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ハルカナ

こんにちは〜!ハルカナです!

ハルカナ

今回は「一つの感情」

ハルカナ

あっとくんのメインストーリーです!

ハルカナ

各キャラのメインストーリーは5話ずつあるので結構長いかもです笑

ハルカナ

それでは、今回はあっとくん視点から!

ハルカナ

スタートー!

ちぐからオリジナル曲を作ると言われた約2週間後、AMPTAKメンバーは集合させられた。

行ったところで待っていたのは 満面の笑みを浮かべているちぐだった。

ちぐさ

みんな〜!できたよ~!

まぜ太

できたって…何が?

もしかして…

ちぐさ

俺らのオリジナル楽曲!
とうとう完成しました〜!

ちぐさ

もう最高だからみんなにも聴いてほしくて!

ちぐさ

俺は先に聴いちゃったんだけど、
みんなも一緒に聞こ!

やっぱり。

正直俺もオリ曲は楽しみにしていたから 完成したのはすごくうれしい。

ぷりっつ

待ってました〜!

けちゃ

楽しみ〜!

あっきぃ

聞こ聞こ!

みんなもオリジナル楽曲ができて 嬉しそうだった。

AMPTAK×COLORSとしての始まりのうた…どんな歌なんだろう。

早速ちぐが音源を流してくれた。

始めは勇気をもらえるまっすぐな歌だな〜と思ってたけどあることに気づいた。 これって………

もしかして、ラブソング…?

聴き終わったあと、みんなは笑顔だった けど俺だけは笑顔になれなかった。

あっきぃ

いいね!毎日ファンのことを想ってるよって感じがする!

けちゃ

僕も思った!始まりの歌にぴったりだね!

まぜ太

いいな!

ぷりっつ

最高やん!これ歌いたい!

ちぐさ

ほんと!?じゃあみんな…って、
あっとくん…?

ちぐに呼ばれてハッとする。

あっと

悪い…ちょっと席外す

ちぐさ

あ、うん…

外へ出て誰もいないところで1人考える。

それは、少し前のこと。

俺は容姿は自分でも自信があるため、 周りからもモテていた。

告白もよくされていたし、 ラブレターなんかももらったりした。

けどいつも断ってた。なぜなら…

「愛」というのが わからなかったから。

いつもリスナーたちに愛を囁いてる俺が何言ってんだって思うかもだけど 本当にわからない。

言葉にするのは簡単だ。

けど実行するのは難しい。

この歳で言うのもあれだけど、恋なんて したこともないし考えたこともない。

グループ活動するにあたって 一番悩んでいたことだ。

そんな「愛」がわからない俺が ラブソングなんか歌っていいのか。

そもそも最近ASMRで愛を囁くのもいいのかとわからなくなってきているのに…

だけどみんな乗り気な様子を 見て歌いたくないなんて言えない。

あっと

どうしよう…

気づいたら1人でつぶやいていた。

影でけちゃが聞いていたなんて知るはずもなく。

どうにかして1日を乗り切った。

1週間後レコーディングというのは わかったけどそれ以外の記憶は全くない。

あっきぃ

素敵な楽曲だったね〜!
頑張って歌も音程も覚えなきゃ!

帰りはいつもあっきぃと帰っている。

楽しそうに言うあっきぃをみながら 俺は余計に不安が募る。

あっと

そうだな。

とにかく、今はあっきぃに話を合わせて おかないと…

1人家に帰って、 一気に疲れが襲ってきた。

今日は夜遅いし、もう寝てしまおう。

そんな時、けちゃからメッセージがきた。

けちゃ

あっちゃ~ん!明日、まぜちと3人でお泊まり会しない?久しぶりに3人で話そうよ〜!

俺は明日の予定を確認する。

明日は…あ、フリーデーだ。

フリーデーとは1ヶ月に一回 いれるようにしてる完全お休みの日。

それならいいか…

あっと

いいよ。俺の家?

