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#3ck!
みか
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617
ur
ya
放課後の生徒会室 書類を整理していた俺は、顔を上げて首を傾げた
ya
ur
urは俺の机に置かれた書類の山を見て 呆れたようにため息をついた
ur
ya
ur
ya
ur
urが机を軽く叩く
ur
ya
ur
urは俺の手元から書類を一枚抜き取った
ur
ya
ur
ya
ur
ya
urは俺の棚の中に書類を戻した
ur
ya
ur
ya
ur
名前を呼ばれて、思わず口を閉じた urはいつものふざけた顔じゃなかった
ur
ur
その言葉に、胸の奥が少しだけ揺れた でも、俺はすぐに笑った
ya
ur
ya
ur
ya
ur
urは俺の顔を覗き込んだ
ur
……何も言えなかった だって、そう言われたのは初めてだったから
ur
urは少しだけ笑った
ur
ya
ur
ya
ur
ya
俺は半ば強引に生徒会室から連れ出された ……ほんと、自由すぎる
でも… その日、俺は久しぶりに 自分の仕事じゃないことで、頭がいっぱいになった
ya
駅に着いて、電車に乗って しばらくして降りた先で 俺は、目の前の建物を見上げて固まった
ya
ur
urが得意げに笑う
ur
ya
ur
……あ そういえば、そんな話をした気がする
ゲームの合間に、好きな生き物の話をしたことがあった 俺がクラゲ好きだって言ったら urが「なんで?」って聞いてきて 「なんか、ずっと見てられるんだよね」って答えた まさか、覚えてたなんて
ya
ur
urは当たり前みたいに言った
ur
ya
……ほんとに、そういうところ
ur
urが先に歩き出す 俺は慌てて、その背中を追いかけた
館内に入ると、青い光が俺たちを包んだ 大きな水槽の向こうを、魚たちがゆっくり泳いでいる 天井から差し込む光が水面に揺れて、壁にも床にも 淡い青色が広がっていた
ya
思わず声が漏れた 『綺麗』 ただ、それだけなのに ずっと見ていたくなる
ur
urが水槽の向こうを指さした
ur
ya
ur
ya
ur
ya
ふたりでずっと笑っていた
水槽の前を移動して、次はペンギンを見に行く よちよち歩く姿に、urが「お前みたい」と言い出して
ya
ur
ya
ur
ya
くだらないことで笑って 気になる魚がいたら立ち止まって 気づけば、時間がどんどん過ぎていた
生徒会の仕事のことも 明日の予定も 提出しなきゃいけない書類も 今は、考えていなかった ただ、楽しかった
ur
ya
ur
ya
ur
urは笑いながら、俺の顔を指さした
ur
その言葉に、少しだけ恥ずかしくなった 自分では、普通にしているつもりだった 疲れているつもりも、そんなになかった でも、urにはわかっていたらしい
ya
ur
ya
そう言うと、urは一瞬だけ目を丸くした それから、照れくさそうに笑った
ur
その笑顔を見て、俺も笑った
館内の奥 少し暗い通路を抜けた先に、クラゲの展示があった 透明な水槽の中で、クラゲがふわふわと漂っている 青や紫の光に照らされて、まるで空を飛んでいるみたいだった
ya
俺が呟くと、urは隣に並んだ
ur
ya
クラゲは、何も急いでいない 誰かに期待されているわけでも 何かを成し遂げなきゃいけないわけでもない
ただ、水の中をゆっくり漂っている ……少しだけ、羨ましいと思った
ur
urが言った
ya
ur
ya
ur
ya
ur
ふたりで笑う それから、少しだけ静かになった 水槽の光が、urの横顔を青く照らしていた
ur
ya
ur
また、その話 俺は反射的に「大丈夫」と言いかけて やめた ……urには、きっとバレる
ya
口にした瞬間、少し驚いた こんなふうに答えたのは、久しぶりだった urは、何も言わずに聞いていた
ya
ur
ya
言葉が、少しずつこぼれていく
ya
最後の言葉は、ほとんど囁きだった urは、驚いた顔をしなかった 笑いもしなかった。 ただ、ゆっくり頷いた
ur
それだけだった でも、その一言に 俺は、少しだけ救われた気がした
ya
ur
urは水槽を見たまま言った
ur
ur
胸の奥が、じんわり温かくなった ……そうか 嬉しいって思うことも 疲れたって思うことも どっちも、嘘じゃないんだ
ya
ur
ya
ur
また、ふたりで笑った でも今度は 俺の笑顔を見て、urが少しだけ安心したような顔をした
水族館を出る頃には、空が夕焼け色に染まっていた 駅までの道を、ふたりで並んで歩く
ya
俺が言うと、urは首を傾げた
ur
ya
ur
urは少し笑って、それから前を向いた
ur
ya
しばらく、ふたりとも黙って歩いた だけど、不思議と気まずくはなかった 水族館のこと 学校のこと いつものゲームのこと 話したいことはたくさんあるのに、今はただ隣にいるだけでも心地よかった
ya
ur
ya
ずっと聞きたかったことだった urは少し驚いた顔をした
ur
ya
ur
コメント
1件
うわあ、第11話、すごくよかったです……! yaくんが「大丈夫」連発するところ、もう心がぎゅっとなりました。それをurくんに「信用できねぇ」って言われるシーン、すごく刺さりましたね。クラゲの水槽の前で、初めて「疲れた」って素直に言えたyaくんの気持ち、分かるなあ……。 urくんが覚えてたクラゲの話ってエピソードも、何気ない日常の積み重ねがしっかり描かれてて、ほんとにいい関係だなあって思いました。ただ、最後の「いろいろあるけど」で終わっちゃったのが気になります! この先がめっちゃ気になる展開ですね……楽しみにしてます! 続き待ってますね🌷