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八月九日、天気は晴れ
今日から日記を書くことにする。
朝、早起きして学校に行った。
少し離れた席の百合さんと美香さんが、お話しているのが見えた
美香さん、彼女の物語もなかなかなものだった。
少し可哀想だけれど、私は読んでて楽しめた。
彼女の人生で一番大きな物語。
題名は確か、「失くしたモノ」
夏休みに起きた、事故を元にできたお話
とても可哀想な話
少女
少女
少女の兄
少女
少女
そこは交差点だった。
色は青だったけれど、そこへ車が飛び込んだ
少女の兄
彼女のお兄さんが彼女を守るように身代わりとなった
そしてお兄さんは轢き逃げに会い、死んでしまった
彼女はそれを忘れている
命を守ってくれたお兄さんの最後を、忘れたまんま
そんな物語の最後は
彼女の友人によってネタバレされて
終わるのだ。
花風ユナ
花風ユナ
花風ユナ
花風ユナ
花風ユナ
花風ユナ
彼は、雪風学園の元教師。
花風ユナ