鬼舞辻無惨
集まったk

スイラ
『きゃぁぁぁーーーーーー!!!無惨様ぁ!!!今日もかっこいい!いやいやいつも格好いいけど!!!!美人!目の保養!!美の暴力!無惨様最高!!なんで皆普通にしてられるわけ!!??てか壱様羨ましい!!絶対いろんな無惨様見てるでしょ!いや無惨様の美しさは永久不変だから昔から同じお姿かな!脳内共有とかできたらスマホ連写して永久保存するのに!!!!!』

無限城に現れ、口を開いて早々に鬼舞辻無惨の耳を突いた女の声。
あまりに長いわデカいわで無惨は耳を覆いたくなった。
まあ部下たちの前でそんなことできないと強靭な精神力で我慢したが。
スイラ
『怒ってる!!怒ってる顔もかっこいいんですけど!?は?最高か?え、怒った顔すらかっこいいとか世界どうなってんの無惨様の美しさで世界壊れね?国宝だよ祀り上げろや!てか殺すなら無惨様が殺して!あ、やっぱ殺されたら無惨様の姿もう見れないから殺さないで!!でも最期に見るのが無惨様の姿とか最高なのでは??脳裏に無惨様の姿焼き付いちゃうじゃん!地獄まで覚えてられるじゃん!!!じゃあいいや殺して!無惨様!殺して!!!』

鬼舞辻無惨
煩い!!!!!!!

うっかり叫んでしまい、無惨がしまったと思うと同時に再び姦しい声が耳を貫いた。
スイラ
『え、バレた?うそ、ポーカーフェイスできてなかったとか?あ、こっち見た!!真っ正面から見る無惨様最高あ待って今私の前に国宝級の顔面があるってコト?ヤバいホント今なら死ねる最高鼻血出そうティッシュ欲しい』

スイラ
ゴフッ

その宣言とともにスイラは血を吐き倒れた。
下弦の面々が慌てるが心の声がバッチリ聞こえている無惨からすれば「え、こいつ本当に鼻血出した、、、」である。
これが下弦の零だと言うのだから笑ってしまう、なんて。
命乞いを始めた下弦たちの横でそれすら見えていないように無惨をひたすら褒め称えるスイラを横目で見ながら鬼舞辻無惨は思ったものだ。
続く?