テラーノベル
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・資料記録 対象:《青薔薇の皇帝》
対象名:ミヒャエル・カイザー 異名:青薔薇の皇帝
・能力名 《青薔薇(ブルーローズ)》
対象は「記憶」を媒介に、現実へ干渉する。
強い感情を伴った記憶を“固定”し、 それを現在の現実に上書きする能力である。
再現されるのは幻覚ではない。
空間、感覚、時間認識までもが歪められ、 対象及び周囲の者は“過去の中で存在する状態”へ移行する。
また、他者の記憶にも干渉可能だ。
対象が保持する記憶を起点に、 相手の深層記憶を強制的に刺激・再生することができる。
・発動特性 発動時、空中或いは地面に青い薔薇が咲くように出現する。
この薔薇は記憶の具現化であり、 花弁の増減・破壊は状態と連動している。
安定時は美しく整っているが、 感情の乱れにより歪み・ノイズ・破壊が発生する。
・代償 代償は能力使用ごとに
“その記憶を現実から喪失する”
再現された記憶は劣化し、 やがて存在の曖昧化、完全喪失へ至る。
進行段階:
①細部の欠落 ②対象の輪郭喪失 ③記憶の完全消滅
最終段階:
代償自身が“記憶存在”へと変化する可能性
・備考 対象は代償を理解した上で能力を使用している。
特定の人物に関する記憶を優先的に消費している傾向あり。
合理性は認められない
筆記が僅かに乱れる
理解不能
なぜ、その記憶を失う。
最も失ってはならないはずのものを なぜ、自ら削る。
インクが滲んでいる
……違う。
理解は、できている。
認めたくないだけだ。
筆圧が段々強くなる
あの人は
忘れたくないから使い続けている。
忘れるくらいなら
自分が、消えてもいいと思っている。
少しの空白
……ふざけるな。
書き直しの跡
非合理。
明確な自滅行為。
乱れる
なのに、なぜだ
なぜあの人は
あんな顔をするんだ
滲み
あれは
魔法なんかじゃない
わかってる
最初から
分かっていたはずだ
文字が崩れている
それでも
僕は
長い余白
カイザー
主語が完全に消える
どうして
そんな風に
壊れてまで
あの男に
あの男を
書きかけで止まっている
……いや
違う
ねす
ねす
ねす
最後の残った行に、インクが大きく滲んでいた。
コメント
2件
うわ………天才すぎる、、、どうしたらこんなに上手くかけるんだ、
ネス視点?ですか?こっちもこっちで切なくていいですね!これからの展開がとっても気になります!