ふと気になったことがある
憂乃
ぁのさ
秀太郎
なぁに
憂乃
秀太郎は、俺よりひとつ上で学生なんだろ、
憂乃
学校とか行かなくて、親に怒られたりしねぇの
秀太郎
ぁー
秀太郎
結論から言うと
秀太郎
怒られないよ
憂乃
ぇ
秀太郎
オレはね元々結構いいとこ行ってたんだけど
秀太郎
通信に通うことにしたからね
憂乃
そ、か
秀太郎
まぁ学校を辞めることを許したのは親だけど
秀太郎
親はオレに向けてる愛情が
秀太郎
おかしいんだよ
秀太郎
とってもね
憂乃
ふーん、
こいつ、お母さんとかお父さんじゃなくて …親って言うのな…
秀太郎
てかキミ
秀太郎
人の心配するより自分の心配したほうがいいよ
秀太郎
オレが言うのも
なんだけど
なんだけど
憂乃
ほんっとだよ、誰のせいでこうなってるか
憂乃
……でも、まぁ
憂乃
俺の心配なんてだれもしねぇから、
憂乃
俺のこと、好きなやつなんて、いないし
秀太郎
んー、かわいい
憂乃
は?
秀太郎
うなくんが誰にも好かれなくてよかった
憂乃
なにいって、
秀太郎
だって
好かれちゃったら
好かれちゃったら
秀太郎
オレが
独占できないじゃん
独占できないじゃん
憂乃
………んだ、こいつ
まぁ、最近は恐怖も感じなくなった
そりゃ殴られたり蹴られたりする時は 痛いし怖いしもう嫌だって思う
痛い分こいつはすっごく甘ったるくなる
…それが俺には心地良いみたいだ
憂乃
でも、俺のこと独占する割には
憂乃
手出さないのな、
秀太郎
えなにしてほしいの?
憂乃
、はぁ、?何いってんだ、!
秀太郎
キミから
言い出した癖に
言い出した癖に
秀太郎
勿論オレだって色んなことしたいよ
秀太郎
キミにたくさん
触れてみたい
触れてみたい
頬を撫でる
憂乃
ん、…
秀太郎
でもね
秀太郎
威勢のいい小動物が
秀太郎
すぐ大人しくなっちゃうのは
秀太郎
面白くないでしょ
憂乃
そんな理由で…、
秀太郎
え?襲ってほしいの?
憂乃
ぇ、あ、ちが、!
憂乃
だまれ、…そんなことない、!
秀太郎
はは、焦ってる
秀太郎
かわいー
秀太郎
あーなんか気が変わったかも
秀太郎
調子狂っちゃうよー
憂乃
ぃや、…なんだょ、まさか、ほんとに、?
秀太郎
うなくんのせいでしょ
秀太郎
オレのこと舐めすぎ
秀太郎
、ね