橙宮えと
バッシャーン (水バケツが掛かる)
クラスメイト
クラスメイト
私の名前は橙宮えと。 高校になってここに引っ越して 来た、勉強以外取り柄が無い 普通の高校二年生だ。
橙宮えと
虐められてるが、 特に辛さは感じていない。
「優しくされたい」とか 「守られたい」とか全然、 思った事すらない。
「優しくされるなんて、 大っ嫌いだよ。」
少年
小学の頃、 大っ嫌いな人に告白された。 人気者はダイキライだからだ。 名前も顔もあまり覚えてないけど、 優しい人気者は、いつか裏切る。
橙宮えと(幼少期)
優しい人は、 絶対絶対、現れない。
橙宮えと(幼少期)
ここから虐めが始まった。 人気者からの告白。そりゃ、 降ったら「生意気」って言われる。でも、それでも…アイツだけは 「大っ嫌い」だからだよ…。
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
橙宮えと(幼少期)
クラスメイト
少年
少年
あの人の大っ嫌いな所。 私なんかに、「優しくする所」
ずっとずっと、そこだけは 大っ嫌いだったよ。
橙宮えと(幼少期)
少年
橙宮えと(幼少期)
「ちょっと優しくすれば 調子乗るから、w」
「頭だけは良いから、 便利なんだよね〜w」
クラスメイト
橙宮えと(幼少期)
そうだよ、助けないでよ。 守ろうとする考えが、そもそも 間違ってるんだよ…。
隙を狙って殴ってくれた、 いじめっ子の方がマシだよ…。 だってだって、アイツの方が、 「大っ嫌い」だもん…。
橙宮えと(幼少期)
お父さんの転勤で、 引っ越すことになった中学。 …中学が1番マシだった。
クラスメイト
橙宮えと(幼少期)
クラスメイト
橙宮えと(幼少期)
「アイツに任せれば 色々やってくれるw」
「勉強以外、 何も出来ないよねw」
「こんなのも 出来ないの?w」
「虐めがいある〜♡w」
どうせ私は「便利な物」。 皆みんな、私の事を 「ストレス発散器具」とか、 「出来損ない」とか…そんな目で しか見てないんでしょ…。
橙宮えと(幼少期)
また引っ越すことになった私、 高校二年生の頃、つまり今。 また小学の頃と同じ場所へ 引っ越した。
橙宮えと
クラスメイト
どれだけ悪口を言われても
橙宮えと
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
どれだけ暴力を振られても
橙宮えと
クラスメイト
クラスメイト
橙宮えと
私はちゃんと 「笑ってないと…」。
橙宮えと
橙宮えと
橙宮えと
橙宮えと
今から、私が向かう場所。
そもそも、「大っ嫌い」とか 「笑っていなくちゃ」とか、 そんな事を、考えるから 駄目なんだよ。
どうか、許して欲しい。 疲れちゃった私を、許して…。
橙宮えと
運転手
「もう終わりにしよう。」
?
橙宮えと
金髪の男の人が私の事を押した。 私にもこの人にも怪我は 無かったけど、なんで私を 助けてくれたのだろう。
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橙宮えと
橙宮えと
橙宮えと
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橙宮えと
橙宮えと
橙宮えと
そういい私は、こんな姿で 家に帰りたく無かったから、そこら辺の公園に行くことにした。
橙宮えと
橙宮えと
橙宮えと
橙宮えと
名前も姿も、何も 分からないけど、勝手な事 言うあの人は、何となくどこかで 見たことがある人。
しかも、何となく大っ嫌い。 助けてくれなんて、求めてない。
Episode1 「大っ嫌いな人」
♡→200
コメント
6件
面白いっ!!😭 うのだよっ!