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びっくりしました~!
急☆展☆開☆
ザワザワ…ザワザワ…
今日は、『オレンジのホウカゴ』を見れる日。
『オレンジのホウカゴ』に願い事をすると、なんでも叶うらしい。
そんな噂が広がったのは、ある女の子らしく……
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まぁ…こんな感じ。
願い事が叶うからこそ、ホウカゴに屋上に来る子が多いの。
でも…私は…
○○
正直言うと、昼でも空がオレンジなわけだし、
『デタラメ』かもしれない。
でも、そんな噂を信じるのが人間。
あーあ、早く帰ってくれないかな。
私、用事があって屋上に来てるってのに。
……
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△△
ガランッ
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○○
△△
スッ…
ヒュ~~~
ドンッッ
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きゃあぁぁッ!!屋上から男の子がッ(泣)
救急車だッ!救急車を呼べッ!
○○
目の前で自殺していた
それを見ていた私は、
『オレンジのホウカゴ』がトラウマになった。
あれから…何時間経った?
下は、救急車の音が鳴り響く。
先生も、生徒も。
心配な声を上げて。
ただただ私は、理解が追い付かなくて。
やっぱ、『オレンジのホウカゴ』は。
不幸を呼ぶ、オレンジの日なんだね。
少し噂に流れていた『不幸を呼ぶオレンジの日』
その日は、自殺やら殺人事件やら、物騒な事が必ず起こる。
今日は、『オレンジの日』なんだね。
絶望と悲しさで、分からなくなる。
「あぁ、なんでさっき、止めなかったんだろう?」
「私はなんで、いつもこうなんだろう?」
そんな言葉が、頭をよぎる。
「ごめんなさい。」の気持ちで胸が痛い。
止めていれば、こんなことには無らなかったはずなのに。
謝って済むことじゃないのに、私はひたすら、謝り続ける。
○○
馬鹿な私は、ずっと、ずっと謝り続ける。
ずっと…ずっと…
ガチャッ
扉が開く音がした。
「どうしよう、怒られるかな。」
と、言うよりも
「もう、楽にさせて。」
の方が強かった。
もう許されないところまで来たのに。
私は……
○○
泣いていた。止まらないぐらい、泣いていた。
先生
やだ…いやだ…
怒るだけで済まさないで。
私を、私も、楽にさせて。
もう、償いしかなくなった。
屋上に居るのは、私だけ。
だから、言い訳しても通用しないんだ。
あぁ、最後くらいは、楽しく居たかったな。
そのくらい、罪悪感に押されて、苦しかった。
先生
どうして?どうしてそれだけで終わらせるの?
もう苦しい。もう楽にさせて。
心の中の私が、そう呟く。
○○
私は、震える声で返した。
…………。
神様、仏様、ご先祖様。 こんな私を、こんな罪のある私で、ごめんなさい。
…辛いな。
早く、死ねないかな。
なんて、冗談みたいなことを言って。
ごめんなさい、△△さん。
止めたかった。でも、体が言うことを聞かなかった。
私は変わらない。昔から、悪いことがあれば、すぐ言い訳をして。
こんな自分、ウンザリだよ。
○○
1つの紙が出てきた。
「○月△日 (水) 『オレンジのホウカゴ』で、人類滅亡。」
○○
人類滅亡?戦争はとっくに終わったのに。
『不幸を呼ぶオレンジのホウカゴ』はそんなに不幸を呼ばない。
…本当に、滅亡しちゃうのかな。
そう考えると、怖くなる。
…どうみんなに話そう?
いや…どうしたら全員助けられるの?
準備が遅れたら、みんな死ぬ。
…………
やあ、君が○○さんだね?
○○
僕が、△△。宜しくね。
○○
○○
確かに僕は死んだ。 だから、こうやって話してるんだ。
○○
用はね、神様から言われたこと。 『人類救出ミッション』。
○○
さっき見ていた、『オレンジのホウカゴ』の人類滅亡だよ。
○○
うん、あるよ。 それを知った者が○○さん。
○○
いや?あ、助っ人を何人か呼んでるんだ
○○
うん、助っ人! 明日の放課後、屋上に行ったら助っ人が待ってるから行ってね。
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