匿名監察記録資料
第拾四話
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地獄「でも能力とっても戻すことはできるんでしょ?」
博士「はい、可能です」
博士「ですが、人から人へ能力を移すことさえ痛みが凄いんです」
博士「取られる側はしばらく放心状態で、移される側は激痛します。」
博士「特に、その能力の元の持ち主にまた戻すときが一番激痛が来るんです」
博士「痛みが来るのは、体は能力とあった肉体で作られるんですが、合わない肉体だと、それに合わせる為に少し肉体を変えるんですが、その間が激痛なんです」
博士「この危険な行為は、能力者にしか渡せないんです。無能力者だとそれより倍痛みが凄いんです」
博士「無能力者には能力持ちの肉体とは筋肉が違うから」
博士「簡単に言えば自分の体に巨大な穴を開けられる痛みですね…」
博士「もう1つ無能力者には渡せない理由は痛みで死ぬことはありません、ですが痛みのせいで体の一部が麻痺状態になって使えなくなったり、後遺症が残る可能性があるんです」
博士「100%って言う訳ではないですか、かなり高い確率で…この実験自体が危険行為なんです。」
博士「なので必ずしも私達で助けなきゃいけない」
深緑「そんな……」
博士「もし…」
博士「もしですよ?」
博士「もし…ぺいんとさんを救えなかったら、」
博士「その手を使うしかありません、」
博士「もしくは…そのまま無能力者として生きてもらうことしかできません」
堕天使「…聞きたいことあるんけどええか?」
博士「はい」
堕天使「…なんでらっだぁを殺すまでするんだ?あいつらは」
博士「…総統だからでは?」
博士「無能力者でも彼は視線などに敏感だし、彼が命令をしてそれに従って私たちは今まで勝ち進んでいました。だからでは?」
博士「私は記憶を治すことはできなくはないんでね…忘れた範囲が広ければできないだけなんで」
深緑「そうだ、そろそろらだおくんの記憶戻しても良い頃じゃない?」
堕天使「まぁお前が一番熱心に覚えさせようとしてたしな」
深緑「うるさい」
博士「…もう少し……待ってください」
博士「記憶喪失がまた増えて魔力をどうするか考えています。」
博士「無限ではないから…」
濃紺「……分かった、俺らは近海さんに任せるよ」
濃紺「鬱先生、近海さんのサポート頼んだよ、」
【彼も疲れが出てきたようだし】
鬱「!」
鬱「はい、!」
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匿名「……こんにちはSCPー狂い目の境さん」
境「…また来たの?飽きないね」
匿名「俺の意思では辞められることでは無いので許してください。」
キ______________________ン
境「…やっぱ効かない」
境「そのレウさんとやらも殺してみたいね」
境「どうせ記録者側なんでしょ、脱出するとき殺してやりたいよ」
匿名「…記録者側じゃないですよ」
境「は?」
匿名「…別になんでも」
1日1回の守護だし 怒らせちゃダメだ…
これ情報集めるどころか
この人自身が凶暴なんじゃないの?
なんでこんなに意味不な 実験をするんだろう
…寒気がするなぁ
そろそろ時間か
匿名「これで失礼しますね」
境「はぁ?なんなんだよお前ら」
境「勝手に入ってきて勝手に帰って」
匿名「…疑問に思うならさっさと脱出してみればいかがでしょうか?」
境「ッッ」
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記録完了
情報を得られませんでした
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あのSCPはどうしても
甘えたくなる存在になる
俺の知らない何処かで
”誰か”がそう思ってる
匿名監察記録資料
第拾四話
終
コメント
6件
やべぇ最近この連載が更新するのを楽しみにしている( ≧∀≦)ノ
すごい(語彙力無) ちゃんと説明できてるし読んでて続きが楽しみになる…