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藤澤 涼架
藤澤 涼架
藤澤 涼架
誰もいない静かなリビング
テーブルの真ん中に花瓶がある
藤澤 涼架
アネモネ
だっけ
そっと花びらに触れる
花は大きくて不安定で
軽く引っ張っただけで 取れてしまいそうだった
ﾌﾟﾁ
僕の手に引かれ 1枚の花びらが落ちる
こういうか弱いものってなんでこんなにも壊したくなるんだろう
ダメだってわかってるんだけどなぁ笑
小さくて可愛いものは大好き
だけど
ぎゅっとしたくなるというか
壊れてしまえば戻らないからこそ
一度きりの壊れる姿を
見てみたい
みたいな感じ
藤澤 涼架
検索するためにスマホを開く
ｶﾞﾁｬ
○○
藤澤 涼架
○○
藤澤 涼架
○○
○○はふとテーブルを見る
○○
○○
眉を下げて悲しそうに僕に視線をわたす
○○
○○
藤澤 涼架
藤澤 涼架
藤澤 涼架
まぁ僕がちぎったんだけど
○○
○○
ｶﾞﾁｬ
若井 滉斗
大森 元貴
○○
慌ててキッチンにかけ出す背中を見送る
若井 滉斗
若井 滉斗
藤澤 涼架
大森 元貴
いたずらっぽい顔で言う元貴の言葉に 心底ドキッとした
藤澤 涼架
若井 滉斗
大森 元貴
そう言って若井も部屋を出る
大森 元貴
大森 元貴
藤澤 涼架
大森 元貴
藤澤 涼架
大森 元貴
藤澤 涼架
なるせ
なるせ
なるせ
なるせ
なるせ
なるせ
なるせ
なるせ
なるせ
なるせ
なるせ
なるせ
なるせ
なるせ
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