赤髪海賊団はいつものように宴をしていた。
そして今、シャンクスは嬉しそうにニヤニヤし、ウミを追い詰め、ウミはそれを嫌がっている。
シャンクス
もっかい!もっかい!
ウミ
それを呆れたように見ているホンゴウ。
ホンゴウ
ベックマン
"お頭"って呼んじまったんだと。
少し離れた場所のシャンクス達を見る。
ウミ
シャンクス
ウミは骨付きの肉を大事そうに握りしめたまま、扉の前へ行くが、
シャンクスがそれを止めるように足で扉を抑える。
『帰る!』と言ったがどこに帰るのだろうか(笑)
ルゥ
ホンゴウ
お頭が1番喜びそうな事を言ったのか💦
ご愁傷さま…
数分前
ウミはジュースだと思い、間違えてお酒を飲んでしまう。
ウミ
ライム
ウミ
ヤソップと真面目そうに話しているシャンクスを見つけ、声をかける。
ウミ
シャンクス
シャンクスは真面目そうな顔で振り返るが、 一瞬で我に戻りヤソップとシャンクスは『え゛?』と驚いたような顔をする。
ウミ
そして今に至る。
ヤソップ
ヤソップはベック達のところで笑っている。
それからしばらくして、ウミが船を降りる日が来てしまった。
ウミ
ヤソップ
ホンゴウ
ライム
ウミ
確かにみんなと離れるのは寂しいけど、
皆が私の仲間で家族なのはずっと変わんねぇ!
ベックマン
…おい野郎どもいつまでもベソかいてんじゃねぇ。
子離れくらいしろ。
ルゥ
ウミが船降りるってなってから見送りにすら顔を出さねぇんだから。
ヤソップ
あの人が1番ウミに肩入れしてたしな。
ホンゴウ
ルゥ
ライム
ウミ
大丈夫だって!心配すんな!
クルー達は別れが寂しいのか泣きじゃくっている。
だがやはり、シャンクスの姿はどこにも見えない。
ベックマン
ウミ
別れを告げると赤髪たちは船を出し去って行く。
ウミはレッド・フォース号が見えなくなるまで見つめていた。
レッド・フォース号船内
シャンクスは1人、憂いたように酒を飲んでいる。
シャンクス
ベックマン
シャンクス
ベックマン
シャンクス
まぁ、俺自身寂しいってのもあったがな。
ベックマン
ベックマンは敢えて何も言わない。
シャンクス
シャンクス達と別れ、ウミは新世界のある島に来ていた。
なぜか?って?
それはルフィに海賊を辞めさせる為だ。
ルフィはこの島に居るらしい。
ウミは念の為、目が隠れるくらい深くマントを羽織っている。
ウミの顔は今では全世界の人間が知っていると言っても過言ではない。
ウミ
ニシシッ!飯飯〜!
ガヤガヤと港の方が騒がしい。
ウミ
!!アレは!
ウミは何かを見つけた。
モブ
モブ
ナミ
ゾロ!やっぱり降りてきて!
船番をゾロに頼んでいたが、ナミが呼ぶ。
ゾロ
サンジ
ルフィ
ウソップ
2人は走り出そうとしている。
ナミ
ナミが2人にゲンコツする。
「「す、すみません」」
チョッパー
ウミ目線
ウミ
まぁいいや!人目につくとめんどくせぇし、待ち伏せすっか!
ルフィ目線
ナミ
ルフィ
ナミ
アンタ達のせいで私まで目、付けられちゃうんだから、勘弁してよッ!
ロビン
???
その言葉の後、ルフィが水の塊の中に閉じ込められる。
『ルフィ!!』
ウミ目線
ウミ
ナミ
ウミ
ウミ
ウミは能力でルフィを閉じ込める。
ナミ
ウミ
ゾロ、ナミ、ロビンが戦闘態勢をとる。
ウソップ
ウソップはサンジの後ろに隠れながら言う。
ウミ
チョッパー
ウミ
チョッパー
ウミ
ルフィが溺れている。
ゾロ
ウミ
ナミ
ウミ
ゾロ
ウミ
ウソップ
ウミ
ルフィが白目を向き、苦しそうにもがいているのが見え、慌てて解放する。
ルフィ
ルフィは『ゴムゴムのロケット』でウミに攻撃しようとするが、ウミの顔がフードからチラッと見え、力を抜く。
ルフィ
急に止まることが出来ず、ルフィとウミは絡まり、転がって行く。
転がっている先にベポとローが目に入った。
ベポ
ロー
ローとベポが転がって来る2人を見ると、ウミとルフィも気づいたのか口を開く。
ルフィ
ウミ
2人は壁にぶつかり、止まった。
ウミ
ルフィ
『ウミ!?』
少し前、ウミの事を知った麦わらの一味が驚く。
ナミ
サンジ
ゾロ
気持ちわりぃんだよ。
サンジ
ゾロ
サンジ
ナミ
「「すいませんでした…」」
ロビン
チョッパー
ルフィ
ローとベポは何事なのか分からず頭に【?】を浮かべている。
ルフィ
コイツは俺の妹何だ!
2人にウミを紹介する。
ロー
ウソップ
ウミ
ウミがシレッと言う。
ウソップ
ルフィ
ウミ