あの日から、チーノのことが気がかりだった
ci
ショッピ〜〜!
明日あそぼーぜ!!
明日あそぼーぜ!!
syp
…ぉん…ええよ…!
大丈夫なのだろうか
でも。 少なくとも普通に話しているときは 嘘の笑顔には見えない
きっと…大丈夫 大丈夫
じゃないだろうな
経験したワイが一番分かっとる
誰にも頼りたくないねんな
迷惑かけたくないねんな
分かっとる…
けど、 無理はしてほしくないやん…
初めての親友なんやで??
見てて辛いわ…
……今日… 木曜日やねんな
結局、気づいたらチーノを待っていた
何時間かたった
2時間くらいか。
長い
昇降口らへんに、チーノが下を向いてこちらに歩いてきているのが見えた
syp
チーノっ……!!
変に大きい声が出てしまった
ci
…!
こちらに気づく。 笑って手を振って、こちらに走ってきた
ci
ショッピ!!
syp
( 笑
ci
なんや…待っててくれたんか!
それなら言ってくれたらよかったんに!
それなら言ってくれたらよかったんに!
syp
言ってもどうせ遅くなるやろ…?
ci
…うん…!( 笑
一瞬表情が曇った気がする
顔が引きつる。 普通にできてるだろうか
syp
…ちょっと公園よらへん…?
ci
んー?ええよ〜!( 笑
ci
あーーもうすずしーなー!
syp
…おん
ci
暗くなってきたし!!
syp
…、…
ci
どーしたん?
ci
公園によったんなんでや?
syp
…………
syp
大丈夫なんか…?
ci
…えっ?
ここで、 ここで 訊いてしまわないと 一生 訊けない気がしたから
ci
なにがや…?
syp
…見たねん
syp
放課後…
syp
前、興味本位で…
syp
ついてって…
ci
……
全て話した 見たこと 聞いたこと すべて
ci
あははっ…
ci
見られてたんやなぁ…
ci
じゃぁ…じゃあしゃーないなぁ……
ci
これじゃぁ嘘を吐き通せないやん…
syp
……嘘なんて…
syp
嘘なんて言わなくてええねんッッ!!
ci
えっ
自分でもびっくりした ここまで大きい声が出るとは
syp
分かるで…分かる…!
syp
迷惑かけたくないんやろ?
syp
心配かけたくないんやろ??
syp
俺もッ…俺も前…いじめられてたからわかるねんッ
ci
しょ…しょっぴも…?
syp
でもなぁ!
syp
支えてくれたねん…
syp
頼っていいって
syp
教えてくれた奴らがおんねん…
精一杯だった
夢中だった
本音をぶつけた
そうしないと、いつか
いなくなってしまいそうだったから
syp
…せやから
syp
俺も…俺が
syp
チーノの
syp
チーノにとっての
syp
そんなやつになりたい
ci
…ッッ…!
ci
…ぅ…ぅ゙ぅ゙…
気づくと、チーノの目からは ぼろぼろと 涙が溢れていた
syp
無理すんなよ
ci
…ぅ゙んッ!( 泣
その時のチーノの笑顔は
きれいで
あかるくて
“本物の花”
だった
〜〜造花みたいな笑顔の君〜〜
ー完ー
今まで見てくださり、ありがとうございました!