初恋は男子校で

その人を見たのは、高校入学初日。 それは友人と歩いている最中のことだった。

「もう急がないと」そんな言葉を放とうとした時だった。

マッシュは目を奪われた。 マッシュの見つめる先に居たのは金髪と黒髪がはっきりと分かれた、横顔の整った青年。 そして、何故か手の先にいたのはウサギだった。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

胸に手を当て、変な感覚になりながら、マッシュは走っていった。

よくある、長くも、面白くもない校長先生の話。 控えめに言ったとして、地獄の始まりである。

そんな中、マッシュの頭の中は先程見た派手な髪の青年で埋まっていた。 この学校の先輩だろうか。なぜウサギと戯れていたのか。そんなくだらない思考を巡らせていればいるほど、入学式の終わる時間は早く過ぎていった。

しかし、途端、マッシュは目を前へと向けた。

目を向ければ、居たのは校庭で見た青年。 マッシュはまた、計り知れない謎の鼓動に困惑しながら、友人からの質問に答えた。

先程とは打って変わり、マッシュは生徒会長もといレイン・エイムズを見つめていた。 勘違いしてほしくないのは、マッシュは話を真面目に聞いているわけではない、ということだ。

: 302号室　マッシュ・バーンデット　フィン・エイムズ : ○○○号室　ランス・クラウン　…… :

ガチャガチャ

バァァァァン

バキッ

家の扉でも何回もやっていた茶番を繰り返し、初日から迷惑をかけてしまったマッシュ、 これからどうなってしまうのだろうか、

思っていたよりもレイマシュの現パロが少ない、、そんな状況を打破すべく、今回はシリーズで学園ものを書いていきます！

更新ペース遅め、レイマシュの発展がかなりゆっくりになってしまうと思いますが、見ていただけると嬉しいです！

さようなら〜