ころん
ころん
ころん
思いの寄らなかった事実にうまく考えられない
下唇を噛み締め机に伏せる
ころん
僕たちはもう
縁を切った
そう思っていたのに
莉犬くんは
僕を助けてくれた。
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
助けられてばっかだな…
罪悪感と複雑な気持ちに追い飲まれ涙を流す
僕の顔は涙でぐしゃぐしゃ
制服の袖も濡れて視界がぼやけている
ころん
僕が助ける番。
もうこわくない。
僕だってやれるさ。
いつまでも下をむいてちゃ何も変わらない
ランクなんか関係ない
これからもいじめられる。犯される。
でも莉犬くんと前を向いて歩んでいきたい。
一歩ずつ一歩ずつ
ゆっくりでいい。
前を向こう…
授業中も莉犬くんのことを考えている。
休み時間だって、お昼だって。
そんな今日。
実行しなければならないトキ。
ドンッ
莉犬くんと誰かがぶつかった
やん・やんき
莉犬
明らかに動揺している。
やん・やんき
莉犬
大丈夫か…?
やん・やんき
そういって拳を振り上げた途端
ころん
パチッ
拳を手で止めた
ころん
やん・やんき
ころん
ころん
やべぇ。めっちゃこえぇ…
ころん
何も喋ってなかった莉犬くんが発する
莉犬
莉犬
莉犬くんは涙目でそう訴えかけてくる。
ころん
このまま居ても危険な予感がし二人で教室に戻る
莉犬
ころん
莉犬
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
ころん
莉犬
ころん
莉犬
莉犬
莉犬
ころん
ころん
ころん
莉犬
ころん
仲良く出来て…よかったね//
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