コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「彼氏できちゃった───!」
涼真
涼真
桜
涼真
桜
桜
涼真
桜
桜
涼真
桜
無邪気に笑う桜の視線が痛い
涼真
桜
涼真
桜
この時の俺は上手く笑えていただろうか
いつもみたいに、自然に
あの時から俺はずっと後悔している
告白すれば良かったと
でも、心のどこかでは分かっているんだ
告白しても桜の隣にいるのは俺ではないと
あれから7年がたった今でも桜のことが好きだ
忘れられない、あの無邪気な笑顔
何事にも一生懸命な姿
美味しそうに食べる顔
全てが好きだ
そんな俺は今日、桜の結婚式に来ている
会場には顔見知りが沢山いた
皆、パートナーを連れている
律
律に話しかけられた
涼真
唯一変わったところといえば…
涼真
律
凛が隣にいることだろう
凛
涼真
凛
律
涼真
俺は2人としばらく雑談をし、自分の席に着いた
しばらくするとアナウンスが流れた
(あ、結婚式のこと分からないので無茶苦茶でも許してください By作者のなつ)
「新郎新婦の入場です!」
俺の後方にある大きな扉がゆっくりと開かれた
扉が開くと一斉に会場の皆がそちらを向く
扉の方を見ると高校時代とは雰囲気の全く違う桜がいた
落ち着いたブラウンのアイライン
柔らかな瞳
ふんわりと巻かれた長い髪
すっかりと大人の女性になっていた
俺は思わずその姿に見惚れる
涼真
ふと考えてしまう
隣にいるのが俺だったら…と
…………
式が一通り終わり、俺は桜と話す時間が少しできた
涼真
桜
雰囲気は高校時代とは全く違ったが
笑顔は相変わらず小動物のように無邪気だった
涼真
桜
涼真
桜
桜
涼真
桜
桜
桜がおもむろに口を開く
涼真
予想外の言葉に俺は驚いた
桜
桜は黙って微笑んだ
涼真
桜
涼真
涼真
桜
桜
桜
桜
涼真
俺はしばらく黙り込んだ
なんと返事をすればいいのか分からなかったんだ
でもその静寂の時間は、嫌なものではなかった
涼真
桜
頭が回らなくて、よく分からない回答をしてしまった
その直後に、桜は先輩に呼ばれ扉の奥に消えていった
涼真
俺はポツリとそう呟くと歩き出した
まだ前に進めるかは分からない
だけど、これからは視野を広げていこうと思う
俺の大好きな
桜のために───