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俺には愛情が分からない
だって愛された事が無いから
両親の愛情は
歳が離れた弟に注がれていた
両親は弟が大好きだ
俺も弟が大好きだ
弟も俺に懐いている
でも両親は
生まれてから1度も
俺に愛情を向けてはくれなかった
最初は寂しかった
それだけだった
でも段々と辛くなった
そして
中学を卒業して1週間後
弟(颯太)
莉犬
弟(颯太)
莉犬
莉犬
弟(颯太)
莉犬
弟(颯太)
弟(颯太)
莉犬
莉犬
弟(颯太)
莉犬
弟(颯太)
莉犬
弟(颯太)
莉犬
俺は弟にそう言って家を出た
高校に入学して暫く経った頃に
年上の彼女ができた
あの人は俺より大人びていて
美人で優しかった
だから、知らなかったんだ
今考えてみたらそうだよね
裏がない人間なんていない
どんなに良い人も
優しい仮面を被ってる
あの人もそんな人だった
俺はあの人が大好きだった
あの人も俺が好きだから付き合ってる
そう思っていた
でも違った
あの人にとって俺は遊びだった
あの人は他の男の人とも付き合っていた
問い詰めたら
『えっ?本気だと思ってたの?w』
『アンタなんて遊びに決まってんじゃんwww』
そう言われた
勿論すぐ別れた
その後から他の女の子と遊ぶようになった
でも結局は遊び相手
俺は何をしても満たされなかった
誰一人として俺を愛してはくれない
女の子なんて皆一緒だ
その考えが覆ったのは
彼女に出会ってからだった