爆豪 光己
実はね、あなた達は
血の繋がった兄妹じゃないの。
爆豪 蕗華
ぇ?
爆豪 勝己
は、?
頭が真っ白になった。
どういうこと?
言葉が出ない。
爆豪 勝己
っ、おい、どういうことだよ
考えられない。
お母さんじゃなかったってこと、?
お兄ちゃんじゃなかったってこと、?
ありえない
爆豪 蕗華
ねぇ、どういうことなの、、
頑張って出そうとする声が震える。
爆豪 光己
あのね、蕗華はね
爆豪 光己
養子なの。
頭痛がする。
私は捨てられた子なの?
息が上手くできない。
爆豪 蕗華
ハァッ、ケホッ
お兄ちゃんも呼吸が荒くなってる気がする
爆豪 蕗華
ぇ、わたしって
爆豪 蕗華
爆豪家の人じゃない、の?
爆豪 光己
そうなるわね、
お母さんの眉が引きつってる、
爆豪 蕗華
ねえ、?どうして、今まで
爆豪 蕗華
かく、してたの?
爆豪 蕗華
だからなの?私の髪の毛が黒いのも
爆豪 蕗華
個性も全く別物
爆豪 蕗華
だから、なの?
気持ちが抑えられない
思ったことが全部言葉に出てしまう
爆豪 勝己
おぃ、なんで今なんだよ、?
爆豪 勝己
もっと早くから言うべきだったんじゃねーのかよ、、
その時、俺は
蕗華に光が消え、
闇雲に包まれているように見えた。
爆豪 蕗華
わたし、は誰なの、、ボソッ
爆豪 光己
ッ、お母さんも
爆豪 光己
明日こそ言おう、ってずっと前から
爆豪 光己
思っていたけど、蕗華の笑顔を見ていたら、っ
爆豪 光己
今日になってしまったわ、
爆豪 光己
本当にごめんなさい
爆豪 蕗華
わたしの、、元の名前ってなんだったの、
爆豪 光己
白鳥咲 蕗華 だわ。
爆豪 蕗華
っ、そうなんだね
頭が回らない。何もかもがどうでも良くなった。
爆豪 光己
_________
爆豪 勝己
__________!?
爆豪 蕗華
__
話し合いが終わり、部屋に戻った頃。
さっき。涙は流さなかった。
堪えてたから。
爆豪 蕗華
ぅ、
爆豪 蕗華
うゎ、っ
爆豪 蕗華
っ、
爆豪 蕗華
なん、でっ、ぅう、
ボロボロとこぼれ落ちる。
でも、それのほとんどが
花びらだった。
もう、わからない、私が誰か
爆豪 蕗華
ヒック、ヒック、
訳わかんねぇよ、
あいつぁ、妹じゃねーのか、?
ヒック、グスッ
蕗華、泣いてる、
爆豪 勝己
っ、これからどうすんだよ、







