テラーノベル
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...................ごめんなさい
ごめんなさい..........ッ
..........許してくださいッッ
〇〇「ふぇっ...!?」
目が覚めて10秒、漸くさっきの事が夢だと気付く。
チフユ「どうしたんですか..........?」
チフユ「さっきから魘されてましたけど...」
〇〇「えっ、がち?」
チフユ「がちです、先輩悩み事なら俺に何 でも相談してくださいね!?」
〇〇「..........うん」
チフユ「今日集会ありますし、早く 帰りましょ!」
〇〇「ねぇ千冬〜..........」
〇〇「今日さ、家泊めてくんない?」
チフユ「えっ!?」
〇〇「あ、無理?ごめん」
チフユ「いや、違くて」
チフユ「どうしたんですか..........!?」
チフユ「先輩からお願いするなんて..........」
〇〇「..........いーじゃん、たまには」
違う。
違うんだ、
帰ったらきっとまた地獄が始まるんだ。
マイキー「〇〇〜!!」
〇〇「やほー!」
ドラケン「今日は前髪上げてんだな」
〇〇「教室で寝てたら寝癖ついた」
チフユ「ちょんまげみたいになって ましたよw」
ドラケン「どんな寝方してたんだよw」
〇〇「分からん..........w」
この世界は平和だった。
友達には恵まれていた。
いや、全てに恵まれているかもしれない。
両親を除いて。
〇〇「..........圭介〜」
バジ「どーした?」
〇〇「あのさ、明日家泊めてくれない?」
今の私には、ただ両親から逃げることしかできなかった。
バジ「珍しいな、お前から言ってくる なんて」
バジ「いーけど」
バジ「おふくろいるぜ?」
〇〇「全然いーよ!ありがと〜」
〇〇「圭介ママに会うの久しぶりだ〜」
バジ「確かにな〜」
これをいつまで続けられるかが問題だった。
ミツヤ「さっき場地と2人で何話して たんだ?」
〇〇「あー、圭介ママに伝えて ほしいことあったから〜」
ミツヤ「へぇ〜」
チフユ「場地さんのお母さん..........」
チフユ「あんま話したことないっす」
ミツヤ「良い母ちゃんだよな〜...」
〇〇「うん、......羨ましいくらい笑」
マイキー「なんの話〜?」
ドラケン「場地の母ちゃん?」
〇〇「そーそー」
バジ「何でそんな話してんだよ」
チフユ「良いお母さんらしいっすね!!」
バジ「あ?」
バジ「厳しすぎて怖ぇよ」
〇〇「それも優しさでしょ...笑」
この話をしてるとき、ずっと苦しかった
私のお母さんは______
小さい頃から私は両親の理想の子供に育つような教育をされていた。
美人で、頭が良くて、運動ができて、字が綺麗で、絵が上手くて..........
そんな子に育てるために両親は私の気持ちなんて一切考えなかった。
ある日
母「..........何?この点数は。」
〇〇「..........97点です。」
母「何でこんな点数になったか聞いて んのよ!!」
〇〇「....................」
私は何か悪いことをしたか?
クラスでも学年でも点数は1位、
まず1教科だけ97点を取っただけで、後は満点。
勿論学年1位で、偏差値も70台後半はある。
そんなに私は出来損ないなのかな。
母「夕飯は抜きよ、勉強でもして反省 しなさい。」
〇〇「..........はい」
お母さんが部屋を出てから、財布と携帯を持って窓から外へ飛び降りた。
3点落としただけで夕飯抜き。
こんなんじゃいつか死んじゃうよ、笑
〇〇「どこ行こーかな、」
夜遅いし誰かの家に行くのも迷惑だからと思って私は電車に乗った。
〇〇「六本木でいっか.....」
そういえば六本木仕切ってるのって誰だったっけ、追い出されたりしないよね?
私の事なんて誰も知らないか笑
なんて一人で思いながら電車を降りた。
〇〇「久しぶりに来たー.....」
...................六本木のカリスマ、!!
そうだ、六本木を仕切ってるのは
〇〇「...........灰谷兄弟だ」
??「俺らがどーしたってぇ?♡」
その声で振り向くと、そこには高身長の2人組がいた。
三つ編みとねるねるねるねみたいな髪色の人。
〇〇「灰谷兄弟さん..........?」
??「そーだけど?」
〇〇「...................」
バレたら終わる、そう思った。
ラン「俺は蘭、こっちが竜胆」
ラン「こんなとこで女の子が1人で 何してんの〜?」
〇〇「夕飯抜きにされて〜.....あはは」
リンドウ「悪いことでもしたのか?w」
〇〇「テストの点数がお気に召さ なかったらしいです..........」
リンドウ「何点だったんだよ」
〇〇「..........97点」
ラン「は?」
リンドウ「..........それで飯抜きかよ」
〇〇「お母さん厳しいんで、笑」
ラン「...................俺らん家来る?」
ラン「夕飯、一緒に食べよーぜ!」
この人たちは良い人なんだと、
味方なんだとこの時思った。
〇〇「ありがとうございますっ...!!」
リンドウ「行こ」
あの後2人のお世話になって、次の日朝早くに家に帰ったがバレずに済み、
2人とは連絡先を交換して、たまに遊びに行く仲になった。
未来が少しだけ明るくなったような気がした。
でも結局辛さは変わらない。
コメント
3件
97点とか取ってみたい人生だったな..........(
ねるねるねるねはふざけました、雰囲気ぶち壊してすみませんでした。( この話は何となく作っただけなんで暇な方は見てください😌