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幼い幼女と一人の妖②

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幼い幼女と一人の妖②

1 - 幼い幼女と一人の妖②

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2019年07月26日

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雪奈

あ!さっきの!狐さん!

妖達

おお!さっきの嬢ちゃんか!こんな所で会うとはな笑どうやってここに来たんだい?

雪奈

このお兄ちゃんに連れてきてもらったの!あれ?お兄ちゃん?

翔磨

雪奈、俺はここ。

翔磨は姿を変えていた。 黒い翼が生え、くちばしのついた妖に。

翔磨

ごめん、驚かして。俺、烏天狗なんだ。

雪奈

だからお話出来たんだね!

妖達

ねぇねぇ!もして、人間?私達のこと見えるの?

雪奈

みえるよ!

妖達

じゃあ、遊ぼうよ!

雪奈

うん!

翔磨

なぁ、妖狐?

妖狐

なんだ?

翔磨

雪奈、人間と言葉が交わせないんだ。俺は人間が怖いだけではないと思う。

妖狐

そうかもしれないが、また人間に肩入れしすぎると、

翔磨

分かってる!でも、やっぱり放っておけないんだ。

妖狐

翔磨、お前は優しすぎる。
相手は人間だ。放っておいても何も無い。

翔磨

あんたは妖狐だろ!何か知ってるなら教えてくれ!また、手遅れになる前に!

妖狐

わかった。山姥は知ってるな?

翔磨

うん。

妖狐

あの山を一つ越えたところに住んでいる。和子という山姥が住んでおる。そこに尋ねてみるといい。ただ、もう夕暮れだ。明日にしなさい。

翔磨

わかった。ありがとう。

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