橙紫 死ネタです 苦手な方は他の小説などを ご覧頂けると幸いです 設定は橙紫は付き合っており、 ほかのメンバー等には 隠しているという感じです それではどうぞ
紫
橙
夜空の星と月を見ながら こちらに微笑みかけてくる彼
胸が暖かくなって 高ぶっていく感覚を覚える
紫
波打ち際で足だけ浸かり 回ったり、蹴ったりして踊る彼
美しい
紫
橙
紫
美しい彼に手を引っ張られ 手を繋ぎながら、靴を脱ぎ海に浸かる
橙
紫
彼の純粋な気持ちが 彼の可愛らしい笑顔がまた愛おしい
夜空の少し雲がかってしまった 月を見てると吸い込まれそうな 感覚になる
紫
橙
紫
空なんだろうね
突然、不思議な疑問を言ってきた彼は 月の光に照らされて 月に向かって笑っている
紫
もう終わりなのかな?
紫
空なのかな?見えないだけで
橙
いつもの、優しい声に どんどん飲み込まれていく
紫
紫
俺とジェルくんだけの
世界があればなって思った
ことは無い?
橙
紫
リスナーに親に、メンバーに バレてはいけない
公式ペア、相棒
それを皆の前では守って 行かなくちゃならないのは 辛かった
いつでも2人、近くにいたくて くっついておきたくて
でも、社会的には受け入れてくれる 子もいるかもしれないけど 法律的にはまだ、同性愛は認められていない
大好きで堪らないのに ずっと隣にいたいのに
嫉妬なんて、もう何回したか
回数なんて覚えてないくらい 嫉妬ばっかりして
二人の世界なら二人きりなら 嫉妬なんてしなくていい
辛くて苦しい思いをしなくて 済むのだ
橙
あるかもしれん
紫
ジェルくんとずっと一緒に
いられる
橙
橙
気がすんねん
なんて意味不明なこと 言っているんだろう
でも、それくらい二人でいたくて
夜の空と海ってなんか 色とかが一緒で繋がってるような 気がして
引いてしまうかな
紫
紫
紫
予想とは外れたが 微かに願っていた言葉
幸せ
橙
紫
ずっと握っている手は すごく暖かくて
海の冷たさなんて忘れるくらい 幸せで
橙
紫
彼の細い体を抱きしめて 深い海に溺れていく
海の中でした口付けは 凄く甘くて
二人で溺れていく 二人きりの世界へ いつまでも貴方と
砂浜に放置された 四個の靴に
波が届いていないところに残る 二人の足跡と、大好きの文字
足跡の大きさと靴のデザインで どちらとも男物だと 言うことが分かる
波打ち際に流されていた 二人の抱きしめ合った二人の死体 が発見され、それが 行方不明なったななもり。と ジェルだとわかった時
メンバーや、リスナーは思った
彼らは愛し合っていて 二人の世界に行ったのだと
死体で発見された 二人の愛の印の お揃いのペアリングと ペアネックレスは
日光に照らされ キラキラと光っていた