テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
プリンセス·はる【はるひめ】
ピコピコハンマー
52
ut
走れ
走れ、っ…!!
考えろ、っ…!!
あいつならどこに行く?
あいつなら何を考える?
急げ、俺。
わざわざ空き教室にしたくらいだ。
誰にも見られたくなかったんだろう。
誰にも聞かれたくなかったんだろう。
だから、人目のつかない静かな場所に行くはずだ
そんなのどこで、っ…
何個あるってんだよ、っ…!!
どれくらい経ったんだろう
hrの行きそうなところはほとんどあたったのに
どこにもいない。
人目のない静かな場所、
他に何があるか考える余裕がないくらい
疲れていた。
…でも、
それでも、
思考をやめることも、足を止めることもせず
ただひたすらにhrを探していた。
hr視点
hr
どれくらい、経ってんだろう…。
utが帰ってるのかすら分からない。
…、これ以上話しても、
会うことすら気まづい状況になってしまった。
これくらいなら、相談しなければよかった。
全部俺が、
無理してでも責任を負うべきだったんだ。
辛いも、悲しいも、何もかも、
自分一人が背負えばよかったんだ。
hr
…
涙を零して
伏せて
泣いてたんだ。
そんな時、鳴るはずもない音が鳴った。
…、いや、鳴ると思っていなかった音が鳴ったんだ。
…それは、戸を開ける音だった。
ut視点
他にどこがある、っ…!!
ずっとずっと探しているのに、
あいつだけが見つからない。
どこだ、っ…!
…どこに、っ…!!
その時だった。
いつだったかな。
いくらか前の、hrが言ってた一言を思い出したんだ。
…俺は、屋上に向かった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!