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テラーノベル(Teller Novel)

ウミ

ほら、
ナミ、チョッパー、ロビン。
ルフィ達探しに行こうぜ。

ロビン

そうね、行きましょ。

チョッパー

本屋あるかなぁ〜

ウミ

本屋くらいあんだろ。

ナミ

私、服とか見たいわ。

ウミ

私、肉食いてぇ!

歩き去りながら話している。

去っていくウミ達をローが見つめる。

ロー

そしてローもウミ達とは反対側に去って行く。

ロー目線

ロー

……

ウミ

『トラ男、怪我に慣れたらダメだ。
トラ男が怪我をする度、私が助けに行ってやる。
だから慣れてるなんて悲しい事言うな。』

ロー

怪我に慣れるな…
悲しい事…
…なんでアイツはよくも知りもしないやつに…はぁ〜。

ローは軽く頬を赤らめ、帽子を深く被る。

ルフィ目線

ルフィ

食った食った!美味かったぞ!

肉屋のおばちゃん

すごい腹だねぇ。
でも、こんなに美味しそうに食べてくれて嬉しいよ。

肉屋の店主は大きく膨れ上がったルフィの腹を見て苦笑いし、やりきったような顔をする。

ルフィ

…なんかあったのか?

肉屋のおばちゃん

近頃、この店を閉めようと思ってねぇ。

ルフィ

なんでだ?こんなにうめぇのに。

肉屋のおばちゃん

最近の若い子はね、こんな古臭い所に来ようとしないんだよ。

ルフィ

なら、俺の仲間連れてきてやるよ!

肉屋のおばちゃん

いいのかい?

ルフィ

こんなに美味ぇ肉を食わして貰ったしよ!
その礼だ!ちょっと待ってろよ!

ウミ目線

ナミ

にしてもルフィ居ないわね。

ウミ

肉屋を手当り次第、探せば見つかるだろ。

ルフィ目線

ルフィ

アイツら何処だ?

ルフィがキョロキョロしている。

???

ルフィ?

ルフィの後ろから声をかける。

ルフィ

誰だ!?

サンジ

俺だよ。

ルフィ

サンジ!

サンジ

お前、こんなとこで何してんだ?

ルフィ

いやぁよぉ、みんな居ねぇなからよぉ。
探してたんだ。

サンジ

丁度、買いもんも終わったし手伝ってやるよ。

ルフィ

ほんとか!?

それからルフィとサンジはウソップと合流し、船に戻りゾロを連れ、ウミ達を探している。

ウミ目線

ウミ

この肉屋にも居ねぇなぁ

ナミ

見つけたらタダじゃ置かないんだからッ

ルフィ

あ!ウミ〜!みんな〜!こんな所に居たのかよ!探したんだぞ!

ナミ

探したんだぞ!じゃないわよ!

ナミがルフィを殴る。

ナミ

アンタ何処ほっつき歩いてたのよ!

ルフィ

違ぇんだよ!
うめぇ肉屋があってよぉ!
そこに連れて行こうと思って。

ウミ

肉屋!?

ルフィ

行くぞ!野郎共!

サンジ

急すぎんだろ!

ルフィ

ヌハハハッ!

サンジ

まぁ、昼飯もまだだしいいか。

ルフィは肉屋へ向かった。

その頃、さっきの肉屋で、

肉屋のおばちゃん

どうだい?口に合うと良いんだけどね。

???

飯を食ったのは3日ぶりだ。
最近食ってなくてよぉ、この肉美味いな。

肉屋のおばちゃん

兄ちゃん、忙しいのかい?

???

そうなんだよ。
仲間からの扱いってもんがなぁ。

肉屋のおばちゃん

兄ちゃん、若いのに大変だねぇ。

???

はははっ

そして、ルフィが力いっぱい扉を開ける。

ルフィ

おばちゃん!連れて来てやったぞ!
コイツらにも肉を振舞ってやってくれ!

肉屋のおばちゃん

はいよ、ちょっと待ってておくれ。

ルフィ

ん?

ルフィがカウンターに座っている男に気づく。

ルフィ

あ!サボ!

サボ

よぉ、ルフィ、ウミ。

ウミ

サボ〜!

先程の3日食事を取っていない男はサボだった。

サボ

久しぶりだな。

ルフィ

ここで何してんだ?

サボ

最近忙しくてな。
休憩がてらに寄ったんだ。

3人が話していると扉の方から女の声が聞こえる。

???

あ!サボくん!こんな所に居た!

サボ

コアラ…💦

女の正体はコアラだ。

コアラ

あら、ルフィ君達も来てたの?

