そら
「どうして……どうしてこうなったのぉぉぉ!!」
鏡の前で、真っ白なウェディングドレスに身を包んだそらちゃんが叫ぶ。
その背後では、シュナとシオンが「最高傑作ですわ!」「そら様、世界一美しいです!」と目を輝かせながらベールを整えていた。
そら
「だって……赤ちゃんが『結婚式だバブ!』って全土に配信しちゃうんだもん……!」
そう、赤ちゃんのスキルは止まらない。今この瞬間も、そらちゃんの花嫁姿は世界中の大型ビジョンに生中継されている。
ジェジェ
「……お待たせしました、そら」
扉が開き、現れたのは白の軍服に身を包んだジェジェだった。
いつもは冷静な彼も、今日ばかりはそらちゃんの美しさに息を呑み、わずかに頬を染めている。
ジェジェ
「……私の計算でも、これほど美しい光景は予測できていませんでした。……あなたは、私の想像を遥かに超えて、私を魅了して止まない」
ジェジェがそらちゃんの前に跪き、その手を取る。
赤マナス
《 告知。……挙式準備完了。……参列者:魔王ギィ、ルミナス、ヴェルドラ、その他テンペスト全住民。……ご祝儀の魔石によるエネルギー充填率は1000%を超えています。……パパ、ママ、最高に幸せなキスを。……バブ。 》
脳内の赤ちゃんのナビゲート(?)と共に、二人は大歓声の響く祭壇へと向かった。
リムルが「俺が神父役かよ……」とボヤきながらも、泣きそうな顔で二人を待っている。
ミリムは空からお祝いの魔力弾(花火)をぶっ放し、シオンは感動のあまり大号泣して地響きを立てている。
そら
「ジェジェ……私、なんだか夢みたい」
ジェジェ
「……夢ではありませんよ、そら。……これからは脳内だけでなく、魂の深くまで、私はあなたのものです」
ジェジェがそらちゃんのベールをゆっくりと上げ、顔を近づける。
ジェジェ
「……愛しています、そら。……全人類が見守る中で、誓わせてください。……永遠に、あなたとこの子を守り抜くと」
二人の唇が重なった瞬間、世界中の画面が真っ白な光に包まれた。
それは、赤ちゃんのスキルによる「最大級のお祝い誤爆」。
赤マナス
《 追記。……結婚式、大成功です。……なお、現在の投げ銭(お祝い)の額で、テンペストに新しい『家族用の城』が3つ建ちました。……今夜は……朝まで寝かせませんよ、そら。……バブ(笑)。 》
おしな
そういえばこの二人結婚式してなかったんでしました~






