....俺のネックレス(宝石)返ってくんの?

トントン

知らん。

コネシマ

えぇ?!....いや....まぁ...いいけど....

ロボロ

お前そんなん幾らでも金持ってんねんからええやろ。

コネシマ

いや、ええけど....

ロボロ

(再び腰を落としているカルラを見つける)

ロボロ

あ、てかなんや。終わったみたいやで?

ゾム

....敵は?どこいった?

カルラ

(静かに上を指す)

wrwrdメンバーがカルラの指さす方向を見た瞬間に、その方向から敵2人が落下してきた。

自主的に避けられたのはゾムとトントンのみ。

ゾムに引っ張られて避けれたのはエーミールとロボロ。トントンに引っ張られて避けれたのは鬱とコネシマ。

ゾム

あっっっっっぶな.....

トントン

え、何?

敵は2人ともぐったりしている。

カルラ

すみません....大丈夫ですか?

トントン

大丈夫やけど。何故に俺らの真上だったんや....?

カルラ

疲れて魔力が少し狂っちゃって....。

トントン

....こいつら意識あるんか?

カルラ

....多分....無いです。

エーミール

...,1度本部に戻りましょう。

エーミール

ここでは衛生的にも安全的にも良くないですから。

せやな〜....。

ゾム

俺疲れてへんし、1番後ろの護衛回るわ。

全員帰宅。

ショッピ

あ、おつかれーっす。

ショッピ

....大丈夫でした?

カルラ

....えっ?あっ、私ですか?

カルラ

大丈夫....です。

エーミール

あ、もし必要やったら包帯とか持ってきますよ?

カルラ

お願い....してもいいですか?

皆さんが優しくしてくれる事に違和感しかない....

グルッペン

....大丈夫だったのか?(壁にもたれかかりながら)

カルラ

大丈夫ですよ!

トントン

まじで大丈夫か?

トントン

....もとはと言えば俺の傷やろ?それ。

なんやトン氏のガバやったんか。てかエーミール!はよ手当てしたれや。

ロボロ

カルラ〜!

ロボロ

こいつらカルラの後輩!
ショッピとチーノな?

あわわ....

情報量多〜......!!

パキンッ

ゾム

おぉっ?!

ゾム

なんやこの....壁?みたいなん

カルラ

.....あっ!

カルラ

すみませ....無意識に....

無意識的に結界張っちゃった.....!

グルッペン

.....まあ今日は1度解散とするか。

トントン

やるべき事はやって寝ろよ?

グルッペン

.....お前も疲れているだろう?

カルラ

.....

どうなのだろうか。

疲れているといえば疲れているが、精神的な面ではいつもよりも安定している。

カルラ

そうですね。

カルラ

.....グルッペンさん。

グルッペン

なんだね?

私だけをスパイだと疑った訳ではありませんよね?

グルッペン

.....

カルラ

....詳しくはあまり聞きません。

グルッペン

あぁ。

ショッピ

そんじゃ、お疲れっす。

カルラ

....グルッペンさん。

グルッペン

あ?またなんだ?

カルラ

傷を少しだけ見せてもらっても良いですか?様子見だけしたいので....。

グルッペン

大丈夫だ。少し着いてこい。

カルラ

はい。

会話を交わした2人が部屋から出ていき、少しするとエーミールが入ってきた。

エーミール

....あら?カルラさんは?

ゾム

さっきグルッペンと一緒にでてったで。

エーミール

え。

トントン

なんかカルラがグルッペンの傷の様子見たい〜とか言うとったで。

エーミール

えぇぇ?!

エーミール

2人とも重傷ですよ???

エーミール

ゾムさんとトントンさんも、なんで止めないんですか、!

トントン

いや、よう考えてみ?

トントン

カルラは治療系の魔術使えるやん。

エーミール

いやぁ....それはそうですけれども!

ゾム

しかもなんで俺らのせいになんねん。あ?( •᷄⌓•᷅ )‪

コネシマ

お、これは謝らんとあかんのちゃうか?エミさん。

エーミール

.....申し訳ございませんでしたぁ!

コネシマ

謝る気ないやん!!

ゾム

いや謝る気ないやん!

エーミール

有りますけどぉ??

トントン

ええからはよ2人探してこんかい。

部屋を出た後のカルラ視点

カルラ

....

確かに今から見るとは言ったが、こんな所に?

グルッペン

衛生的な方が良いだろう?

カルラ

そうですね。

私が総領に傷を見せてくれと言ったのは、実は別の理由がある。

カルラ

....総領。

グルッペン

なんだ?(上着を脱いでいる)

カルラ

傷が平気なフリしてますよね?

そう。かなり無理をしている。

グルッペン

....やはりバレるか?

カルラ

いや、全体的に負傷した部分を庇うようにして立っていたのと

カルラ

声に力が入っていたので。

グルッペン

俺が腹の傷に力を入れているからじゃないかと疑ったのか。

カルラ

はい。

とにかく怪我人は無理をするべきでは無い。

荒療治だが

カルラはグルッペンを魔力で引っ張り、ベットに寝かせた

グルッペン

!?

グルッペン

なっ、いきなり....

カルラ

怪我人に無理をさせる訳にもいかないので....。(グルッペンに跨るような体勢)

グルッペン

待ってくれ....。(上体を起こす)

グルッペン

服ぐらいは自分で脱げるが?

