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義勇
私は悪くないよ、悪いのは無一郎くんじゃんか
無一郎
お前が悪い
義勇
違う、無一郎君が私の話を聞いてくれないから
無一郎
お前だって人の話聞かねぇだろうが
義勇
…それは違
無一郎
違くねぇわ
義勇
なんでわかってくれないの？
無一郎
分かんねぇよ、お前の気持ちなんか
無一郎
はぁ…時間の無駄、早く帰ろ、
義勇
ちょっとまだ話終わってないよ！
無一郎
うるっせぇな
義勇
うるさいじゃないでしょ！まだ話終わってないじゃんか
義勇
逃げるつもり？
無一郎
あ？
無一郎
あのな、俺お前のこと構ってる時間ねぇの、分かんねぇ？馬鹿
義勇
はぁ！？
義勇
そんな言い方ないでしょ！
無一郎
うるさいな…触んなし
義勇
もう何なの！無一郎くん！無一郎くんなんかもう嫌い！
無一郎
あっそ俺もお前の事なんか嫌いだわ
義勇
もう…！
無一郎
……(…言っちまった…まぁあいつへの気持ちなんかもう冷めてるっての)
義勇
(嫌い、もう知らない､なんであんな人好きになったの？私)
義勇
(もう嫌い、顔も見たくない…)
無一郎
うっざ…
義勇
うわ…
無一郎
またお前かよ
義勇
こっちのセリフなんですけど
無一郎
はぁ…もーなんでもいいや面倒い
義勇
それ以上近ずかないでよね
無一郎
こっちのセリフとんな
義勇
……(席替えした意味ないじゃんか…)
先生
冨岡、時透席くっつけろ
義勇
え…
無一郎
げっ…まじかよ…
先生
早くしろ、話進まねぇだろ
義勇
はーい……
無一郎
はぁ…
先生
今からは文化祭の準備を進めていくぞ、それでだここのクラスは文化祭で門の前に立てるアーチ作りと各出し物の衣装を作ることになった、自分たちのクラスはメイドカフェなんだが、教室は2人で頼むな
義勇
……(教室2人…)
先生
その2人はくじで決めるな
先生
てことでくじ始めるぞ
無一郎
…(当たりたくねぇ…)
義勇
(やだ…教室2人とかしんどいし…)
先生
よーし…冨岡と時透頼むな
義勇
へ？
無一郎
まじかよ…だる…
先生
んな事言うなっての、時々差し入れ持って言ってやるからさ
無一郎
差し入れで生徒を吊ろうとすんじゃねぇよ
義勇
……
2人きりの教室
義勇
えっと………これって内側､？外側？
無一郎
……(カッターあるんか？この教室)
無一郎
1本かよ…
義勇
え？何が…？
無一郎
カッター…
義勇
え…
無一郎
…お前色塗りやる？楽だろ怪我しねぇし
義勇
え、いや…でも…
無一郎
まぁ俺が切り終わんねぇとお前出来ねぇか…カッター借りてくら
義勇
うん……(人の話ほんと聞かないんだから…)
義勇
(私が怪我しないように楽な方やらせようとしてくれたのはいいけど…)
無一郎
んっ、手気を付けろよ
義勇
これ何作るんだっけ……
無一郎
……俺やるわ…お前衣装作りやれ……
義勇
はぁい……
義勇
メイドカフェでここまで1から作る？普通……
無一郎
さぁな
義勇
…………私不器用だからできない気がする…
無一郎
そんなこと言って俺に全部投げてくんなよ
義勇
流石にそんな事しません
無一郎
どの口が言ってんだか……
義勇
どう言う意味なのか分かんない
無一郎
はいはい…
義勇
……この間はごめんね…
無一郎
……俺もごめん、言いすぎた
義勇
……仲直り…？
無一郎
そうだな
義勇
わぁーい！
無一郎
ちょっこら、危ねぇな！
義勇
無一郎くん暖か……熱ある？
無一郎
ねぇよ…元々体温高いっての知ってんだろ
義勇
そういえばそだった…
無一郎
おーりーろー
義勇
むぅ…小さい頃ずっとくっついてたじゃんか
無一郎
お前が一方的にな
無一郎
つーかお前泣き虫じゃなくなったな
義勇
誰かさんに泣かされることが無くなったからね
無一郎
お前の事泣かしてた記憶とかねぇ……
義勇
嘘つき絶対あるじゃんか…！
無一郎
まぁ…成長したって事でいいんじゃね？
義勇
雑…！
無一郎
へいへい、作業進めようぜ
義勇
ん…
無一郎
義勇悪い髪ゴム貸してくれ
義勇
ん…いいよ
義勇
はい
無一郎
あんがと
義勇
……しっぽ出来た
無一郎
何がしっぽだよ…髪振り回すな
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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