kn
shk
『煙草の思いに絆されたとき』
⚠︎ 借金組 nmmn 煙草表現🙆🏻♀️ 本人様には関係🙅🏻♀️
わんくっしょん
👇🏻
shk side .
shk
...時計は6時半を指している。早朝。 ふあ、と軽く欠伸をして、たまには爽やかな秋空を堪能するのも悪くないと思い、体を起こす。
shk
隣で寝ていたはずknの姿がない。 思い当たる予想は一つ。一服だろう。
knは喫煙者だ。 健康にいて欲しい思いは山々だが、「口が寂しい」と言うばかり、一向に辞めない。
shk
その事情は、質問したことがない。
髪を靡かせ、口から煙を吹きこぼす。 ...knのその姿が好きだし、健康とかも大事だけど...まあいいかなって思える。
そんな彼のことを、のそのそと布団を退かしながら 考えていた。
kn
やっぱり。心の中で呟く。
knの口から吐き出される煙は、何処か儚げであり、何を寝ぼけているのか 夢を見ている気分だった。
shk
そう声を掛けるとknは、 青色の花弁を溶かして煮詰めたような目を細めながら、こちらを向いた。
kn
口から離された煙草は、ベランダに設けられた灰皿へと運ばれていた。
shk
kn
shk
はい、と言われるのを感じながら、knから煙草を貰う。 ふと触れたknの手はひんやりと冷たくて、どこか心地よい温度だ。
kn
ポケットに手を入れ、何かを探る。 ああ、ライターだろうな、とそのknの行動を見ながら考えた。
kn
shk
knが俺を覗く。すっと上がった口角は、秋風に揺れる黒髪は。いつ見ても見惚れてしまう。
...何故かknも煙草を咥えていて。火をつけた。 え、これって、漫画でよくある__
カチッ。 knは俺の顎を手で軽く支え、もう片方の手を使い、ライターで俺の煙草に、火をつけた。
ちょっと、いや、結構 かっこよく。 ...普通に火をつけられた。 シガーキスとか、期待してた俺が馬鹿みたいで恥ずかしくなる。
kn
そんな俺の心を見透かしたかのように、knは微笑む。いつもの声とは打って変わって、ゆったりと...甘く話すknは洒落て見えた。
shk
...俺の体温が上昇するのを感じた。
kn
shk
隙がないほどに、...体内に、煙が流れ込んでくる。
確かに、ベリー...?香ってはいるものの、俺にはよくわからない。
煙草は、前に興味本位で試したことがあるが、慣れない感覚に襲われるのは心底不安なものだ。
同時に、這い上がってくる 咳の前触れ。
shk
kn
shk
...その言い方は、子供扱いされたみたいで、ちょっとやだ。
...どうせ言わないが。
風が吹き抜ける。 knの煙草の煙が流れ、目の前の紅葉の木の葉が揺れる。
...knの黒髪が弄ばれ、少し崩れた。 それもいい感じになっていて、その様になった姿にため息が出るほどだった。
shk
心からの疑問である。 少し皮肉めいてしまったが、knは気にしていない様子。
kn
kn
kn side .
...17歳くらい、つまりは、高校2年生くらいの今ころ、俺は生徒会に入っていた。これはshkも知ってる。
クラスは別だったとはいえ、どちらもお互いに印象に残っていた存在だったから。
...話を戻す。その頃に、俗に言う不良が煙草を吸っていた。多分、バニラとかの。
kn
俺はもちろん生徒会員として注意をした。
そうそう。 「学校の風紀が乱れるから」とか、「未成年喫煙は禁止」とかなんとか言ったと思う。
そしたら、そいつはこう言って反抗してきたんだよ。
kn
kn
kn
、と。
その頃は「はぁ?」ってなったけど、段々そうなのかな、って考えるようになって。
ひとしきり煙を出し切った後、生徒はそう呟いた気がした。
...正直、変な一匹狼のあいつに、ここまで頭を悩ませるなんて思っていなかった。
_そこから何年か経って、卒業して、成人して。何となく銘柄選んで、吸ってみることにした。
あの生徒の呟きをフラッシュバックさせながら。
...今の過去の話、全部口から溢した。
shkが持つ深緑色の目の、その瞳孔が広がっていて。
shk
kn
shk
...この際言ってしまおう、全て。
kn
kn
kn
溢れ出す、本音。 要すると、shkが好きだよってだけ。心の中で呟いてみる。
shk
kn
kn
...それは、言いかけてやめた。 まだむせっちゃう、子供みたいなもんね。
shk
kn
...揶揄うように、けど、愛おしさ全開で撫で回す。
俺よりも低いところにある頭...そう、このshkだけが俺を見てくれたら、充分なのだ。
shk
頬を赤らめたまま、ぼそりと呟いた。
え...?
kn
shk side .
shk
そんなこと考えているなんて、知らないじゃん。
何気に聞いただけなのに、こんなに好いてくれているって、知らなくても...
shk
どんどん体内温度が上がっていく。上がって 上がって...
shk
kn
カチッ。貰った煙草に、貸してもらったライターで火を灯す。
むせかえりそうになるのを我慢して、knの口元に届くように、思い切り背伸びする。
kn
shk
子供扱い、なんて余裕ぶってないでよ。
これからは俺だって吸ってやる。
俺だって、knだけを愛すから 覚悟しておけ。
『煙草の思いに絆されたとき』
Fin
200タップ以上お疲れ様でした‼️ 個人的には喫煙者のknさんが書きたくて...🤔お気に召しましたら幸いです!!
もしかしたら、あの不良生徒くんと金髪生徒くんの絡み(おまけ)も出るかもです(こそっ)