↑上は肌着とワイシャツとネクタイのみ

カルラ

あ、下の4つぐらいだけボタン外して貰えれば大丈夫なので....。

グルッペン

了解した。

※あくまで治療

グルッペン

いっ........っってぇな........

カルラ

ここですか?(魔術での治療中)

グルッペン

おま......っ!!いっっつ.....

グルッペン

クッソ.....

カルラ

......これきちんと止血しましたか?

グルッペン

知らんがな。

カルラ

まあまあ雑にしましたね......?

カルラ

総領。医師の選抜を誤りましたね。

グルッペン

治療させた医師......どうするか。

カルラ

応急処置は私とエーミールさんでしたが、最終的な治療はその医師さんが行ったはず。

カルラ

しかも総領の側近の医師にするんですから、かなりの腕を持つはずですよね。

カルラ

そんな医師が止血すらまともに行えないでしょうか......?

カルラ

命に関わることでは無いですけど、傷の治りが悪くなりますから。

グルッペン

......ふむ。

グルッペン

医師か......。

幹部の人間を疑うぐらいだから、何かスパイを疑う出来事があったのだろう。

カルラ

....少し痛みますよ。

グルッペン

....!!

うわぁ......いっったい.....

カルラ

.....っ......

グルッペン

......!!傷を移したのか?!

カルラ

えっ、......はい。

グルッペン

(ため息をつく)

グルッペン

......

えっ?えぇ?ダメなの?

カルラ

ダメなんですか.....?

グルッペン

いや.....そういう訳では無いんだが............

グルッペン

もう少し体を大切に扱え。
自分を軽く見るなよ?

カルラ

えっ.....

???

私の存在価値なくなる......

(ドアがあく)

エーミール

あの....誰か

エーミール

(2人と視線があう)

エーミール

!!

エーミール

.......(扉を閉める)

グルッペン

おい、ちょっと待て.....!

エーミール

すいませんでしたぁ!!邪魔はしませんよっ!!!

グルッペン

お前が想像している事はしとらんわ!!

エーミール

それじゃあ!!

カルラ

....??

グルッペン

はぁぁ........タイミングの悪い。

カルラ

....エーミールさん?

グルッペン

いや、なんでもない。

グルッペン

....俺はちょっとあいつらの誤解を解いてこよう。

グルッペン

もう休んでいて構わんよ。

(グルッペンが出ていく)

カルラ

.....あっ....!

これ、グルッペンさんの上着.....!忘れてる?

.....届けてから寝よう。

少し遡ってエーミール視点

ガチャッ(扉が開く)

トントン

おー、エミさん。見つかったか?

エーミール

居ましたけれども.....けれどですよ??

ゾム

おー、どうしたエミさん。
いつもに増してえらい興奮しとるやん。

エーミール

いや........グルッペンさんの上にカルラさんが跨ってて............。

ゾム

えっ、、、!?www

トントン

何事やねん(笑)

えぇ〜?それお前ただ単に見間違えたとかちゃうん?

エーミール

違いますよ!!ガチですって!

ロボロ

えー?俺カルラがそういう事すんの想像つかへんねんけど。

ゾム

それな。

バタンッ(扉が勢い良く開く)

グルッペン

はぁっ....

グルッペン

おい、エーミール....

あ、グルッペンさん。

今来たら.....

ゾム

グルッペン!!お前ヤったんか?

グルッペン

ヤってへんわ!

ゾム

でもお前髪ボサボサやで?w

グルッペン

寝っ転がっとっただけじゃい。

グルッペン

おい、エーミール!!

エーミール

なんです?

グルッペン

お前嘘......

エーミール

嘘は言ってませんよ?

エーミール

私はグルッペンさんの上にカルラさんが跨っていたと皆さんにお伝えしただけなので......。

グルッペン

腹の傷を見て貰っとっただけじゃい!何馬鹿な事を.....。

コネシマ

まあカルラがこの場におらんかっただけマシやけど、もし居ったら失礼じゃ済まされへんな。

カルラ

えっ、いますよ....?

えっ、嘘ぉ!

ゾム

!?

グルッペン

居たのか?

カルラ

はい。上着忘れてらしたので....。(グルッペンに手渡す)

グルッペン

すまないな。(受け取る)

トントン

おいゾムコラァ!頭下げんかい!

ゾム

すんませんっしたァ!!

カルラ

え?

ゾム

え?

ショッピ

まーまー、カルラさんもこっち来て飲みましょや。

コネシマ

お、この酒上手いやん。

え、シッマが上手いって言った?

どの酒?見せてや。

コネシマ

Honey.....あ、はちみつ酒か。

コネシマ

はちみつ酒やな。

あ〜、飲みやすそうやな?

ロボロ

あ、俺も酒入ってますよ〜?

ゾム

ロボロは酒強いからそこまで入っとっても変わらんな。

カルラ

私....そこまでお酒強くないんですけど。

ロボロ

あれや、ラム水かソーダで割ったやつならいけるんちゃう?

カルラ

......まぁ、少しだけなら。

何なら飲める?

カルラ

....コネシマさんが呑める物なら多分呑めると思います。

ショッピ

いえーい。グルッペンさんも飲みましょ〜。

グルッペン

......まあ今日ぐらいはいいだろう。

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