ヤマト
ねぇ
ミカ
どーした?
ヤマト
先週の月曜日何してた?
ヤマト
俺が飲み会の時さ、
ミカ
あーーあの日?
ミカ
ヤマトの帰りを待ってたよ。おつまみとか色々用意して、第2回目しよーと思ってね!!
ヤマト
それ、ホント?
ミカ
ホントだよ!!
ミカ
私はヤマトが大好きだよ❤️
ヤマト
あ、そう。
ヤマト
それならいいんだけど
ミカ
何?どうかしたの?
ヤマト
次の日、お前が仕事行ったあと
ヤマト
掃除してたら
ミカ
うん
ミカ
あ、あれヤマトがしてたの?クローゼットは、掃除しないでいいって言ったよね?
ヤマト
誰がクローゼットの話ししたの?
ヤマト
俺、クローゼットなんか掃除してしてねーよ。
ミカ
あーそう。
ミカ
じゃあママかなーー?
ヤマト
だーかーらー
ヤマト
その話はいいから
ミカ
じゃあ何?
ヤマト
キッチンの棚にさ
ヤマト
男物の時計あったんだけど
ヤマト
あれ誰の?
ミカ
あ!あの時計?
ミカ
銀色のやつ?
ヤマト
うん
ミカ
あーーあれは、
ミカ
うちのパパの形見❤️
ミカ
なんか家に置いておくとママに間違って捨てられちゃうらしくて、
ヤマト
え、じゃあベルトは?
ミカ
ベルト?
ヤマト
俺のクローゼットに知らないベルト入ってたし。
ミカ
え、笑なにそれ。
ヤマト
お前、浮気してんじゃねーの?
ヤマト
他にもズボンとか手紙とか出てきたし。
ミカ
なにそれ
ミカ
意味わかんな
ヤマト
絶対俺のサイズじゃないし
ヤマト
お前も仕事忙しくて俺の為の物なんて買う気なさそうだし、
ヤマト
俺の隠してた貯金少しずつ減ってきてるし
ヤマト
将来結婚した時のために貯金してたけど
ヤマト
勝手に使うとか
ミカ
は?笑
ミカ
隠してたのそっちじゃん
ミカ
そんなこと言ってくれなかったんだからそれは関係ないでしょ
ミカ
わかる?
ヤマト
急に喋んな
ヤマト
もうお前と結婚する気無くなったわ
ヤマト
じゃあね
ミカ
ちょっと待ってよ!
ミカ
私が悪かった。
ミカ
本当は、男と遊んだり飲んだりしてたよ!
ミカ
別にそれだけじゃん!
ヤマト
何?それだけって
ヤマト
俺がどれだけの思いで貯金して
ヤマト
結婚指輪良いの用意しようと思ってたかわかるか
ヤマト
プロポーズの場所とか決めてたし。
ミカ
だから、ごめんって
5分後
ミカ
もうわかったよ!別れる
ミカ
別れてあげる
ヤマト
なんで俺が悪者みたいになってんの?
ミカ
じゃあね
10年後
ミカ
おーい
ミカ
久しぶり!
ミカ
元気してる?
ヤマト
あ?
ミカ
私だよ!ミカだよ!
ヤマト
知んねーよお前みたいなカス。
ミカ
いや、別にそんな
ミカ
よりもどそーとかじゃないから。
ヤマト
じゃあ何?
ミカ
いや〜最近お金がなくなってきててさ
ミカ
そろそろお金底つきそうなんだよね…
ミカ
男にも金だけ取られて捨てられたし…
ミカ
一回は付き合ったりした仲じゃん!
ミカ
私を好きになったじゃん
ミカ
少しくらい貸してくれない?
ヤマト
無理
ヤマト
俺の貯金全部持って出ていったくせによくそんなこと言えるよな
ヤマト
言っておくけど
ヤマト
俺は、もう結婚して子供もいる。
ヤマト
お前に構う時間なんかない。
ミカ
ふん、せっかく私とやり直せるチャンスだったのにね!
ミカ
ねー
ミカ
やーだ
ミカ
ばーか
ミカ
あーほ
ミカ
どうなってもしんないからね!
ミカ
ね
ミカ
おーい!!
お願い助けてよ…