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ら運営と初めての恋

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ら運営と初めての恋

4 - ら運営との初めて恋

♥

104

2021年08月01日

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れう

ねぇ、大丈夫だった?!

コンタミ

すごい音聞こえたけど。

らっだぁ

…あー、平気へーき

咲優

私はまだきょーさんの後ろで震えていた。

あの日々を思い出す度に反吐が出る。

きょーさん

…平気か?

きょーさんは私が震えてるのに 気づいて気にかけてくれた。

咲優

はい、

らっだぁ

…ねぇ、咲優

らっだぁ

聞かせてもらってもいいかな…?

私は少し躊躇った。 この話をしてしまえばこの人たちは 私を嫌ってしまうだろう。

初めて優しさを感じた人達に 嫌われたくはなかった。

…でも、らっだぁさんの真っ直ぐな目を見ると、話すしか無くなる。 凄く綺麗な目をしていたから。

れう

大丈夫、俺たちは嫌ったりしないよ。

その言葉を聞くととても安心する。 私は少し勇気が出て、昔話を始めた。

咲優

あれは、およそ13年前だったと
思います。

咲優

ねぇまま!何してるのー?

あら、____、今ねぇ、

そう言うと私の口に小さなハンバーグを運んでくれた。

_____の今日の遠足のお弁当作り♡

ハンバーグが予想よりも熱く、はふはふと口にほお張る

咲優

おいひい!

ふふっ、よかった。遠足楽しみ?

咲優

うん!

____、今日は初めての遠足だなぁ!

気をつけるんだぞ。

私は一人っ子だったため、 親から1番の愛を注がれていた。

咲優

うん!

よーし、お弁当も出来た!バスもそろそろ来るから、準備しちゃいなさい

咲優

はーい

これほど幸せなことはなかった。 ただ家族とご飯を食べ、 話をし、 一緒に寝る。 それだけがただただ幸せだった。

っよし、忘れ物はなし、
大丈夫そうね。

行ってらっしゃい、____。

咲優

いってきます!!

私はしっかりと遠足を楽しんだ。

水族館では大好きなイルカのショーを見て、見慣れない風景をも楽しんだ。

凄く凄く幸せだった。

お弁当には、ご飯のところがのりで 「遠足楽しめー!」 そう書いてある。 母の頑張りを想像すると、それだけで頬が緩む。

…幸せだった。

ガチャ

咲優

ただいまおかーさん!!

いつもそう言うとすぐに迎えに来てくれる母。 でも今回は違う。空気が冷たかった。 時でも止まったのだろうかと言うほど 何も気配はない。

咲優

おかあ、さん?

少し気になりリビングへ向かう。

そこには信じられない光景が広がっていた。

赤い真紅の血溜まり

嗚咽をしそうな鉄の匂い

壁に横たわっている母の姿。 心臓辺りから血が滲んでいる母。

リビングのドアに横になっている父。

咲優

おとっ、さん?

咲優

お、おかあッ、さん

咲優

おかあさん?!

咲優

ねぇ、おかあさん!!!、

咲優

やだぁ、ねぇ、やだぁぁ…

咲優

ゔぁぁぁぁあぁぁあん!!

そこからは何も考えられなかった。

聞こえるのは車の警報音と男の人の声だけ。

私はその声に耳を傾けられなかった。 目の前の光景に絶望を示していたから

それから私は少しの間施設で暮らしていた。

カウンセリングを受け、少し落ち着いて来た頃だ。

だが、なぜだろう。

自分の名前が思い出せない

しばらくしてから私はとある男の人に拾ってもらった。

???

私が一生懸命育てますよ(ニコッ

その時から私の絶望の歯車は回っていた。

???

ヒック、おい、まだいけるよなぁ?!

その人はとんでもないアルコール中毒者だった。お酒を飲むと酷く変貌し、次第に私を暴力し始める。

咲優

もっ、やめてっ、

???

黙れっ、ヒック

毎日がこうだった。死にたくなった。

そこから今に至った。

???

お前今いくつだ。

あいつが急に口を開いた。 意味のわからない質問だ。

私は誕生日を思い出し、生まれた日から逆算した。

咲優

18…です

???

18か

???

じゃあ、ヤレるな

咲優

…は

そんなことを言われた時虫酸が走った。こんな男にやられなきゃいけないのか

???

股開け

咲優

いやっ、ですッ

???

は?親の言う事も聞けねぇのか?

今回だけは絶対に嫌だった。 こんなやつの子なんて産みたくない。 体が拒否反応を起こした。 まだ殴られる方がマシだった。

???

聞けっつってんだろぉ?!

服を無理やり脱がされそうになる

咲優

い、いやぁあああ!!

それが今までの中で1番出した声だった。

私は玄関の方へ逃げだし、扉を開ける

一か八かだったが、幸いにもドアは空いていた。

先程あいつが飲み物を買いに行ったからだろう。

咲優

やだッ、

咲優

逃げ、逃げなきゃッ、

あいつから逃げなきゃ 次は殺される!!

そう確信していた。

私は逃げることに夢中で、道路など人の目すら見ていなかった。

そこで運命は切り開く。

???

うわぁぁぁあああ!!!

咲優

!!!

キキィィイイイ…

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