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ボツ‼️

1 - 白水

♥

363

2023年07月23日

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※今作品はオメガバースを取り扱っております。

登場するカップリング 白水 青水 青桃

キャラ崩壊多数

なんでも許せる方のみのご閲覧をお願いいたします。

水…Ω 白…β 青…α 桃…β 赤…β 黒…β

いふくん…、

…なんだよ

脱ぎ散らかされた衣服を颯爽と身に纏う彼。

…いや、なんでもないよ

…んじゃ、俺帰るから。

あ、まって…

そう言って手を伸ばしたが、惜しくも届かず、彼は扉の外に行ってしまった。

掛け布団の中にくるまって、

…ばかっ

そう呟いた。

あ!ほとけっちおはよ!

りうちゃんおはよ!

いふくんも…おはよ、

ん、はよ

バツが悪そうな顔で着席している君。

少し寂しく思いながら朝の支度をする。

突然だが、僕はいふくんに好意を寄せている。

身体の関係も持っているし、

“運命の番”だから、

上手くいくと思っていのに。

ねむ~…、おはよ~…

ないこっ!

ないくんおはよ~

桃髪の彼に、嬉しそうに駆け寄っていく彼を目で追う。

いふくんはないちゃんが好きなんだ。

僕と良からぬ関係を持っているくせに…

ないちゃんおはよ!

ぁ、ッおはよう、!

ぎこちなくて気まずそうに笑うないちゃん。

あぁ、君も、

いふくんが好きなんだね。

…勝ち目……ないじゃん…

そう言って、僕は教室を後にした。

誰もいない空き部屋で、淡々と泣き続けた。

さいッ、…゛あく…っ゛

誰にも見せれないような酷い顔になってる気がする。

こんなとこ見られたら、もう…。

ぁ゛ッ……!?

鼓動に大きな波が立った。

圧迫感に押し潰されそうだ。

ひ、ぃ…ッ゛と…っ゛!?

確かにもうそろそろ周期だ。

元々Ω性が強いから、αを寄せ付けたら一瞬で終わり。

た、すけッ゛…っ

呼吸困難になって、意識が飛びかけた時、

ほと、けっち…、?

薬は…っ!?

な、いっ…

どうしよ…!

保健室まで運ぶからっ、、ちょっと我慢してね、

そう言って軽々とおんぶしてくれた。

…、ッ

落ち着いた…?

う、ん…

あの後、保険の先生から薬をもらってきてくれて、颯爽と応急処置をしてくれた。

…なん、

ねぇ、

「なんで助けたの。」 そう聞こうとした時、

覆いかぶせるように言葉を発した彼。

何が楽しいの…

…えっ、?

状況を掴めずに居ると、続けて喋り始めた彼。

俺がまろのこと好きなの知っててさ、

まろに抱かれてどう思った…?

楽しかった?勝ったと思った?

ない、ちゃん…?

番に甘えて、何が楽しいの?

そんなの…

何も楽しくないよ!!

僕だって、僕だって、

僕だって辛いんだよ!

僕は大好きなのに…いふくんは僕のことなんか眼中になくて…

ないちゃんなんて…

だめ。

ないちゃんなんて…!

言うな。

言うな。

言うな。

死んじゃえばいいのに…っ!

そう発した瞬間、

僕らは、突然のとてつもない圧に身動きが取れなくなった。

これは、

αが出す威嚇。

しかも、かなりα性の強い人のだ。

ぁ゛…、

この圧、1度受けたことがある。

…ほとけ

番だ。

言っていいことと悪いことがあるやろ。

彼のドスの効いた声に、恐怖で目頭が熱くなる。

……はぁ…

一気に圧が無くなり力が抜け、ベッドにへたり込む。

っは、っは…っ

必死に呼吸を整えている最中、 ないちゃんは大丈夫かと視線を移した。

が、

は、…っふーッ゛…

彼は大好きないふくんの腕の中で、必死に呼吸をしていた。

何が楽しいのなんて…

わかんないよ…。

ほとけ、謝って。

っ、だって…

言い返そうとした瞬間、誰かに口を抑えられた。

それくらいにしてやってや、

Ω性がただでさえ強いのに、まろちゃんのに当てられたんやで。

でも…っ

…お願い。

わかった…、ないこ、行こか、

う、んっ…

肩を抱かれて消えていく2人。

最後に見せられたのがこれかぁ…。

溢れそうになる涙を必死に堪える。

いむくんはさ、

なんでまろちゃんが好きなの?

なんでって、

突然の質問に言葉が詰まる。

…ぼくに、してや……、

…へ、?

まろちゃんが忘れられなくてもいい、

いいから、愛させてくれんか。

いい、の…?

そう言うと、ぱっと、嬉しそうな表情に切り替わったしょーちゃん。

ただ、今は、この寂しさを埋めて欲しかった。

よろしくね、?

こちらこそっ!

ちからいっぱい抱きしめてくるしょーちゃんを、ちからいっぱい抱きしめ返した。

おまけ

ほんとにすまん…怖かったやろ…?

んーん、大丈夫、ありがと。

保健室を出てからずっと抱きしめて慰めてくれる彼。

あとでほとけにも謝らんと…

ふふ、そうしてあげて、

なぁ、ないこ、言いたいことが…

あ!!

俺雑用頼まれてるんだった!またあとで!

え、あ!ないこ!

聞こえないふりをして走り出す。

そして、誰にも聞こえないような小声でつぶやく。

つぎはだれ奪っちゃおうかな、♡

人のものは欲しくなるのが ヒトってもんでしょ?

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

いやぁー…そーゆーことかぁ… 桃くんがねぇ… 大好きだわ((突然の告白 水くんの気持ちがひしひしと 伝わってきて切なくなりました() 白水うまくいってほしいなぁ… さてさて青桃はくっつくのか…?? それとも桃くんが次にいくのか… めっちゃドロドロ系…大好きでした(( (↑謎の過去形)

ユーザー

ないくん!? まさかの黒幕だわ......! やっぱこういうドロドロしたやつ好きだわぁ

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