温かな音色は今も昔も

今日はwt国との戦争の日

なのに

体が重い

頭が痛い

ふらつきながらも立ち上がる

いかないと

いきたくなくても

だって

wt国は強い

俺らの次に強い国だから

きっと

俺を殺して

この

いきる"呪縛"から

解放してくれるだろうから

戦争は順調に進んでいた

現状こちらが有利だ

戦っている感じは、人体実験 されていた様子の奴はいない

実験をしていたのは 過去のことなのだろうか

中距離部隊であるbrから 直接の報告が届いた

……

wt国からこちらの国に向かうには この広い森林を通る必要がある

広いとはいえ敵一人も会っていない

先に進んでいる部隊が持ちこたえてるのか

もしくは気づかぬうちに 抜けられていたか

兵士が言い終える前に 笑顔を浮かべて答える

体調を兵士に心配されてしまうなんて

俺は未熟だ

弱いんだ

はい！

声を張る

今俺はリーダーなのだから

心配をかけてはいけない

心配をかけていいのは

心の底から信じ合える仲間だけ

罠を警戒しbrが矢を撃つ

間抜けな顔をした総統

2番目に強いとされていた国

インカムで連絡が入った

"負けた"と

兵士達は絶望している

今まで勝ってきた

なのに負けてしまったのだから

俺はそんな兵士らの傍から離れた

嬉しいきもちと

不安のきもち

ぐるぐると迷いが渦巻く

もうこの国に縛られなくていい

しななかったから生きないといけない

いきるなら俺はなにをする？

またこの国で新しく生きる？

それとも...

逃げてしまおうか

総統もいなくなって

縛られた縄も解けた

地平線のように広がる世界

新しい世界がある