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テラーノベル(Teller Novel)

ピヨピヨ ピヨピヨ

マミ

あ、朝だ!

マミ

そうだ、たきくん起こしに行かなきゃ!

たき

………(寝)

マミ

たきくーん!

マミ

起きて!

たき

…………

マミ

おーい、爆睡してるの?

マミ

クスッ、寝顔可愛い〜

たき

ん、((パチパチ))

マミ

あ、起きた!おはよー

たき

はぁ、

たき

また最悪な日が始まるのか

マミ

最悪な日?

マミ

何かあったの??

たき

…………

マミ

うーん、何であんなに冷たいんだろう、、

マミの彼氏『たき』 たきは毎日マミに冷たい

マミの存在が無いように返事を全くしない彼氏

マミ

はぁ、同性してもう1年立つのに!

マミ

まぁ、一緒に入れる事が幸せだけど♪

マミ

たきくん、ご飯食べないの?

たき

……………

たき

今日は朝ごはん食べずに行こ

たき

食べる気も出ない……

マミ

そっか、

マミ

あ、仕事気を付けてね!

マミ

信号ちゃんと見て!行ってらっしゃーい!

たき

………………

パタン

マミ

むーー!

マミ

そうだ、今日はたきくんの尾行しちゃおっかな!

マミ

気付くかなー?

マミも家を出る

マミ

相変わらず歩くの早いな

たき

………………

マミ

あ、たきくん私があげた時計ずっと付けてくれてる!

マミ

最近付けてるの見てなかったけど、会社に行く時は付けてくれてるのか!

たき

あ、ゆうき

マミ

ん?友達?

ゆうき

お、たきか

ゆうき

今日は歩き?

たき

あぁ、

たき

これからはもう横断歩道がある所は歩かない

ゆうき

ふーん

マミ

何で?何かあったのかなー?

ゆうき

帰り、寄るのか?

たき

当たり前、お前も来る?

ゆうき

行かせてもらおっかなー

マミ

何処だろ、気になる!

マミ

わぁ、、、

マミ

たきくんが仕事してる会社始めてみた……凄い!!

マミ

この会社は関係者以外でも入れるのかな?

マミ

ん?

マミ

たきくんって、この会社の責任者何だ、えっ凄!!

マミ

たきくんの〖関係者は許可○〗って、ラッキー!私彼女だもん!

マミ

(わ、たきくんが接待してる……カッコイイ!!)

マミ

(流石たきくん………)

たき

それでは、今回の提案をまとめて起きますので、今後共よろしくお願いします。

マミ

(あ、ヤバ!)

マミはとっさに木の影に隠れる

たき

マミ

(バレてないかな?)

たき

……………

たき

なわけないか、

マミ

(セーフ……)

マミ

わぁ、綺麗な所だな

マミ

ここ何処だろ?ていうか、たきくん見失っちゃった、

マミ

ん?話し声?

ゆうき

ていうかさ、残念だよな

マミ

(あの人、たきくんの友達!隠れなきゃ!)

同僚

何が?

ゆうき

たきのやつ、

同僚

あぁ、ほんとにな

同僚

もう亡くなってから約1年は立つけど、立ち直れてないよな

ゆうき

そりゃあそうだろ

ゆうき

たきは、自分のせいで亡くなったと思ってんだから

同僚

あぁ、

同僚

けど、マミさんって優しいよな

ゆうき

なー、俺何回かあった事あるけど、凄い優しかった

同僚

もう一度会いてー

ゆうき

おい、

同僚

あ!やべぇ、、

マミ

(私が優しいなんて、、)

マミ

(たきくん、1年前に誰か失くしちゃったの?ペット?)

マミ

もしかして、だから今日暗かったのかな……?

ゆうき

よし、そろそろ戻ろうぜ

同僚

そうだな

マミ

たきくん、、

マミ

私が笑顔にしなきゃ!

マミ

たきくん、仕事終わったみたいだけどどこに行ってるんだろ

マミ

何処かに寄るとは言ってたけど……

マミ

ていうか、終わるの結構早いな、ゆうきくんも、

マミ

私が一緒に言っちゃマズイかな……?

たき

……………

ゆうき

なぁ、その花って、

たき

あぁ、マミが好きだった花だ

マミ

私!?

マミ

まさか、私に……??

マミ

家じゃないよね、もしかして何処かに置いてってくれるの!?

マミ

ヤダ、サプライズとか?えー!嬉しい!!

マミ

あ、たきくん見失っちゃう!

マミ

急げ!

マミ

…………………

マミ

この道、何処?

たき

……………

ゆうき

………………

マミ

………お墓?

たき

……………

ゆうき

…………

ゆうき

マミさんのお墓、凄く手入れされてるな

たき

俺が毎月来てるからな

マミ

…………………

たき

マミ、、

二人は、 『夢宮マミ』とかかれたお墓の前で 拝んでいる

たき

マミ、ごめんな……

たき

俺のせいで、、、

ゆうき

たき、

ゆうき

あれは、事故だったんだ……

たき

いや、俺のせいだ、俺が、俺が、マミを、ショッピングモールまで急がせたから……

ゆうき

……………

たき

マミは、

”トラックに轢かれたんだ”

マミ

(そっか、私、たきくんと約束した日に、

死んじゃったんだ)

1年前

マミ

はぁ、はぁ、はぁ、

マミ

ごめんたきくん!

