テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
...馬鹿みたいだ。
私の心配ばかりして、自分が倒れても構わないような兄弟も、
それに甘えて何もしないし出来ない私も。
眠れない夜を過ごして、辛くて...生きていく勇気も無くて。
生まれて来た意味も、夢も、あの頃の思い出も。
最初からずっと、変わらぬままだ。
変わったのは私だけ。
何もしなかった今日と、何も出来なかったあの頃。
あの頃の方がましだった。
こんなことを考えながらも、何故動かないのだろう。
そんなことは最初から分かりきっていた。
きっと...
私はもう腐りきってしまった。
だからこそ、私は...
...こんな事をしてまで、死にたかったのだ。
、! 待ってくれ、嫌だ。目覚めたくは無いのに。
やめてくれ。
もう、終わったんだ。
私の人生も、この体も朽ちたのだ。
もう、嫌なんだ。
もう、目覚めたくなどーー
日本
嗚呼...また失敗した。
どうして世界は、何時も私の邪魔をするのか。
幸せにはしてくれない癖に、何故生かす?
罪を犯した私だなんて、もう必要ではないのに。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【作者のあとがき】
第1話 「目覚めと始まり」
最後までお読み頂き、ありがとうございます。 この作品は、思いつきから始まった趣味の範囲内での活動という形にさせていただいております。 よって、作者である私自身の都合が合わなければ、それにより突然打ち切りになる事もございます。 それでも宜しければ、是非ご愛読くださいませ。