yanくん
yanくん
ur
ur
ur
ur
hrくん
hrくん
hrくん
二人はのあさんが迷子になったと思っていたが、実は自分からいなくなったとは思っていなかった。
ur
yanくん
若頭が焦ってる。当たり前か。
ur
ur
hrくん
hrくん
hrくん
ur
yanくん
ur
一応は組長代理だ
組の危険を犯してまで 好きな人に会いに行くような人じゃない
yanくん
ur
yanくん
ur
じゃぱぱさんから 伏せておけとは言われていたが。 若頭が知ってるとは思わなかった。
yanくん
yanくん
hrくん
hrくん
ur
yanくん
若頭の顔がこわばる。 咄嗟にトイレ方面へ駆け出そうとした。
hrくん
yanくん
若頭は腕を掴まれ、動きを止められた。
ur
hrくん
hrくん
ur
学校で見かけたことあるが 組を通しては話したことない。 彼の名前は…
hrくん
ヒロと名乗った彼は ポケットからインカムを出し 渡してくれた。
ur
hrくん
yanくん
hrくん
yanくん
hrくん
ヒロくんの厳しい声に 若頭の体がビクついた。
yanくん
yanくん
yanくん
hrくん
ur
yanくん
yanくん
ur
yanくん
yanくん
hrくん
hrくん
ヒロくんってすごいな 落ち着いた声のせいなのか。 緊張場を冷静な空気へ変えてくれた。
ur
yanくん
謝罪をしようとしたら 言葉を遮られた。
yanくん
yanくん
ヒロくんがポケットの後ろを触る。 銃の確認をしたのか。
ur
自分も最低限の武器を確認する。
とにかく
オレの失態だ、早く探し出さないと。
hrくん
ur
その場から駆け出す。
若頭から初めて指示をもらって動いたが…やっぱりこの世界の住人なんだな。
"次期組長" 重たい何かを背負うヤツは 顔つきが違う。
ur
凛とした横顔が、目に焼き付いていた。
とりあえず二人に指示は出したものの…
etちゃん
rn
気になって仕方がない…
rn
rn
rn
オレの指示で大丈夫なのだろうか。 冷静に考えることができたのかな…
yanくん
…だめだ
しっかりしないといけないのに 若頭たるもの
動揺するのはどうなんだ。 しかも指示内容に自信がないってことは
…そう言うことだろう。 自分自信落ち着かせないと。
yanくん
rn
rn
yanくん
まんまるの目がオレを覗き込む。
etちゃん
rn
yanくん
本当ならば二人誤魔化して30分待つのが正解ルートだろう、でも…
るなにじっと見られて 心の中がグラグラ揺れている。
覚悟が脆くて崩れそう…
rn
rn
rn
yanくん
etちゃん
言葉に詰まってしまった。 その様子にピンときたえとさんが 声を上げる。
yanくん
yanくん
rn
etちゃん
隠しきれず、二人に洗いざらい話す。
yanくん
まだ連絡はない… どうなっているんだろう…
落ち着かなかった。
rn
yanくん
yanくん
yanくん
そう、そう指示を出した。 …でも
rn
rn
yanくん
yanくん
るなの言葉に驚く。 オレの心をそっくりそのまま 読み取られていたみたいで。
rn
rn
rn
rn
rn
rn
yanくん
この状況下のなかで ばっちり読み取られていた。
rn
yanくん
rn
思ってたこと全部言い当てられてる…
rn
etちゃん
etちゃん
rn
あぁぁ、全てを当てられて何も言えん。
yanくん
るなのまっすぐな視線を受けて 決心した。
yanくん
rn
yanくん
rn
yanくん
rn
rn
yanくん
etちゃん
yanくん
etちゃん
yanくん
rn
rn
yanくん
るながオレの手を包む。
これね、おまじないだよ と教えてくれた。
rn
