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電話の向こう【水白】【ちょいほらー】

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電話の向こう【水白】【ちょいほらー】

1 - 電話の向こう【水白】【ちょいほらー】

♥

672

2022年10月10日

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アミノ酸

どーもー!

乳酸

どもっ!!

アミノ酸

またまた久しぶりすね…

アミノ酸

いま文化祭準備がありまして…時間が無いんすよ…ほんますいません…

乳酸

これから少しの間前よりもちょっとだけ低浮上になりまする…

アミノ酸

えと、今回は水白でホラーを書いて行きます…

乳酸

今回はホラーっつーかなんつーかって感じのやつやけどねっ

乳酸

あと殺人要素ありやから気をつけてくれ…

アミノ酸

サムネ!

乳酸

※20分クオ通ります

アミノ酸

急いで描いたんで…

アミノ酸

いずれ描き直すと思われます((

アミノ酸

あと短めです((

アミノ酸

注意!

!注意! ・地雷様Uターン! ・少しでも不快になられましたら すぐに閲覧をお辞めください。 ・通報、パクリやめてください… ・水白 ・ホラー小説です。 ・御本人様に一切関係ありません。 ・期待しないで…

アミノ酸

ではどーぞ!!

テロンッ

今日も着信音が鳴り響く。

また1人の夜が明ける。

通知の鳴り止まない携帯電話。

通知音は切らないで。

あぁ、君の声が聞きたいな。

テンッテテテッテレテレテテテレッテ

今日も着信音が鳴り響く。

しょうちゃん

ん…

1人の朝はもう慣れた。

カーテンの外が眩しくて、 目が眩む。

ピッ

しょうちゃん

もしもしぃ…

いむくん

あっははwめっちゃ声ガスガスw

しょうちゃん

んぃ…

いむくん

おはよ。しょーちゃん。

しょうちゃん

眠い…おやすみ…

いむくん

だめ、起きてよー!!

高い声が寝起きの耳にはキツい。

しょうちゃん

えぇ…別にええやろ…昨日寝るの遅かったんよ…?

いむくん

…そうだね

しょうちゃん

…誰のせいだか。

いむくん

ごめんじゃん。

電話越しのいむくんの顔が 見える気がした。

いむくん

でもしょーちゃんも悪いじゃん、あれは。

しょうちゃん

…まぁ。

いむくん

…じゃあ、共犯だね。

しょうちゃん

、、、

しょうちゃん

いむくんは…

いむくん

ん?

しょうちゃん

…なんでもないわ。

いむくん

じゃ、またね。

ツーツーツー

また静かな朝が来る。

あぁ、きっと君は…

もうすぐ秋がくる。

夏ももう終わる。

季節が変わっても 彼は冷たいままなんだよ。

この小さな機械でなら、 いむくんといつでも繋がって居られる。

電波の悪くなったこの世界。

しょうちゃん

…風が気持ち悪い。

無意識にここに来てしまっていた。

駅前の機械少年の前のベンチ。

銅像の少年の目にはもう俺しか映らない。

ベンチに座ったままスマホをいじる。

スマホが俺の生きがい。

スマホは俺に唯一残った繋がり。

原罪を犯してしまったこの俺への たった一つの報い。

チャットアプリをタップする。

履歴の1番上に固定されている彼との チャットルームを開く。

"今どこにいる?"

急いで削除ボタンを長押しした。

…俺は悪くないんだ。

事故…だから

しょうちゃん

ゲホッ…ケホッ……

しょうちゃん

ふー…

突如として不安になってくる。

その時にはもう、 あの場所に逃げ込んでいた。

しょうちゃん

ハーッ…ハーッ…

何も考えずに来たがどうしよう。

辺りを見回す。

誰もいない…な。

テンッテテテッテレテレテテテレッテ♪

しょうちゃん

ビクッ

突然の着信音。

それがもどかしいはずなのに 俺は通知を切ろうとしない。

ピッ

しょうちゃん

…もしもし。

いむくん

もしもし、しょーちゃん、元気?

しょうちゃん

元気。いむくんは?

いむくん

…僕は…ちょっと寒いな。

いむくん

…誰のせいだか。

しょうちゃん

だって…誰だってあんなことする奴が居ったら…

いむくん

うん。

しょうちゃん

…たとえ大好きな人でも…

いむくん

そーだね。

すると電話越しにいるはずのいむくんが 目の前にいるように見えた。

はっきりと、目の前に。

今はもう居ないはずなのに。

いむくん

殺人鬼なんて、前にいたら、ねぇ?

しょうちゃん

ゾクッ

いむくん

…怖がらないで。
僕はまともな人間だから好きな人のことを殺す趣味はないよ。

そう言われど少しだけ後ずさる。

笑顔が怖い。

いむくん

…なんで逃げるの?

