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新学期、自己紹介が始まる……!
榛名
信越先生
榛名
信越先生
榛名
信越先生
昼休み
北茨
黒磯
北茨
黒磯
北茨
黒磯
北茨
黒磯
黒磯
北茨
黒磯
放課後、俺は群馬の雑誌を読んでいた。
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
榛名
教室から出た女神さまは、顔を手にうずめ、
榛名
榛名
榛名
榛名
榛名
週末、ドキドキしながら高崎駅まで来た俺。群馬の大ターミナルで、敷島さんと待ち合わせる予定だ。
改札近くで10分ほど待っていると……
榛名
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
榛名
榛名
榛名
ホームに降り立った俺と君臨した女神様は、上越線水上行きに乗り込む。
榛名
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
30分後、渋川駅。緊張で全く寝れなかった俺。
榛名
バスロータリーで伊香保行きのバスを待つ間、俺は気になっていたことを尋ねる。
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
榛名
私は、そっと黒磯くんの頭に触れる。
榛名
黒磯
榛名
やっぱり、この話をする時は、いつも泣きそうになる。今のお父様、お母様に伝えたときも、大泣きした。
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
ああ、また泣いてしまった。黒磯くんの前なのに。
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
その一言で、敷島の目は涙で溢れた。
榛名
バスが来るまでの束の間、元女神さまは、黒磯にわんわん泣きついた。
黒磯
間もなく、敷島は泣き止み、伊香保行きのバスに乗り込む。
爽やかな涼しさの車内。まだまだ外は蒸し暑い。私は、車内の空調に晒されて、気持ちを整理する。
榛名
ぽつりぽつりと、残りの気持ちを吐き出す。
榛名
黒磯
榛名
敷島は、幸せ者だ。とっても幸せな女の子だ。
だからこそ、自分だけがまた幸せになっていいのか、という辛さも抱えていた。今も、群馬を見渡す、雄大な浅間山。とってもきれいだ。
群馬の神さまは、まだ……帰ることはできていない。たまには、布団で泣いてしまうよ。
榛名
榛名
榛名
榛名
榛名
榛名
榛名
伝統ある、由緒正しき伊香保温泉に、俺は敷島さんと来た。
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
賑やかな温泉街を歩く敷島さんは、桔梗色のロングヘアを揺らし、振り返る。
榛名
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
榛名
榛名
榛名
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
榛名
黒磯
黒磯
上越線に乗って、二人がのそのそと高崎にやってきた頃、もう十五時を回っていた。
榛名
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
それからちょっと長く歩いて、公園にたどり着く。敷島さんが慣れた道のりと言わんばかりにずんずん進むので、必死に追いかけた。
公園に着き、ちょっと古いベンチに腰掛けて、袋から釜めしを取り出す。そよ風が吹いて、気持ちがいい。おっきな公園だなあ……。女神さまの横に並んで、手を合わせる。
黒磯
榛名
陶器みたいな容器の蓋を開けると、色とりどりの具材が盛りだくさんで、とっても美味しそう。良い香りがするし、華やかだ。
榛名
黒磯
もう夕暮れどきの昼食、歩いた分も相まって、美味しさ抜群だ。二人は、静寂に包まれた。このおいしさは、泣く子も黙らせる旨さだ……。
黒磯
榛名
袋にしまい、片付けていると、敷島さんが言った。
榛名
榛名
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
敷島さんは語り終えると、ふうっ、と息を吐いた。
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
時間時間!と言って、女神さまはすたすたと北口ロータリーへ歩いていく。
何分か待って、来たバスに乗り込み、椅子に座った。
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
黒磯
ふと見ると、敷島さんは群馬ロードマップをじーっと見ていた。
黒磯
黒磯
片品村のページをまじまじ見ている神さま。
黒磯
黒磯
揺れるバスの中、そう思った黒磯だった。
榛名
バスを降りると、夜の県道を照らす、大きなショッピングモールが広がっていた。
榛名
黒磯
横断歩道を渡って古本屋へ向かう。
ショッピングモールの外には、見慣れたオレンジと青の古本チェーンの看板。あれはすぐわかるよな。
女神さまに続いて階段を登ってゆく。すると、見えてきた売り場は、想像の五倍くらいデカかった。
榛名
黒磯
栃木の店舗とかにはよく行くが、こんなおっきい店舗が群馬にあったとは。
榛名
黒磯
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