yanくん
るなが元気をくれる、勇気をくれる。 るなが隣にいればなんだってできる。
rn
yanくん
組のことも、るなのこともぜんぶ 頑張るってきめていた。
やってやる…大丈夫だ オレはできる。
遅れてうり先生とヒロくんを追った。
本殿に続く小道をみつけ
思い悩む暇なく歩みを進めている。
naさん
naさん
道といっても簡単に舗装されただけで
周りには木々が鬱蒼としてる。
naさん
naさん
カランカラン
じゃり、じゃり
自分の足音だけが暗闇に響いた。
naさん
naさん
naさん
保守派とのこう着状態が続き 押さえ込んでいるたっつんさんにも限界の色が見え始めた。
内部で探りをかけていたけど やり方が悔しいけど上手くって
尻尾を掴めないでいる。
naさん
naさん
たっつんさんだって なおきりさんだって
もし乗っ取られて私が消されたら 酷い処遇を受けるに決まってるんだ。
naさん
"のあさん
絶対に待ってて
必ず
迎えに行くからね…"
じゃぱぱさん
naさん
じゃぱぱさん
naさん
もう無理だよ
桃虹組ダメかもしれないよ。
naさん
naさん
気づくと黒いスーツを見に纏う 男の人に取り囲まれている。
すぐそこが本殿なのに…!
…
…
naさん
naさん
naさん
迷ってる暇なんてない
ここで帰るわけには行かない
naさん
浴衣の隙間からスタンガンを引き抜き、後ろを向いたスーツの男の首に当てた
バチバチ!
暗闇に光る電光石火
…
naさん
男が私の持つスタンガンに手を伸ばす。
咄嗟にしゃがみ込み彼の裏へと回った。
…
naさん
帯の隙間に忍ばせていた 睡眠薬入り注射器
naさん
すぐさま構え相手の首筋に
…
ドサ…
naさん
naさん
一息ついてまた帯の中へと隠す。
天龍会の下っ端さんたちかな…
naさん
見上げる先には本殿
高いところにある。 それを支えるスラリとした柱を見た。
…できなくは、ない。
naさん
普通の女の子に憧れた。
naさん
中途半端に強い自分に苦笑い
naさん
お菓子を作ったり恋バナを聞いたり はたまた自分の甘い想いにひたったり
naさん
でも私は腐っても 桃虹組組長代理なのだ。
naさん
自分のすべきことを しなければいけない。
恋愛はあとよ。
ゆあんくんのためにも
私みたいな
辛い思いはさせたくないから。
naさん
がっ
本殿の足場に手がかかった。 ほっとしたのも束の間---
---おい!
naさん
ズッ!
踏みしめていた足が 強い引力にひっぱられる
naさん
やっとそこで 私は落ちるのだと 理解した。
コメント
9件
一話からきっっちり読ませていただきましたー!!! 登場人物全員の複雑な心境がめちゃめちゃよくわかって、すごい素敵な作品だなと思います!!続きも楽しみにしてますね!
コメ失です!のあさんが普通の女の子になりたい気持ちが痛いほど伝わってきます😭 でもゆあんくんとか、他の仲間のために自分が虹桃組を背負っていて…、、かっこよすぎます💕💕 こんなかっこいい女の子今まで見たことがない…😭 のあさんの普通の女の子になりたい気持ちを表している言葉をみると本当に泣けてきます😭 組の話になると重めですけど、読むのがすごく楽しいです!! もちろん🍗❄️も好きですけどね!! のななさんの作品大好きです!
ついに神作が更新された…!!!✨✨✨ ヒロくんが冷静で思わずカッコいいっ!って声出しちゃったし、ゆあんくんの家族愛が伝わってきて感動でした…🥲るなさんが純粋な気持ちでゆあんくんの背中を押しているのもグッときたし、のあさんがどうしようもないほどに普通の女の子に憧れている、というのが涙腺を崩壊させてきてますね…😭「普通の女の子に憧れた。」この言葉だけでもう泣いちゃう…😭