瑠衣
紗凪
瑠衣
紗凪
私屋上で靴を脱ぎかけた時に
蘭
三つ編みの先客に声をかけてしまった
瑠衣
口をついて出ただけ
瑠衣
瑠衣
三つ編みの子は語る どっかで聞いたようなこと
竜胆
蘭
竜胆
蘭
蘭
瑠衣
蘭
瑠衣
瑠衣
蘭
って三つ編みの子は消えてった
さぁ今日こそはと 靴を脱ぎかけたらそこに
千冬
背の低い男の子 また声をかけてしまった
背の低い男の子は語る クラスでの孤独を
千冬
シーン
無視されて
一虎
千冬
奪われて
千冬
瑠衣
瑠衣
瑠衣
それでも
千冬
ペケJ
家では愛されて
千冬
暖かいご飯もあるんでしょ?
千冬
背の低い子は消えてった
そうやって何人かに声をかけて
追い返して
瑠衣
初めて見つけたんだ 似たよな悩みの子
何人目かに会ったんだ
エマ
黄色いカーディガンの子
家に帰る度に
エマ
増え続けるあざを
エマ
口をついて出ただけ
ほんとはどうでもよかった
思ってもいないこと
でも声をかけてしまった
瑠衣
エマ
瑠衣
嗚呼どうしよう この子は止められない
私には止める資格がない
瑠衣
瑠衣
エマ
目を伏せたまま消えてった
瑠衣
瑠衣
誰にも邪魔されない
瑠衣
カーディガンを脱いで
三つ編みを解いて
背の低い私は
瑠衣
蘭
千冬
エマ
トンッ
〇〇〇〇年◯月〇〇日
1人の少女が 飛びだった
瑠衣
紗凪
蘭
竜胆
千冬
一虎
ペケJ
エマ
瑠衣
紗凪
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