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!注意! ・地雷様Uターン! ・少しでも不快になられましたら すぐに閲覧をお辞めください。 ・通報、パクリやめてください… ・水白 ・ホラー小説です。 ・御本人様に一切関係ありません。 ・期待しないで…
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テロンッ
今日も着信音が鳴り響く。
また1人の夜が明ける。
通知の鳴り止まない携帯電話。
通知音は切らないで。
あぁ、君の声が聞きたいな。
テンッテテテッテレテレテテテレッテ
今日も着信音が鳴り響く。
しょうちゃん
1人の朝はもう慣れた。
カーテンの外が眩しくて、 目が眩む。
ピッ
しょうちゃん
いむくん
しょうちゃん
いむくん
しょうちゃん
いむくん
高い声が寝起きの耳にはキツい。
しょうちゃん
いむくん
しょうちゃん
いむくん
電話越しのいむくんの顔が 見える気がした。
いむくん
しょうちゃん
いむくん
しょうちゃん
しょうちゃん
いむくん
しょうちゃん
いむくん
ツーツーツー
また静かな朝が来る。
あぁ、きっと君は…
もうすぐ秋がくる。
夏ももう終わる。
季節が変わっても 彼は冷たいままなんだよ。
この小さな機械でなら、 いむくんといつでも繋がって居られる。
電波の悪くなったこの世界。
しょうちゃん
無意識にここに来てしまっていた。
駅前の機械少年の前のベンチ。
銅像の少年の目にはもう俺しか映らない。
ベンチに座ったままスマホをいじる。
スマホが俺の生きがい。
スマホは俺に唯一残った繋がり。
原罪を犯してしまったこの俺への たった一つの報い。
チャットアプリをタップする。
履歴の1番上に固定されている彼との チャットルームを開く。
"今どこにいる?"
急いで削除ボタンを長押しした。
…俺は悪くないんだ。
事故…だから
しょうちゃん
しょうちゃん
突如として不安になってくる。
その時にはもう、 あの場所に逃げ込んでいた。
しょうちゃん
何も考えずに来たがどうしよう。
辺りを見回す。
誰もいない…な。
テンッテテテッテレテレテテテレッテ♪
しょうちゃん
突然の着信音。
それがもどかしいはずなのに 俺は通知を切ろうとしない。
ピッ
しょうちゃん
いむくん
しょうちゃん
いむくん
いむくん
しょうちゃん
いむくん
しょうちゃん
いむくん
すると電話越しにいるはずのいむくんが 目の前にいるように見えた。
はっきりと、目の前に。
今はもう居ないはずなのに。
いむくん
しょうちゃん
いむくん
そう言われど少しだけ後ずさる。
笑顔が怖い。
いむくん
しょうちゃん
いむくん
しょうちゃん
いむくん
しょうちゃん
いむくんは僕の方を見て笑う。
優しい笑顔なのに、彼は冷たいままだ。
しょうちゃん
やっぱり言おうとすると 何か引っかかるものがあった。
いむくん
しょうちゃん
いむくん
ツーツーツー
しょうちゃん
通話が切れた。
さっきまで見えていた彼の面影もない。
しょうちゃん
立ち入り禁止のテープをまたぐ。
鉄の階段をゆっくり登る。
カンッカンッカンッ
足音がくっきりとのこって 優しく溶ける。
ヒュオオオオオッ
しょうちゃん
あの夏の思い出が 全部ぐちゃぐちゃになって 俺を返り討ちにする。
秋の風は俺の体を攫う。
ガラッ
屋上の倉庫を開ける。
暗い倉庫。
その奥で、いむくんが座っている。
しょうちゃん
あぁ、君の声が聞きたい。
もう本当に着信は来ない。
全部、俺のせいだね。
また1人の夜に染まる。
最後に通知音を切って。
あぁ、今すぐ会いに行くよ。
いむくんは―――――
"最後まで僕を好きでいてくれた?"
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コメント
4件
遅くなってしまいました…💦 この闇深い感じ…深いお話…めちゃくちゃ好きです! どっちも悪いことをしてるけど最後には…どちらもこの世を去ってしまう感じ… 多分こういう本出したら売れますよ☆(((
こんな深い話もいいな! アミノさんお疲れ様です🎵