たき

『ごめんじゃねえよ!』

たき

『今何処にいんだよ!ショッピングモールまでって言っただろ!』

マミ

ごめん、化粧に時間かかっちゃって、、

マミは、電話しながら走っていた

たき

『全く、先に家を出てもう1時間半立ってるってのに!』

たき

『速くしないとディナー出来なくなるんだぞ!』

マミ

ごめんね、今向かってるから

たき

『急いでこい!!』

たき

『今何処だ!?』

マミ

今、ショッピングモールから1300mのところ!!

たき

『遠いな……急げ!』

マミ

うん!

たき

全く、、後15分だ!

たき

キャンセル何てごめんだ!!予約に1ヶ月もかかったんだ、

マミ

『いっ、今、ハァッハァッ、ハァ、急いでるからっ!』

たき

クソ、こうなるなら一緒に出れば良かった、、

マミ

『ごめんね、たきくん……』

たき

……謝らないでいいから取り敢えず、急いでこっ

次の瞬間………

キーーーーーー!! プッププーー!!

マミ

『ハァ、!?』

たき

!?

ドーン、キーーー バーーーン!

たき

!!!!!!

たき

マ、マミ……、?

通行人

おい!!

通行人

キャーー!!

通行人

誰か轢かれたぞ!!

マミ

ごめんね、たきくん……

たき

『……謝らないでいいから取り敢えず急いでこっ』

プップーーー!!

マミ

え……?

マミ

(たき、くん……)

バーーーン!! キーーーーー!!

マミ

…………………

たき

『マ、マミ……、?』

通行人

おい!!

通行人

キャーー!!

通行人

誰か轢かれたぞ!!

通行人

救急車だ!

通行人

おい、大丈夫か!?おい!早く呼べ!!

たき

マミ、?マミ!?

たき

マミ、?マミ!?

たき

おい!マミ!マミ!返事しろ!おい!

たき

マミ!どうしたんだよ!

マミ

『たった、き、く、んっ、………』

たき

マミ……?

マミ

『わた、しっの、せいで、ごめんね……、いっ一緒に、ディナーしたっかった、よ…………』

たき

何が、あったんだよ……

マミ

『たきくん………だい、、す……ぃ……』

ツー………ツー……ツー……

たき

マミ………

たき

マミ!!

たき

((ダッ!))

たき

はぁ、はぁ、はぁ

たき

マミ、マミ、

たき

頼む、無事でいてくれ……

たき

マミ、、

たき

マミーー!!

たき

はぁ、はぁ、はあ、

プーーーー ピーポーピーポー ピーポーピーポーピーポー

たき

はぁ、はぁ、

たき

っ(息)

通行人

誰かが惹かれたみたいだ、女性らしい

通行人

急いで渡って信号を見てなかったらしいわね

たき

マ、ミ……!!!!

たき

あ、あ、あ、あぁ……!!

たき

マミーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

ゆうき

たき!?

警察官

貴方は!?

たき

マミ、そんな、マミ、おい!マミ!

警察官

誰ですか貴方は!

たき

マミの、マミの彼氏だ!

マミ

……………

たき

マミ、おい、マミ、

警察官

あ、、、

たき

おい、しっかりしろよ

警察官

早く運んでください

たき

おい、なあ、マミ、そんな………マミ、起きてくれよ……マミ、、

マミ

…………………

たき

………マ………ミ………

警察官

お名前教えてもらっていいですか?

たき

岳山たきです……

たき

彼女は、夢宮マミ……

警察官

貴方も付き添いますか?

たき

はい………

たき

マミ…………

マミ

…………

医者

岳山さん、

医者

病院に搬送された時に既に息を引き取って居ました………

医者

トラックと交通事故が原因です。

たき

…………

医者

少しの間、二人きりにします。

たき

お願いします、、、

ガチャン

たき

…………

たき

マミ、、、

たき

顔が青ざめてるよ、、こんなに可愛い顔が……

たき

ごめん、ごめんマミ、俺が急がせたから………

たき

マミ、、お願いだから戻ってきてくれよ……俺が、急かさなかったら、、、

たき

マミ、ごめん、ごめん、ごめん……最後にマミの笑顔見れないなんて………

たき

マミ………!!

たき

っ、、、、

マミ

………………

たき

マミーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!(泣)(泣)(泣)

たき

マミ………

たき

もう一度会いたい……

ゆうき

…………たき、、

マミ

また、会えたよ。。

たき

………………………………………………………………………??

マミ

たきくん、、

たき

マ、ミ……?

マミ

………………

マミ

ごめんね、たきくん。たきくんをおいていっちゃうなんて、

たき

マミなのか……?

マミ

私、たきくんにまた会えたんだよ。良かった……

たき

っ、、、、

たき

ごめんな、マミ………

マミ

ううん、良いんだよ、

マミ

たきくんと最後に会えたから、

たき

うぅ、行かないでくれ……

マミ

あはは、

マミ

もう、

マミ

たきくん、最後は笑顔でお別れしたいな、

たき

っ、、、、

マミ

クスッ、泣いてぐちゃぐちゃな顔になってるよ………

たき

マミだって泣いてる……

マミの手はたきの頬に伸びる

マミ

たきくん、ありがとう……

たき

マミ、、ありがと、う………

マミ

クスッ、

マミ

たきくんを好きになれて良かった、、、

マミ

大好きだよ…………

~~~

たき

………………

ゆうき

……………

たき

俺の宝物、、、

たき

マミ、大好きだ………

たきの頬にはまだ、マミのほんのり温かい手の感触が微かに残っている

…………………

ミユノキ🍒🌸(短集)

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