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照彦
盲信的に突き進んで来た神殺しの道のゴールテープがようやく切れたようだ。 いや、まだ気が早いな。 神を倒して世界の維持を代行する。 そうすれば、神に世界が滅ぼされる事が無い。
照彦
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照彦
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照彦
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照彦
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照彦
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照彦
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高次元干渉装置が作動した。
照彦
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照彦
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形も、姿も、存在までも朧気なそれを俺は初めて見た。しかし、その正体にはすぐピンと来た。 きっと神だ。そうに違いない。 恐怖よりも先に、好奇心を煽られて興奮した。 そこでふと我に戻る。 頭を冷やし冷静に交信を試みようとした。 次の瞬間、研究員が頭から喰われた。 違う、吸収されているのか? 研究員は足をジタバタと抵抗するが、それも虚しく少しづつ呑み込まれてしまった。
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照彦
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照彦
人類を滅ぼすような奴らだ。 発言に気を付けよう。
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照彦
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なんだって、喰った人間の記憶を覗けるのか。 だったらもう猫被る必要は無いな。 こうなりゃやけくそだ。
照彦
照彦
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照彦
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照彦
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照彦
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神は、研究員を吐き出し何処かへと姿を消した。 それから間もなく、1分が経過したようだった。
照彦
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照彦
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なんの躊躇いも見せずに顔面を殴ってきた。
照彦
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照彦
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照彦
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照彦
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研究員は、荷物を纏めずそのまま出て行った。
照彦
照彦
照彦
照彦
照彦
結局、世界の崩壊を止めることは出来なかった。 空を見上げると、肉眼でも世界のヒビが見えるようになっている。 あの研究員の言う通り、俺は正真正銘のクソ野郎だったようだ。 今から何か出来ることは無いかと考えた。 勿論、事態の収拾ではなく、償いだ。 しかし、今となっては腹を斬ろうと意味が無い。 なので俺は、過去の自分に償わせる事にした。 ただの責任転嫁だと思えばそうかもしれない。 そうかもしれないではなくそうだ。 若き日の俺には何も罪は無い。 だがそもそも、償いに意味は無いだろ。 ただ、気持ちが少しスッキリするだけだ。 まあ兎も角、私のようなクソ野郎は、宇宙の果てで一人孤独に死ぬのが相応しいんだ。 だから、今から嘘をつく。
照彦