テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

気がつくと、咲希は眩しい光に包まれ 目をこすりながら立ち上がった。

天馬咲希

こ、ここ──

周囲を見渡すと、そこには 見たこともない不思議な世界が 広がっていた。

空は虹色に輝き、キラキラと 星が瞬きながら流れている。

天馬咲希

どこぉぉぉっ!?

ふと、近くにあった鏡に目をやると 自分の姿に気づき、驚きの声を上げた

天馬咲希

えっ!?なにこれ
嘘、これアタシ?!

体が少し大人びて 髪も少し長くなっている。

そして、着ているのは幼い頃に 憧れていたロリータ風の 可愛らしいドレスだった。

天馬咲希

これ、アタシが昔
着たいって思ってたドレスに
すっごい似てるし!

???

あら?

天馬咲希

、、、っ!?

突然、背後から声が聞こえ 振り返る

???

もしかして、アナタ
新しいアイドル?

天馬咲希

だ、誰!?

???

私は
赤井めが姉ぇで〜す♪

天馬咲希

あの、ここって
どこなんですか?

天馬咲希

それに、見た目もなんか
すっごく変わってるし

天馬咲希

もしかして、これアタシの夢
だったりしちゃって、、

天馬咲希

あははっ、、

赤井めが姉ぇ

あら、知らないで
ここまで来たの?

赤井めが姉ぇ

ここはアイプリバース
アイドルたちが輝くための
特別な世界よ。

天馬咲希

アイドルっ、、!?

めが姉ぇはニコリと 笑いながら説明を始めた。

赤井めが姉ぇ

アイプリバースは
アイプリブレスを持つ者が
特定のアイテムに触れることで
来られる場所なの。

赤井めが姉ぇ

あなたも、特定のアイテムに
触れてここまで来たでしょ?

天馬咲希

あっ──

天馬咲希

天馬咲希

(あのクローゼットが
ここに来るアイテムだったんだ)

天馬咲希

(ん、、?)

天馬咲希

けど、アタシ
その、アイプリ、、ブレス?

天馬咲希

ってやつ
持ってないんですけど、、

赤井めが姉ぇ

そこが
不思議なのよねぇ、、

赤井めが姉ぇ

ここに来る子は、選ばれた子が
アイプリブレスを持って
この世界を行ききするのに

赤井めが姉ぇ

システムの故障かしら

天馬咲希

それじゃあ、とりあえず
アタシ、帰っても

天馬咲希

家族も
心配すると思うし、、

赤井めが姉ぇ

そうさせたいのも
やまやまなんだけど──

赤井めが姉ぇ

さっきも言った通り
アイプリブレスを使って

赤井めが姉ぇ

この世界とあなた達の世界を
行ききすることが出来るの

赤井めが姉ぇ

だから、持ってないアナタは
アナタの世界に帰ることは──

天馬咲希

えぇぇぇっ!?

天馬咲希

それじゃあ、アタシ
この世界から出られないって
事ですか💦?!

天馬咲希

そ、そんなどうしよう、、
アタシがクローゼットなんて
開けちゃったから、、、

赤井めが姉ぇ

ふっふっ、、
安心してくださぁ〜⤴い⤵!

赤井めが姉ぇ

そんなアナタに──

赤井めが姉ぇ

アイプリブレスよ♪

天馬咲希

え──?

赤井めが姉ぇ

実は、アナタみたいな子
最近、多くて

赤井めが姉ぇ

そいう時の場合に
アイプリブレスを渡してるのよ

天馬咲希

、、、、、

きらきらと輝くそれを手に取ると 自然と腕に装着された。

赤井めが姉ぇ

そうだ!
せっかくだし、アナタも
「アイプリ」やってみない?

天馬咲希

えぇっ!?
アタシが✨!?

赤井めが姉ぇ

今、ちょうど新人アイドルの
お披露目ライブをやってるのよ

天馬咲希

──あ、けど
アタシ、歌もダンスも
上手くないし

天馬咲希

たまたま、アイプリバースに
来れただけだから
アタシがやるのは──

すると、めが姉ぇはふと優しく 微笑みかけながら問いかけた。

赤井めが姉ぇ

アナタ
アイドルは好き?

天馬咲希

えっ?

赤井めが姉ぇ

アイドルは好き?

天馬咲希

す、、、大好きっ!!

天馬咲希

小さい頃から
ずっと憧れてました!

天馬咲希

昔から体が弱くて
ずっと病院に入院してて、、

天馬咲希

病室から出られない日も多くて
退屈で、寂しくて…。

天馬咲希

でも、病院のロビーで
同い年くらいの子達が自分で
作ったアイドル衣装を着て
踊ってるのを見たんです。

天馬咲希

その時、アタシもああやって
輝きたいって思ったんです。

めが姉ぇは笑みを崩さず カードとヘッドホンを差し出した。

赤井めが姉ぇ

なら、大丈夫

天馬咲希

えっ?

赤井めが姉ぇ

アイプリ、、

赤井めが姉ぇ

ううん。アイドルを好きって
思う気持ちがあれば

赤井めが姉ぇ

誰だってアイドルに
なれる権利はあるわ

赤井めが姉ぇ

自分の幸せを掴んで

天馬咲希

、、、っ!

赤井めが姉ぇ

アイプリブレスに
コードを挿してみて

言われた通りに操作すると ヘッドホンから優しいメロディが 流れてきた。

咲希はその音楽に心を奪われ 体がビビーンと震えるのを感じた

天馬咲希

これが、、アタシの
曲、、?

赤井めが姉ぇ

えぇ。それは間違いなく
世界に一つのアナタだけの曲よ

すると突然、空からカメラが 降ってきて、咲希の頭に コツンと当たった。

天馬咲希

いたっ、、!?

赤井めが姉ぇ

それは──

天馬咲希

アタシが昔
病院で使ってたカメラ?

天馬咲希

(けど、このカメラ
壊れちゃって捨てたって
お母さんが言ってたような、、)

手に取ってフォルダーを開くと 幼い頃の映像が再生された。

そこには、小さな咲希が もう一人の女の子と一緒に 踊りながら歌っている姿が 映っていた。

赤井めが姉ぇ

(あら?)

赤井めが姉ぇ

(隣にいる子は
もしかして、、、)

天馬咲希

懐かしいなぁ〜、、

ダンスを真似て、ぎこちなく踊る二人 でも、その姿はとても楽しそうで 歌声には純粋な輝きがあった。

天馬咲希

(あたし、、、
こんな風に笑ってたんだ。)

咲希は映像を見ながら 胸が熱くなるのを感じた。

そして、顔を上げ 力強く宣言した。

天馬咲希

アタシ、やっぱり
アイプリやってみます!!

天馬咲希

歌もほとんど覚えました

赤井めが姉ぇ

えぇっ!?
そんなすぐに覚えたの?!

赤井めが姉ぇ

(これが、若い子の
特権なのね、、、、)

この作品はいかがでしたか?

432

コメント

3

ユーザー
ユーザー

アイプリとプロセカ大好きだから嬉しい

ユーザー

おもしろおすぎる

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