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赤髪海賊団はいつものように宴をしていた。

そして今、シャンクスは嬉しそうにニヤニヤし、ウミを追い詰め、ウミはそれを嫌がっている。

シャンクス

なぁ、ウミ!
もっかい!もっかい!

ウミ

絶っっ対嫌だァァ!

それを呆れたように見ているホンゴウ。

ホンゴウ

"アレ"どうした?

ベックマン

あぁ、ウミの奴が間違えて
"お頭"って呼んじまったんだと。

少し離れた場所のシャンクス達を見る。

ウミ

帰るッ!

シャンクス

もっかい言うまで返さないぞぉ〜?

ウミは骨付きの肉を大事そうに握りしめたまま、扉の前へ行くが、

シャンクスがそれを止めるように足で扉を抑える。

『帰る!』と言ったがどこに帰るのだろうか(笑)

ルゥ

諦めろウミ〜

ホンゴウ

あ〜あ、不憫だな。
お頭が1番喜びそうな事を言ったのか💦
ご愁傷さま…

数分前

ウミはジュースだと思い、間違えてお酒を飲んでしまう。

ウミ

このジュースうめぇなぁ〜

ライム

酒だ、馬鹿

ウミ

(あ、シャンクス居んじゃん)

ヤソップと真面目そうに話しているシャンクスを見つけ、声をかける。

ウミ

お頭…ッ

シャンクス

ん?

シャンクスは真面目そうな顔で振り返るが、 一瞬で我に戻りヤソップとシャンクスは『え゛?』と驚いたような顔をする。

ウミ

あ゛!!!

そして今に至る。

ヤソップ

自業自得ってやつだな。

ヤソップはベック達のところで笑っている。

それからしばらくして、ウミが船を降りる日が来てしまった。

ウミ

皆、世話になったな!

ヤソップ

ほんとに行っちまうのか?

ホンゴウ

ずっとウチに居ていいんだぞ?

ライム

確かに、元々は2年だけって話だったけど、ずっと居たっていいんだ。な?

ウミ

でも私、ルフィに海賊辞めさせてぇし。
確かにみんなと離れるのは寂しいけど、
皆が私の仲間で家族なのはずっと変わんねぇ!

ベックマン

フッ、言うと思った。
…おい野郎どもいつまでもベソかいてんじゃねぇ。
子離れくらいしろ。

ルゥ

1番、それを言ってやらねぇとならねぇのはお頭だろ?
ウミが船降りるってなってから見送りにすら顔を出さねぇんだから。

ヤソップ

まぁ、仕方ねぇ。
あの人が1番ウミに肩入れしてたしな。

ホンゴウ

いいか?ウミ、怪我すんなよ?

ルゥ

飯、いっぱい食えよ?

ライム

元気でやれよ?

ウミ

アヒャヒャ!
大丈夫だって!心配すんな!

クルー達は別れが寂しいのか泣きじゃくっている。

だがやはり、シャンクスの姿はどこにも見えない。

ベックマン

じゃあな、ウミ。

ウミ

おう!いままでありがとな!

別れを告げると赤髪たちは船を出し去って行く。

ウミはレッド・フォース号が見えなくなるまで見つめていた。

レッド・フォース号船内

シャンクスは1人、憂いたように酒を飲んでいる。

シャンクス

……

ベックマン

お頭、ウミの奴行ったぜ。

シャンクス

…そうか。

ベックマン

見送り行かなくて本当に良かったのか?

シャンクス

敢えて行かなかったんだ。
まぁ、俺自身寂しいってのもあったがな。

ベックマン

そうか。

ベックマンは敢えて何も言わない。

シャンクス

…アイツが元気にやってくれんなら、それ以外なにも言わねぇさ。

シャンクス達と別れ、ウミは新世界のある島に来ていた。

なぜか?って?

それはルフィに海賊を辞めさせる為だ。

ルフィはこの島に居るらしい。

ウミは念の為、目が隠れるくらい深くマントを羽織っている。

ウミの顔は今では全世界の人間が知っていると言っても過言ではない。

ウミ

探す前に、先に腹ごしらえしないとな!
ニシシッ!飯飯〜!

ガヤガヤと港の方が騒がしい。

ウミ

なんだ、なんだ?
!!アレは!

ウミは何かを見つけた。

モブ

おい!アレって麦わらの一味の船だよな!?

モブ

見ろ!しかも麦わらも居る!

ナミ

私達、既に目付けられちゃったじゃない!
ゾロ!やっぱり降りてきて!

船番をゾロに頼んでいたが、ナミが呼ぶ。

ゾロ

なんなんだよ、てめぇはよ!

