影山の姉は余命僅かで………？

あれは、初めての委員会

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

抱きついたら壊れてしまいそうな華奢な体

芯の通った声

透き通るような瞳

太陽があったって茶色く光る髪

影山って呼ばれてる人を見た、その時___

一目惚れをした

元々先輩は美人でモテていた

だから、その時諦めようかと本気で悩んだ

そんなことを考えていると、先輩は___

でも、先輩が学校に来ることはなかった

それから、何年も経ち

先輩のことも忘れかけていた時…

青葉城西の入学式で……

先輩を見た

でも、先輩は俺の知ってる先輩じゃなかった

相変わらずの華奢な体

でも、彼女の瞳には

光りがなかった

全身から放っていた輝きを太陽に例えると

昔の先輩は太陽だ

でも、今は昔の輝きを失いそれでも綺麗な先輩

きっと今彼女を何かに例えるのなら

それはきっと

太陽のおかげで輝ける月だ

俺は元々面食いだし

一目惚れだって先輩が綺麗だから

でも今、俺は

先輩を本気で

好きになった

国見は先輩が好き

先輩…私の憧れ

そう

私の好きな人は私の憧れの人が好き

国見との出会い

それは

問題を度々起こす私は転校した

行った場所は、北川第一

でも、もちろん私より強い人はいて

痛みで頭が朦朧(もうろう)とした

「あ、死ぬ」そう思った時

国見が現れた

その瞬間

その時

国見は私の心を

盗んだ

私はそのあと

国見と仲良くなり、青葉城西に入った

そこで、事件は起きた

見て！噂の子

うわぁ、めっちゃ綺麗

狙おっかな〜

お前じゃ無理だろw

芸能人みたい！

そこにいたのは

息を呑むはど綺麗な人だった

いや、初めて見た時は「天使」かと思ったな

とにかく綺麗だった

弱々しい雰囲気で触っただけで壊れそうな容姿

それでも彼女の瞳は芯が通っていた

私は、その時思ってしまった

「…仲良くなりたいっ！」