魔理沙
菜瑠
長い夜の贈り物 檻地菜瑠(おりじなる)
種族:神様 能力:病を癒す程度の能力
夜が長い冬の日に生まれた神様。暗い夜はいつまでも続くものじゃない。彼女の能力は冬至の「陰の気が陽の気へと向かう」という性質に由来する。病に侵されし人間がそのまま死んでしまうという不条理を彼女は認めない。苦しんだ人間は救われなければならないのだ。 菜瑠が生まれたのはちょうど仏教が日本に伝わったばかりの時代だった。神々の中には異国の仏を拒絶した者もいたが彼女は受け入れることにした。神と仏は共存し得ると考えたのだ。薬師如来(病や怪我を癒す仏であり全国各地で信仰されている)の寺に祠を併設してもらって細々と、しかし確実に信仰を得ていた。
状況が一変したのは明治時代になってからのことであった。政府が出した神仏分離令は寺院に反感を持つ人々によって拡大解釈され、各地で寺院が破壊されたのだ。それによって菜瑠の祠も寺諸共破壊されてしまったのである。 信仰を受ける場所を失った神はもはや存在出来ない。彼女は忘れ去られ、そのまま消滅するはずであった――そう、彼女のような者が辿り着くのが幻想郷である。とは言っても突然現れた、しかも弱った神様を信仰する物好きな人間はそう多くない。だがそんな人間がいたのだ。彼女のその人間への感情はただ自分を信仰してくれる者、という範疇を超えていた。
さて、幻想郷とは人間にとっては危険な地である。里の外を歩いていてはそこらの妖怪にあっさりと殺されかねないのだ。菜瑠に会う為に何度も里の外に出ていたその人間が不運に遭うのは当然のことであった。菜瑠は人間の死を深く嘆いた。しかし彼女は考えた。代償を以てすれば死という病すら癒せるのではないか、と。彼女は迷わず代償を払い、人間を蘇らせた。その時に左目を失ってしまったが何の問題でもない。
スペルカード 陽符「一陽来復」 越冬「枯木逢春」 再生「重見天日」 いずれも悪い状況から良い状況へと転じることを意味する四字熟語である。
その他細かいデータ 生年:西暦572年(古墳時代末期) 一人称:私 二人称:貴方 口調:ゆるふわ 出典:キラキラ鱈メーカー3様
霊夢
魔理沙
菜瑠
魔理沙
霊夢
魔理沙
コメント
1件
最後まで読んで下さって誠にありがとうございます。 …投稿してから思ったけど東方要素薄過ぎやしませんかね…。