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狗井 莉犬

こ〜ろちゃぁぁぁあああああん!!!!!

と、俺がころちゃんに、抱きつくと、すぐに

蒼瀬 ころん

は……?

という、幼いころのころちゃんからは想像も出来ないよな言葉が俺の耳を貫いた。

狗井 莉犬

ちょっと!久しぶりに再開したのに、なに?『は?』って!!ひどい!酷すぎるよ!ころちゃん!

蒼瀬 ころん

いや、お前、久しぶりに顔見たなって……。てか、お前、ここの高校に入ったの?

狗井 莉犬

ころちゃん!?いつからそんな口悪くなったの!前みたいに『莉犬くん!』って呼んでよ!!!!

蒼瀬 ころん

いつの話をしてんだよ。おま……………莉犬くん

狗井 莉犬

あれ、この人は?誰なの?

蒼瀬 ころん

あれ、この人は?誰なの?

百瀬 さとみ

ただの先輩だよ、こいつの。百瀬さとみ。君は莉犬くんって言うの?よろしくね

ニコッと微笑むこの先輩は、正直、会った時から俺は彼に苦手意識を 持っていたのだと思う。

狗井 莉犬

はい、よろしくお願いします。さとみさん?はじめまして。改めて、狗井莉犬と申します

百瀬 さとみ

あ……うん、よろしくね。では、ここら辺で……用事もあるし………

普通に自己紹介をしただけなのに、ころちゃんも先輩も、驚いたような顔をして、先輩はどこかへ立ち去ろうとしていた。

それも、ころちゃんから逃げるように。

蒼瀬 ころん

あっ!ちょっとまってくたさい〜!せんぱい〜!!!

そんなとき、ころちゃんは先輩を追いかけようとしていた。

ガシッ(莉犬くんが、ころんくんの腕を掴む音)

蒼瀬 ころん

え、莉犬くん?

そんな行動が信じられなくて、嫌で。

狗井 莉犬

ねぇ、ころちゃん。俺さ、転校したばっかでさ、学校のことなんにも知らないの。学校案内して?

だから俺は、学校案内っていう嘘をついてまで一緒に居たかった。

蒼瀬 ころん

え……でも、せんぱいが……

ころちゃんの口から『先輩』という単語を聞いただけで、少しめまいが起こった。

狗井 莉犬

あんな先輩と、俺。どっちが大切なの……!!!ころちゃんにとって!!!

蒼瀬 ころん

………………莉犬くん

俺が大声を上げると、ころちゃんは、そう口にした。

狗井 莉犬

( ´∀`)ありがと!ころちゃん!大好きだよ♡

蒼瀬 ころん

うん………。ありがとう…

俺がころちゃんに『大好き』と伝えるところちゃんは困ったような顔を浮かべた。

ころちゃんは……わかっているのだろう。

俺がころちゃんを恋愛として好きなことを。

でも、ころちゃんにはさとみくんがいる。

多分、そこからだろう。さとみくんのことが嫌いになった日は。

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