しょうちゃん

…だってっ………

いむくん

…自分でもわかってるんでしょ?
本当にここにいるわけないって。

しょうちゃん

でも…

いむくん

ニコッ

しょうちゃん

っ、、、

いむくんは僕の方を見て笑う。

優しい笑顔なのに、彼は冷たいままだ。

しょうちゃん

…いむくんは…

やっぱり言おうとすると 何か引っかかるものがあった。

いむくん

ん?

しょうちゃん

…なんでもない

いむくん

そう。

ツーツーツー

しょうちゃん

通話が切れた。

さっきまで見えていた彼の面影もない。

しょうちゃん

、、、

立ち入り禁止のテープをまたぐ。

鉄の階段をゆっくり登る。

カンッカンッカンッ

足音がくっきりとのこって 優しく溶ける。

ヒュオオオオオッ

しょうちゃん

(…風が気持ち悪い)

あの夏の思い出が 全部ぐちゃぐちゃになって 俺を返り討ちにする。

秋の風は俺の体を攫う。

ガラッ

屋上の倉庫を開ける。

暗い倉庫。

その奥で、いむくんが座っている。

しょうちゃん

…はは

あぁ、君の声が聞きたい。

もう本当に着信は来ない。

全部、俺のせいだね。

また1人の夜に染まる。

最後に通知音を切って。

あぁ、今すぐ会いに行くよ。

いむくんは―――――

"最後まで僕を好きでいてくれた?"

アミノ酸

どーでしたか?

乳酸

んん…?

アミノ酸

あー………分かりにくいよな、今回は…

アミノ酸

まぁ解説すると、

アミノ酸

この話のキーワードは"電子機器"ですよね?

アミノ酸

そして初兎くんはそれを"スマホは俺に唯一残った繋がり"と言っている。

アミノ酸

"原罪を犯してしまったこの俺への
たった一つの報い"と。

アミノ酸

そしてこの話の中で気になるのはいむくんの存在ですね?

乳酸

う、うん…結局なんなのか分からんかったけど…

アミノ酸

この流れから、わかることは?

乳酸

えっと…その前の話からして初兎ちゃんはいむくんが好きなんだろうけど…大好きな人…言わばいむくんがあんなことをする奴に当てはまる訳で…

乳酸

アミノ酸

そうです。いむくんは殺人鬼だったってことです。

アミノ酸

そして、さっきの初兎くんの"原罪"について。

アミノ酸

初兎くんはその罪を"事故"と言っています。

アミノ酸

ただ、口ぶりや動揺している様子から事故ではなさそうです。また、初兎くんの原罪ですから、初兎くんの起こした事件、といえますよね?

アミノ酸

そして、いむくんの表現について。

アミノ酸

"冷たい"ってあるじゃないですか。
これ、性格的にってのもあるんですけどほかの捉え方もできますよ。

乳酸

…肉体的に冷たい…ん?

乳酸

…もしかして…いむくんを…

アミノ酸

そうです。いむくんはなんらかによって亡くなってしまった。それに対して初兎くんは"俺のせいだね"と言っている。

アミノ酸

…つまり初兎くんの原罪はいむくんを殺してしまったことなんです。

アミノ酸

いむくんが殺人鬼だとわかった初兎くんは殺されるのが怖かったのでしょう。

アミノ酸

また、朝の電話での会話は死体隠しのために夜遅くまで起きていた。

アミノ酸

きっと"唯一残った繋がり"とは亡くなってしまったいむくんとの唯一の繋がりは電波上でだけ、ということでしょうね。

乳酸

っ、、、

アミノ酸

そして最後。

アミノ酸

通知、とか通知音とかはよくでてきました。また、序盤で"通知は切らないで"と語られている。

アミノ酸

でもその初兎くんが通知音を切っていむくんとの繋がりを経った。

アミノ酸

それはきっと、いむくんと電波上の繋がりが要らなくなったから。

アミノ酸

つまり、初兎くんはいむくんの後を追っていむくんに会いに行った、という訳です。

乳酸

…いや今回深いな…

アミノ酸

がんばったでしょ!!

乳酸

はいはい…

乳酸

じゃあ締めましょうか

アミノ酸

最後に!!

アミノ酸

この話をよんでくれてありがとう!!

乳酸

この話が少しでもいい、怖い、と思ってくれた方は!!

アミノ酸

♡、コメント、フォロー、宣伝等待ってます!!

乳酸

では!

アミノ酸

おつアミノー

乳酸

おつにゅう!

この作品はいかがでしたか?

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コメント

4

ユーザー

遅くなってしまいました…💦 この闇深い感じ…深いお話…めちゃくちゃ好きです! どっちも悪いことをしてるけど最後には…どちらもこの世を去ってしまう感じ… 多分こういう本出したら売れますよ☆(((

ユーザー

こんな深い話もいいな! アミノさんお疲れ様です🎵

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