お泊りの時は大体俺の家だったから、 たぶん今日もそうだろう。

そう思ったら…

けちゃ

いや!僕の家でやろう!ありがとね!
じゃあまた明日〜

まさかのけちゃの家だった。

嵐のようなけちゃには いつも振り回される。

そんなところもけちゃのいいところだし、俺はそういうけちゃが好きなんだけど。

………恥ず

あっと

とにかく、明日まぜけちゃと
泊まるなら準備しするか〜。

いつも来てもらう側だったから準備には 少し時間がかかるかもしれない。

早めにしておいて損はないだろうし もう使わないものだけ入れておこう。

俺は知らなかった。

このけちゃからの泊まりの 誘いの本当の意味を。

次の日、フリーデーということもあり とにかく暇な俺は朝一でけちゃの 家に向かった。

ピンポーンとインターホンの音が鳴る

けちゃ

は~い…

思いっきり寝起きのけちゃの姿と声に 思わず笑ってしまう。

あっと

けちゃ、おはよう笑

あっと

今日はなんも予定なかったから
もう来たけど大丈夫?

けちゃ

あっちゃん…おはよう…

けちゃ

寝起きだからこんなんだけど
どうぞ入ってくつろいでいてください。

眠そうにトボトボ歩くけちゃは 小動物みたいだった。

少しした頃、まぜが来た。

まぜ太

おっす〜

まぜ太

ってあっと?もう来たのか!早いな

あっと

今日フリーデーだから暇で
仕方なかったんだ。まぜは?

まぜ太

俺も今日は何もなかったから編集とかだけ
ちゃちゃっとやっちゃって来た!

まぜは何ともないように笑っているけど、編集は大変なんだってわかる。

俺はあんまり編集して動画出すような感じではないけどたまに編集すると すっごく疲れる。

それを毎日のようにやってる まぜはすごいよ。

あっと

お疲れ様。
じゃあ今日は思いっきり遊ぼうな!

まぜ太

おう!

こんな楽しい日でもどうしても 昨日のことが頭をよぎってしまう。

結局あれから言いたくても言い出せない 状況になっていて戸惑っている。

どうすればいいのかさえ分からず 何もできない。

そんな俺の暗い表情をまぜが見てたなんて知る由もなかった。

その後はいつもと同じようにまったり のんびりゴロゴロなお泊まり会をした。

この2人のそばは安心する。

一緒にいる時間が一番長いからかな。 他の人には言えない愚痴とかも話せる。

一番気が楽になる場所だ。

けちゃ

あっちゃん…

まぜ太

あっと

もう寝るかという時に2人が 真剣な表情で話しかけてきた。

急な展開に俺も緊張してしまう。

あっと

二人共…?どうした?

2人はお互いの顔を見て、 その後俺の顔を真っ直ぐに見てきた。

まぜ太

あっとさ…何か悩んでることない?

あっと

!!!な、なんで?

できるだけ動揺を悟られないように 平静を装ったが、 それも意味はなかったかもしれない。

けちゃ

昨日からずっと暗い表情だよね?

けちゃ

昨日の…ちぐがオリジナル曲歌うって
言ったときから

まぜ太

今日も何か考え込むことが多かったよな?
しかもその時、大体お前は暗い顔になってる

やっぱりこの2人にはバレちゃうか〜…笑

どうしよう… もういっそのこと開き直るべきかな

あっと

話…聞いてくれる?

俺は昨日1人で考えていたことを 2人に話した。

「愛」がわからないなんて言ったことないから驚いていたけど、でもずっと真剣に 聞いてくれた。

あっと

そういうことで、俺はみんなで歌う
オリジナル曲に少し…
いや、結構抵抗がある

あっと

こんな中途半端な気持ちでアンプの始まりの歌を歌いたくない。

あっと

けど、みんなやる気に満ちてる時にこんなことも言えなくて…。

まぜ太

なるほど…

幻滅されたかな… されても、おかしくないよな…笑

そう思った次の瞬間…

けちゃ

大丈夫だよ

けちゃは優しい声で言ってくれた。

何が大丈夫なのか全くわからないけど、 けちゃのその声は本当にそう 思わせてくれるような優しくて…

力強い声だった

おしまい 2話へ続く

ハルカナ

終了です!

ハルカナ

今回はあっとくんメインのお話でした!

ハルカナ

あと4話もあっとくんメインです!

ハルカナ

視点は変わっていきますが、どうか
楽しんで読んでください!

ハルカナ

ではまた次回!

ハルカナ

ばいば~い!

僕達で叶える物語!

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