参考書コーナーに向かい何気なく言ったが、敷島ちゃんは、むう、と頬を膨らませて。
榛名
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
なんと、俺が栃木五店舗くらいを巡って無かった、かわいいキャラ仕様の日本史本が見つかった。
手にとって、女神さまにパラパラ見せる。
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
黒磯
黙り込む女神さま。もじもじする女神さま。
静かな本棚の一角で、敷島榛名は悶えていた。
榛名
黒磯
お互いに、真っ赤になって、動揺しまくっていたのだった。
しばらくして、会計を済ませ、もう一度前橋行きのバスに乗り込む。
黒磯
黒磯
黒磯
隣で、すやすや眠る女神さまに目をやる。
つい先日まで、憧れだった女神さま。その女神さまは、群馬の神さまの敷島榛名は、
黒磯
前橋行きのバスの中。ひとり静かに、つぶやいた。
黒磯
榛名
眠そうな女神さまとともに、二人は高崎の有名なパスタ屋の前に来ていた。
二十時過ぎ、オシャレな人気店。綺麗なドアを開けると、優しそうな女の子が元気に挨拶してくれた。
店員
そのまま、空いている席へ案内してくれる。
店員
黒磯
榛名
お水をトン、と置いて少女はカウンターへ。
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
すると、神さまは急にちょっと心配そうな、苦笑いを浮かべる。
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
女神さまは、俺に人差し指を突きつけてくる。
榛名
黒磯
榛名
カウンターでせっせと仕事をしていた少女が、メモ用紙を持って素早く来てくれた。
店員
女神さまは、お先にどうぞ、と俺にジェスチャー。
黒磯
店員
榛名
黒磯
店員
榛名
店員
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
店員
榛名
店員
店員さんを見送り、湯気がたちのぼるパスタに目をやる。
黄金に輝く麺に、魅力的なカルボナーラソース。とってもいい香りだ。
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
榛名
銀のフォークを優しく握り、カルボナーラを口に運ぶ。
黒磯
榛名
もっちもちのパスタを、ただ無心で堪能する。
湯気で運ばれてくる香りもあいまって、より至高の逸品となっている。
黒磯
榛名
二人とも、美味しすぎて、多く思われた量も、ありがたいほどだった。
こんなに美味しいものをたくさん食べれる!まだあるよ!ってな。
黒磯
榛名
黒磯
榛名
店員
店員の子が、パチパチレジを打つ。
店員
榛名
店員
榛名
黒磯
店員
少女は、ペコっとお儀をして、俺たちを見送った。
榛名
黒磯
もう、辺りは真っ暗だ。夜九時近いな。
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
さて、高崎駅まで、すたすた行きますか。
横を歩く女神さま。なぜか、急に大人しくなった。
榛名
榛名
高崎駅へ伸びる道。二人の間に沈黙が流れる。
黒磯
黒磯
必死に弁明を試みるが、彼女はそれを遮る。
榛名
じーっと、紫に輝く大きな目。その瞳には、俺が映っている。何百年という長い時を見てきた、その潤んだ瞳が、俺を見ている。
榛名
俺を諭す女神さま。その表情は、怖そうな、幸せそうな、つらそうな。
黒磯
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
黒磯
榛名
行き交う車のライトに、女神さまが照らされていく。
榛名
榛名の満面の笑顔に、涙が滴っている。
そして、桔梗色の髪を揺らし、勢いよくお辞儀された。こちらに伸ばされた、白い、小さな手は、俺を待っている。
黒磯
優しくその手を握り返し、紫の瞳を見つめる。
敷島さんは、ちょっと顔を背けて、恥ずかしそうに、ぼそっと言った。
榛名
黒磯
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
敷島は、ふふっと笑って。
榛名
黒磯
黒磯
榛名
黒磯
榛名
何か思いついたように、女神さまが声をあげる。
榛名
黒磯
榛名
ロータリーに差し掛かり、高崎駅はもう目の前だ。
榛名
見ると、もうロータリーに車が止まっていた。
黒磯
彼女は、じゃあね、と去ってゆく。
榛名
と付け加えて。
黒磯
黒磯
そうして、俺たちの初群馬デートは、終了したのだった……
コメント
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うわあ、読了しました……!🥀 敷島さんの重い過去を打ち明けるシーン、胸がぎゅっとなりました。黒磯くんがただ黙って受け止めたのも良かったし、最後の互いへの告白も等身大で素敵すぎて泣きそうになりました……🤍 それでいて「ぐんま布教」のギャグ感が絶妙で、泣いて笑ってのジェットコースターでした。続き、すごく気になる……!
べりぃ。
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ふらぺち イラコン開催!
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七霧 孝平
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