こさめは自殺未遂だった
ほっとした自分がいたんだ
何度も何度も言った
暇72
「自殺じゃなくて良かった……」
暇72
「死んでなくて良かった……」
正直凄く泣きたかった
でも我慢したんだ
目が赤かったり腫れてたらメンバーに泣いたって思われるからだ
泣くのが恥ずかしかった
なのに……
自然と涙が溢れてきた
怖くて不安で何も出来ない俺が
泣いていいのか分からなくなった
だけど俯いて声を殺して泣いていた
その時に
看護師
大丈夫ですよ
暇72
……え?
看護師
雨乃さんは強いので
看護師
きっと大丈夫です
こさめは小さい頃から通っているらしい
いつも傷の治りが遅いから見てもらってるらしい
その言葉を聞いて俺は安心した
メンバーは地元に帰っているからすぐには来れない
こさめがなんで此処に居たのかも分からない
医者
暇なつさん
暇72
!はい
医者
手術は……
成功です
暇72
ッよっしゃぁぁぁぁ……!!!
たった2時間の手術
とても長く感じた
時間が止まったようだった
医者
今日は遅いので
医者
また明日来てください
暇72
分かりました
時計を見ると深夜を超えていた
なんて長い4時間だったのだろう
そう思いながら俺は寝た
俺は
こさめが起きるまではこさめの分の活動も頑張らなきゃ行けない
なんでかって?
大切な人だからだ






