yan.
そう言うと、yanくんはrnさんの手首を掴み、どこかに走って行った。
それを見ているetさんは、哀しそうで、そして苦しそうで、
見ているこっちが泣きたくなるような表情をしていた。
これはもう、ダメだ。
僕じゃ、yanくんに敵わない。
etさんを笑わせてあげられない。
悔しかった。
今までにないくらい、悔しかった。
et.
et.
et.
et.
no.
顔を上げたetさんは、涙で顔が崩れていた。
et.
et.
et.
et.
et.
好きなのッ…
et.
no.
no.
本音を言えば、まだetさんのことが大好きだ。
本当は、もっとたくさんのetさんを見たかった。
だけど、好きな人には幸せでいてほしいから。
誰よりも幸せになってほしいから。
no.
no.
この14年間、抱え続けた想いにさよならするのは苦しいし、
とても怖いけれど、いい加減ケリをつけなきゃいけない。
no.
etさんの事が、
大好きでした。
et.
et.
no.
no.
et.
et.
et.
et.
no.
no.
et.
no.
no.
no.
et.
no.
この時、やっとetさんが笑ってくれた。
et.
rn.
rn.
不安げなrnの声を聞いて、俺ははっとする。
rnの手を掴んでいることに気づいて、俺は慌てて手を離した。
rn.
rn.
手が焦りと不安で震えてしまう。
俺が今から言うことは、rnを強く傷つけてしまうことだ。
でも、それを隠したらもっとrnを傷つけることになる。
逃げるな。
逃げちゃダメだ。
yan.
rn.
rn.
yan.
yan.
rn.
yan.
yan.
yan.
rn.
rn.
rn.
yan.
言えないよ。
言えっこない。
こんなに俺のことを想ってくれてる人を裏切るなんてこと、できない。
そのとき、俺の頭にetさんの姿が浮かんだ。
そうだ、ここでちゃんと言わないと、
etさんでさえも傷つけることになる。
yan.
yan.
yan.
rn.
yan.
謝ったって俺の罪は消えないけれど、
これがせめてもの償いだ。
rn.
rn.
yan.
rn.
rn.
rn.
yan.
rn.
rn.
rn.
rn.
振り返り、その場を去ろうとするrnの手を俺は咄嗟に掴む。
yan.
rn.
rnは、俺の手を振り払い、そのまま小走りでこの場を去った。
次回:一応最終話
コメント
1件
!?!?やっと思いを伝えられたか… なおるなは…どうなるんだろ ハッピーエンドがいいけど ゆあえとの匂いがする…!!