ウミ

誰だ?
サボの知り合いか?

サボ

こいつ(コアラ)はな、お前とルフィの父さんの部下で俺と同じ革命軍なんだ。

ウミ

へぇ〜

コアラ

初めまして

サボ

こいつは俺達の妹なんだ。

サボがコアラにも説明する。

コアラ

さっきの会話で大体は分かるよ。
ドラゴンさんがお父さんって事は、ルフィくんの実妹って事だよね。

ウミ

おう!私はモンキー・D・ウミ!よろしくな!

コアラ

ふふっ、こちらこそよろしくね。

サボ

ウミ、ルフィ、肉食いに来たんだろ?
俺が奢ってやるから好きなだけ食え。

ウミ

え!?いいのか!?

サボ

ああ、好きなの頼んでいいぞ?

ウミ

サボ太っ腹だなぁ!

サボ

お前達も欲しい物頼んでくれていいからな。

サボが一味のみんなに言い

「「よっしゃ!じゃあ、おばちゃん!全部!」」

サボ

全部!?

「「?」」

2人は「だめなのか?」というような顔でサボを見る。

サボ

いや、いいよ…

サボは諦め苦笑いを返す。

コアラ

…サボくんは掌で転がされる系かぁ

肉屋のおばちゃん

お金は要らないよ。
久しぶりのお客さんだ、そこ姉ちゃんも食べていきな。

おばちゃんはコアラに言う。

コアラ

え?そんな…
いいんですか?

肉屋のおばちゃん

いいんだよ、こうやって話をできるのも久しぶりなんだ。

コアラ

じゃあお言葉に甘えさせていただきますね。

料理が提供され、ウミ達は食べていた。

ウミ

なんだこれ!めっちゃ美味ぇな!

ウミは豪快に食べている。

サボ

ほらウミ、どうしたらこんなとこに食べカスが付くんだ?

サボがウミの口の周りに付いた食べカスを取る。

ウミ

うめぇぞ?食うか?

サボ

いいや、それはお前のだろ?1人で食っていいんだ。

ウミ

そうか?なら遠慮なく

ルフィ

おいウミ!これもうめぇぞ!

ウミ

ほんとか!?これもうめぇぞ!

分け合いながら食べている2人を見て、サボは優しく微笑む

コアラ

ねぇねぇ、サボ君てウミちゃんの事好き、だよね?

サボ

え?

コアラ

でもさ、ドラゴンさんは多分許してくれないよ?

サボ

何言ってんだ。
ウミは俺の事、兄貴としか思ってねぇよ。

コアラ

あ、好きって事、否定はしないんだね。

2人は小声で話している。

ウミ

サボ!いつまでこの島に居るんだ?

サボ

ん〜、そうだなぁ、あまり長居はできないだろうな。

「「えー!」」

サボ

2人とも、そんな顔するな。
またすぐ会えるさ。

「「ほんとか?」」

コアラ

そうだね、革命軍もすぐに動き出すからまたすぐ会えると思うよ。
ドラゴンさんにも会えたらいいのにね。

ウミ

ドラゴン?誰だ?

ルフィ

俺達の父ちゃんらしいぞ?

ウミ

私達に父ちゃんなんて居んのか?

ロビン

ふふっ、ほんとルフィの妹ね。言ってることが2年前のルフィと一緒ね。

ナミ

あなた達のお父さんを世界で知らない人なんて居ないくらいの有名人なんだから。

ウソップ

コイツら(サボ達)の上司、革命軍の総司令官だよ。

ウミ

ほぉ〜ん、なるほどなぁ〜

サンジ

こりゃ、わかってないな。

サンジが苦笑いしている。

チョッパー

ほんと、ルフィに似てるなウミは

ゾロ

zzz

サンジ

マリモ、テメェ!
こんなとこまで来て寝てんじゃねぇ!

ゾロ

あ゛?うるせぇぞ、ぐるぐる眉毛。

サンジ

んだと、コラ!?
ステーキにしてやろうか!?

ゾロ

4枚に下ろしてやろうか?

ウソップ

こんなとこで喧嘩すんなよ。

「「うるせぇ!」」

ウソップ

なんだとぉ!?

ナミ

あんたまで加わってどうすんのよ!

チョッパー

みんなやめろよ〜!

サボ

ははっ、仲がいい証拠だな。
コイツら(ルフィ、ウミ)なんて黙々と食ってるぞ?

「「ん?なんはひっはは? (なんか言ったか?)」」

サボ

いいや、なんでも。

サボが可笑しそうに笑う。

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