桃赤
いつから泣いてるんだっけ?
もうずっと泣いてるよ…
君がいなくなってからずっと…
帰ってきてよ…
桃くん。
桃くんは飲酒運転をしていたおっさんにひかれなくなってしまった
なんで?
悪いのは飲酒運転してたおっさんじゃん。
あいつが桃くんのかわりに死んだら良かったのに。
なんでいい人ばかりどこかにいってしまうの
ダメだ…
桃くんは優しいから、こんなこと思ってたら怒られちゃうなw
前向きに…
いかなきゃ
赤
赤
赤
赤
赤
赤
たばこ苦手だけど
俺は知らぬ間に
たばこを口にくわえていた
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
赤
赤
赤
赤
俺はたばこに火をつけた。
赤
赤
やっぱりむせてしまった。
でも、俺は吸うのをやめなかった。
やめたくなかった。
やめたら、桃くんと交わした約束を破ってしまうから。
しばらくして、吸ってもむせなくなってきた。
まあ、やっぱり苦手なものは苦手だけど
桃くんがいてたときに、今みたいに吸うのを頑張ってたらな…。
赤
後悔しかなかった。
俺はただ、たばこを吸いながら
桃くんとの日々を思い出しながら、
泣いた
それからというもの、俺は桃くんを思い出したいときにたばこを吸った。
もちろん、苦手ということにはかわりない。
でも、たばこを吸ってたら
まるで桃くんがそばにいるような感覚になる
その感覚が忘れられなくて
忘れたくなくて
たばこを吸った。
もちろんずっと、
桃くんが好きだったたばこで。
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