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コメント
3件

めっちゃ面白そうな予感!!!✨ 続き待ってます! 無理せず頑張ってください☺️
dnはみんなのうしろに何が見えてるんだろう…… みんなに裏がありそうだし……続きがめっちゃ気になります! これからも頑張ってください!!!
【境界局 名古屋支部】
白狐 颯
白狐 颯
巨大な黒い建物。
街中に存在しているのに、 どこか異質だった。
ニュースで何度も見た場所。
《境界局》。
残滓から人を守る、 国直属の対怪異機関。
その入口の前に、 颯は立っていた。
白狐 颯
昨日まで、 普通の高校生だった。
なのに今は。
《適合者認定》
《境界局保護対象》
そんな文字が、 スマホ画面に表示されている。
自分が能力者?
未だに現実味が無かった。
ウィィン……
自動ドアが開く。
職員
白狐 颯
職員
職員の後ろを歩く。
施設内は妙に静かだった。
白い廊下。
無機質な照明。
時折すれ違う職員たち。
全員、 どこか疲れた顔をしている。
白狐 颯
その時。
視界の端で、 何か黒いものが揺れた。
白狐 颯
振り返る。
でも、 誰も居ない。
職員
白狐 颯
気の所為。
そう思った時だった。
ガンッ!!!
突然、 施設全体が揺れる。
警報が鳴り響いた。
【警戒警報】
【骸級残滓反応】
職員たちの空気が変わる。
職員
職員
白狐 颯
その瞬間。
廊下の奥。
黒い“何か”が現れた。
人型。
でも、 身体が崩れている。
腕が異常に長い。
顔が割れていた。
職員が息を呑む。
職員
残滓が、 ゆっくりこちらを見る。
その瞬間。
「ニゲテ」
白狐 颯
また聞こえた。
声。
残滓が、 突然苦しみ始める。
身体を押さえ、 何かに怯えるように震えていた。
次の瞬間。
ザッ。
誰かが、 颯の前に立つ。
白いコート。
昨日の男だった。
???
白狐 颯
男が残滓を見る。
残滓が、 明らかに怯んだ。
???
男の瞳に、 黒いノイズが走る。
空気が軋む。
???
職員たちが凍りつく。
白狐 颯
今。
この人、 残滓と会話してるのか?
残滓が、 震える声を漏らす。
「ビャ……ク……ヤ……」
その瞬間。
周囲の空気が凍った。
職員たちの顔色が変わる。
男は、静かに目を細めた。
???
次の瞬間。
轟音。
白い衝撃が、 廊下ごと残滓を飲み込んだ。
白狐 颯
衝撃が収まる。
残滓は、 跡形もなく消えていた。
静寂。
男が振り返る。
???
???
緑龍 風雅《白夜》
白夜…が 静かに告げる。
緑龍 風雅《白夜》
静寂。
焼き焦げた廊下。
職員たちは、 誰も動けずにいた。
白狐 颯
残滓が、消えた。
いや。
“消された”。
そんな感覚だった。
白夜は、 何事も無かったみたいに歩き出す。
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
白狐 颯
白夜が少しだけ振り返る。
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
白狐 颯
その瞬間。
周囲の職員たちの空気が、 少しだけ凍った。
白夜は数秒沈黙し、
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
職員の一人が、 慌てたように口を挟む。
職員
明らかに話を逸らした。
白狐 颯
なんなんだここ…
違和感ばかりだった。
歩き出した白夜の後を追う。
長い廊下。
壁には、 巨大なモニターが並んでいた。
【骸級反応確認】
【第三避難区域閉鎖】
【十二星出動予定】
その文字を見たとき…
白狐 颯
子供の頃から、 何度も見てきた名前だった。
人類最強。
残滓を倒す英雄たち。
白夜が、小さく笑う。
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
白狐 颯
白夜は立ち止まり、 颯を見る。
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
白狐 颯
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
空気が止まった気がした。
白狐 颯
頭が追いつかない。
テレビで何度も見たことがある。
《十二星》。
その中心。
最強の適合者。
白夜。
でも…
白狐 颯
緑龍 風雅《白夜》
そう言って笑う。
普通の人みたいだった。
なのに。
白狐 颯
白夜の背後。
黒いノイズみたいなものが、 一瞬揺れた。
目を擦る。
消えた。
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
まただ…
昨日から、 変なものが見える。
その時。
大きな扉がゆっくり開く。
ウィィン___
そこは、想像以上に広い空間だった。
会議室と言ったところだろうか
中央には巨大な卓。
壁一面には都市モニター。
そして。
そこにいた十一人が、 一斉に颯を見る。
白狐 颯
空気が重い。
普通じゃない。
全員から、異様な圧を感じる。
白夜が、部屋の中央へ歩いていく。
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
一瞬、部屋が静かになる。
最初に口を開いたのは、 金髪の青年だった。
龍樹 琥珀《葬列》
椅子にもたれながら、面白そうに笑う。
龍樹 琥珀《葬列》
白狐 颯
隣の赤メッシュの青年が、鼻で笑った。
赫鞘 樹《赫災》
白狐 颯
赤橙 唯《蒼祈》
元気そうな少女が、慌てて止めに入る。
赤橙 唯《蒼祈》
赫鞘 樹《赫災》
空気が少し緩む。
穏やかな青年が、 優しく笑った。
灰渕 博《静界》
桃園 天音《灯火》
白狐 颯
さらに奥。
少し長めの髪の青年が、 頬杖をつきながら笑う。
黒巌 凛《灰霞》
碧泉 海翔《黒雨》
どこか眠そうな声。
大柄な男が、 腕を組んだまま小さく頷く。
蛙神 蓮《断鐘》
白狐 颯
蛙神 蓮《断鐘》
紫苑 陸《虚路》
白狐 颯
小さく笑いが起きる。
その時。
白狐 颯
部屋の端。
一人だけ。
何も喋らず、 静かにこちらを見ている少女がいた。
水色の髪。
透き通るような瞳。
どこか眠そうな表情。
でも。
その目だけは、異常なほど冷たい。
白夜が静かに言う。
緑龍 風雅《白夜》
少女___怜が、 僅かに目を細める。
愛水 怜《無刻》
次の瞬間。
颯の視界に、 黒いノイズが走った。
怜の背後。
巨大な黒い影。
人じゃない。
崩れた“何か”。
でも。
なぜか…
泣いているように見えた。
白狐 颯
怜の表情が、初めて崩れる。
愛水 怜《無刻》
声が震えていた。
愛水 怜《無刻》
その瞬間。
黒い影が。
ゆっくり、颯へ顔を向けた。
「ミツケタ」
白狐 颯
空気が凍る。
十一人全員の視線が、一斉に颯へ向いた。
そして。
白夜…風雅だけが、 静かに目を細めていた。