サンジ

マリモ!てめぇ!ナミさんに向かっててめぇとは何だ!てめぇとは!

ルフィ

うひょ〜!飯屋はどこだ!?

ウソップ

なんか美味そうな匂いすんなぁ

2人は走り出そうとしている。

ナミ

アンタ達待ちなさい!

ナミが2人にゲンコツする。

「「す、すみません」」

チョッパー

こ、怖ぇ…

ウミ目線

ウミ

なんか、拍子抜けだな。
まぁいいや!人目につくとめんどくせぇし、待ち伏せすっか!

ルフィ目線

ナミ

ほんとアンタ達、目離したらすぐどこか行っちゃうんだから

ルフィ

だからごめんって言ってんだろ?

ナミ

ごめんで済んだら海軍なんて要らないのよ!
アンタ達のせいで私まで目、付けられちゃうんだから、勘弁してよッ!

ロビン

いつの間にか野次馬も居なくなったみたいね。

???

モンキー・D・ルフィとお見受けする。

その言葉の後、ルフィが水の塊の中に閉じ込められる。

『ルフィ!!』

ウミ目線

ウミ

やっと野次馬が退いた…

ナミ

ごめんで済んだら海軍なんて要らないのよ!

ウミ

(そうだ!そうだ!海軍なんてクソ喰らえだ!、じゃなくて!)

ウミ

モンキー・D・ルフィとお見受けする。

ウミは能力でルフィを閉じ込める。

ナミ

アンタ!いきなり何すんのよ!

ウミ

お前に用はねぇ

ゾロ、ナミ、ロビンが戦闘態勢をとる。

ウソップ

お、おい!俺を誰だと思ってやがるッ!

ウソップはサンジの後ろに隠れながら言う。

ウミ

知らねぇよ!めちゃくちゃビビってんじゃねぇか!

チョッパー

こ、コイツ、強いぞ!

ウミ

た、たぬきが…たぬきが喋ったぁぁ!?

チョッパー

タヌキじゃねぇ!トナカイだ!

ウミ

なんかごめんッ!

ルフィが溺れている。

ゾロ

てめぇ、いい加減コイツを解放しやがれ!

ウミ

麦わらのルフィ、海賊を辞めろ!

ナミ

何言ってんのよ!

ウミ

辞めると言わなきゃ解放しねぇ!

ゾロ

解放しねぇと言いたい事も言えねぇだろうが!

ウミ

うるせぇ!騙されねぇからな!

ウソップ

アホだ!あいつアホだ!

ウミ

!!

ルフィが白目を向き、苦しそうにもがいているのが見え、慌てて解放する。

ルフィ

ッ…!てめぇ、さっきから聞いてりゃ好き勝手言いやがって!

ルフィは『ゴムゴムのロケット』でウミに攻撃しようとするが、ウミの顔がフードからチラッと見え、力を抜く。

ルフィ

あ!お前ッ

急に止まることが出来ず、ルフィとウミは絡まり、転がって行く。

転がっている先にベポとローが目に入った。

ベポ

キャプテン!なんか転がって来てる!!

ロー

あ?

ローとベポが転がって来る2人を見ると、ウミとルフィも気づいたのか口を開く。

ルフィ

あ!

ウミ

ん?

2人は壁にぶつかり、止まった。

ウミ

痛ってぇ!何すんだよ!

ルフィ

お前こそ何すんだよ!ウミ!

『ウミ!?』

少し前、ウミの事を知った麦わらの一味が驚く。

ナミ

この子がルフィの妹のウミちゃん?

サンジ

手配書も綺麗だったが間近で見るともっと綺麗だ!

ゾロ

おい、変態コック。
気持ちわりぃんだよ。

サンジ

んだと!?このマリモ頭!

ゾロ

なんだ?やんのか!?

サンジ

いいぜ?やってやらぁ

ナミ

2人とも、ちょっとくらい静かにしなさい!

「「すいませんでした…」」

ロビン

確か貴方、今の懸賞金は5億9800万Bだったかしら、異名は【白き覇王】。

チョッパー

えー!?前ですら1億超えてたのにもう5億超えてんのか!?

ルフィ

ニシシッ!すげぇな、ウミ!

ローとベポは何事なのか分からず頭に【?】を浮かべている。

ルフィ

お、トラ男!クマみたいなやつ!
コイツは俺の妹何だ!

2人にウミを紹介する。

ロー

…まさか麦わら屋に妹が居たとはな

ウソップ

お!トラ男じゃねぇか。こんなとこで何してんだ?

ウミ

今さっきまでビビってたのに…

ウミがシレッと言う。

ウソップ

うるせぇ!

ルフィ

でもなんでお前がここn

ウミ

ルフィ!海賊をやめろ!
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