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れう
コンタミ
らっだぁ
咲優
私はまだきょーさんの後ろで震えていた。
あの日々を思い出す度に反吐が出る。
きょーさん
きょーさんは私が震えてるのに 気づいて気にかけてくれた。
咲優
らっだぁ
らっだぁ
私は少し躊躇った。 この話をしてしまえばこの人たちは 私を嫌ってしまうだろう。
初めて優しさを感じた人達に 嫌われたくはなかった。
…でも、らっだぁさんの真っ直ぐな目を見ると、話すしか無くなる。 凄く綺麗な目をしていたから。
れう
その言葉を聞くととても安心する。 私は少し勇気が出て、昔話を始めた。
咲優
咲優
母
そう言うと私の口に小さなハンバーグを運んでくれた。
母
ハンバーグが予想よりも熱く、はふはふと口にほお張る
咲優
母
咲優
父
父
私は一人っ子だったため、 親から1番の愛を注がれていた。
咲優
母
咲優
これほど幸せなことはなかった。 ただ家族とご飯を食べ、 話をし、 一緒に寝る。 それだけがただただ幸せだった。
母
母
咲優
私はしっかりと遠足を楽しんだ。
水族館では大好きなイルカのショーを見て、見慣れない風景をも楽しんだ。
凄く凄く幸せだった。
お弁当には、ご飯のところがのりで 「遠足楽しめー!」 そう書いてある。 母の頑張りを想像すると、それだけで頬が緩む。
…幸せだった。
ガチャ
咲優
いつもそう言うとすぐに迎えに来てくれる母。 でも今回は違う。空気が冷たかった。 時でも止まったのだろうかと言うほど 何も気配はない。
咲優
少し気になりリビングへ向かう。
そこには信じられない光景が広がっていた。
赤い真紅の血溜まり
嗚咽をしそうな鉄の匂い
壁に横たわっている母の姿。 心臓辺りから血が滲んでいる母。
リビングのドアに横になっている父。
咲優
咲優
咲優
咲優
咲優
咲優
そこからは何も考えられなかった。
聞こえるのは車の警報音と男の人の声だけ。
私はその声に耳を傾けられなかった。 目の前の光景に絶望を示していたから
それから私は少しの間施設で暮らしていた。
カウンセリングを受け、少し落ち着いて来た頃だ。
だが、なぜだろう。
自分の名前が思い出せない
しばらくしてから私はとある男の人に拾ってもらった。
???
その時から私の絶望の歯車は回っていた。
???
その人はとんでもないアルコール中毒者だった。お酒を飲むと酷く変貌し、次第に私を暴力し始める。
咲優
???
毎日がこうだった。死にたくなった。
そこから今に至った。
???
あいつが急に口を開いた。 意味のわからない質問だ。
私は誕生日を思い出し、生まれた日から逆算した。
咲優
???
???
咲優
そんなことを言われた時虫酸が走った。こんな男にやられなきゃいけないのか
???
咲優
???
今回だけは絶対に嫌だった。 こんなやつの子なんて産みたくない。 体が拒否反応を起こした。 まだ殴られる方がマシだった。
???
服を無理やり脱がされそうになる
咲優
それが今までの中で1番出した声だった。
私は玄関の方へ逃げだし、扉を開ける
一か八かだったが、幸いにもドアは空いていた。
先程あいつが飲み物を買いに行ったからだろう。
咲優
咲優
あいつから逃げなきゃ 次は殺される!!
そう確信していた。
私は逃げることに夢中で、道路など人の目すら見ていなかった。
そこで運命は切り開く。
???
咲優
キキィィイイイ…