/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
5年前…
大澤真人
悠人昨日はありがとうな！
七瀬悠人
うん、こちらこそ。
大澤真人
久々にはしゃいだな、俺達w
七瀬悠人
うん、先生に怒られて追いかけられたよw
七瀬悠人
2人で、調子に乗って先生に煽って逃げている途中に真人が転けたのはびっくりしたよw
大澤真人
あれは、マジ焦ったw
大澤真人
俺を置いて1人で、逃げるのと思ったけど、助けてくれるとは思わなかったわ笑
大澤真人
あの時はマジありがとうな！
七瀬悠人
うん、てか置いて逃げるとかしないから安心して笑
大澤真人
うん笑
大澤真人
で、次いつやる？
七瀬悠人
あ、ごめんそれなんだけど。
七瀬悠人
先生を、怒らせるのは今日で最後にしようと、、
大澤真人
は？
大澤真人
なんで？
七瀬悠人
母さんに、このままだと成績が下がると言われたからさ…
大澤真人
そんなんでかよ
大澤真人
俺達の友情はそんなんもんかよ💢
七瀬悠人
ごめん、でも2人でゲームとかならいいからさ。
大澤真人
はぁ、もう知らねぇ💢
大澤真人
もう、勝手にしろ！
あれから、5年後…
大澤真人
もう高校卒業してから、5年か…
大澤真人
そう言えばあいつ元気かな？
大澤真人
あのまま喧嘩に、なったまま俺謝って無かったな…
大澤真人
今さら謝るの遅いかな…
大澤真人
久々にLINEするか…
七瀬悠人とのLINE…
大澤真人
悠人久しぶり
大澤真人
あの時は酷いこと言ってごめん
大澤真人
俺が、悪かった。
大澤真人
だから、許して！
大澤真人
お願い！
大澤真人
次からは酷い事言わないから！
5時間後…
大澤真人
あれ？まだ既読着いてない…
坂松七緒とのLINE…
大澤真人
七緒
坂松七緒
何？
坂松七緒
LINEするの超久しぶりだね！
大澤真人
うん
坂松七緒
で、何？
大澤真人
悠人の事なんだけど。
坂松七緒
うわぁ悠人懐かしい！
坂松七緒
元気に、してるのかな
？
？
大澤真人
え？
大澤真人
どういう事？
坂松七緒
え、もしかして知らないの？
坂松七緒
死んだんだよ
坂松七緒
悠人
大澤真人
え？
坂松七緒
ほら、真人
坂松七緒
悠人と喧嘩したって言ってたじゃん
大澤真人
うん
坂松七緒
あの時から悠人不登校だったじゃん…
大澤真人
あ、そう言えばそうだった…
大澤真人
で、俺はわざと卒業式休んだげど悠人は来てたのか？
坂松七緒
うん、来てたよけど…
坂松七緒
卒業式が始まる前に、ゆ、悠人は居なかった…
大澤真人
え？
坂松七緒
みんなで、あっちこっち探した。
大澤真人
で、見つかったのか？
坂松七緒
うん、屋上で…
坂松七緒
1人で、寂しそうに立っていた。
坂松七緒
で、みんな飛び降り自殺すると分かって。
坂松七緒
みんなで走って、止めようとしたんだけど…
大澤真人
うん
坂松七緒
間に合わなかった…
坂松七緒
先生が、急いで救急車を呼んだけど、救急車の中で悠人はもう…
大澤真人
そんなん…
大澤真人
そうなったのは、絶対俺の性だ
…
…
大澤真人
あの時謝っていたら、こんな事は無かったのに…
坂松七緒
違うと、思うよ
坂松七緒
悠人ね。
坂松七緒
実はお父さんを、亡くしたんだよ。
大澤真人
え？
大澤真人
なんで？
坂松七緒
悠人のお父さん病気だったの。
大澤真人
何の？
坂松七緒
妙がん
大澤真人
そうか。
大澤真人
でも、なんで早く俺にも教えてくれなかったの？
坂松七緒
教えようとしたんだけど、言わないでって言われたから。
大澤真人
うん。
大澤真人
話してくれて、ありがとう
坂松七緒
うん、また悠人の話が聞きたかったら言って。
大澤真人
うん、ありがとう。
そして、1時間後…
俺は泣いた。
たくさん泣いた。
そして、5時間後…
ヒュー(風の音)
七瀬悠人
大澤真人
ん？
七瀬悠人
真人
大澤真人
悠人なんで？
七瀬悠人
神様に、お願いしたんだ。
七瀬悠人
真人に、もう１度合わせてくださいって！
七瀬悠人
真人と、会えて嬉しい…
大澤真人
俺も…
七瀬悠人
あの時真人と、喧嘩したけど。
七瀬悠人
あの時はごめん
七瀬悠人
友を裏切って
大澤真人
いや、俺こそごめん
大澤真人
本当に、ごめん
大澤真人
人の気持ちも考えないで！
七瀬悠人
もう、いいって！
大澤真人
うん
大澤真人
今1人で、寂しくないの？
七瀬悠人
七瀬悠人
べ、別に寂しくないよ
七瀬悠人
こうして、真人と会えたし
七瀬悠人
それに、お父さんと一緒だから。
大澤真人
そうだよねぇ…
大澤真人
俺悠人が居ないと…
七瀬悠人
大丈夫
七瀬悠人
僕はいつも雲の上で、真人を見てるから。
七瀬悠人
いつもそばにいるから。
七瀬悠人
だから、そんな事言わないで。
大澤真人
うん…
大澤真人
そうだよね…
七瀬悠人
うん…
七瀬悠人
そろそろ帰らなくちゃ
七瀬悠人
あ、僕の母さんには言わないでね。
七瀬悠人
僕と会った事
七瀬悠人
あと、いつも笑顔で居て。
七瀬悠人
僕真人が泣いていると、寂しくなっちゃうから。
大澤真人
うん、約束する（＾∇＾）
七瀬悠人
うん、ありがとう。
七瀬悠人
じゃあね！
七瀬悠人
僕の事忘れないでね！
大澤真人
うん、忘れないよ絶対！
大澤真人
永遠に。
大澤真人
さようなら。
七瀬悠人
さようなら。
こうして、俺は今の人生を歩んでいつもの様に笑って居ます。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
