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泉さんと出会ったあの日から 数ヶ月が経った
これといって変わったことはなく いつも通りの日常が続いていた
木下 旭飛
部活の休憩中、クラスメイトである木下が 話しかけてきた
そろそろ夏休み。 全国でも有数のバスケ部の強豪校である 我が鮎橋高等学校は
夏休みや冬休み、更には 新学期に向け準備に励むであろう春休みまでも バスケットボールの練習に費やしてしまう
浅野 唯月
秋嶋 裕斗
木下 旭飛
浅野 唯月
一色 翼
一色 翼
一色 翼
浅野 唯月
お前からの誘いを断ってるのは 単に面倒臭いからだけど…
木下 旭飛
秋嶋 裕斗
特にうちが貧乏…という訳ではないが 高校卒業したら一人暮らしだし 遊ぶためにもお金がいる
そんなわけでバイトを掛け持ちしているが 合宿へ行かないのは、暑い中動きたくない といった単純な理由だ
木下 旭飛
木下 旭飛
秋嶋 裕斗
秋嶋 裕斗
浅野 唯月
浅野 唯月
浅野 唯月
と、なんだかんだ言いつつ
監督からも釘を刺されてるし 今年の合宿は参加する予定だ
部活で良い成績残せば、受験にも 有利だしな
浅野 唯月
木下 旭飛
秋嶋 裕斗
浅野 唯月
そうして
波乱の夏合宿が幕を開ける───。
夏合宿初日
一色 翼
浅野 唯月
一色 翼
木下 旭飛
木下 旭飛
木下 旭飛
秋嶋 裕斗
木下 旭飛 17歳 まぁ、こいつも健全な男子高校生ってことだろ
少しはしゃぎすぎだけどな
木下 旭飛
浅野 唯月
木下 旭飛
浅野 唯月
木下 旭飛
秋嶋 裕斗
秋嶋 裕斗
木下 旭飛
雀部 絢仁
木下 旭飛
雀部 絢仁
雀部 絢仁
木下 旭飛
さすがバスケ部部長。 上がりすぎだ木下のテンションを 一瞬にして下げてしまった
だけど、言ってることは間違いじゃない
一応隠してはいるけど 俺は高校入る前からゲイだったし
木下 旭飛
一色 翼
木下 旭飛
こいつは…どうなんだろうか
ファンクラブもあるくらいだから相当モテるし
ゲイ…って感じでもない
一色 翼
これだ
ずっとこう言ってくる
こいつの好きは… どういう意味の好きなんだろうか…
夏合宿2日目
監督
浅野 唯月
夏合宿2日目 この夏1番の猛暑と言われた昼間
海沿いの体育館では鬼監督指導の元、毎年恒例 地獄の合同練習が始まっていた
監督
若狭 蓮
浅野 唯月
若狭 蓮
若狭 蓮
浅野 唯月
浅野 唯月
若狭 蓮 (わかさか れん) 中学時代の友達で、去年決勝で当たった 強豪校のエースだ
早乙女 愛来
早乙女 愛来
浅野 唯月
冬弥 雪
早乙女 愛来
このオカマは早乙女 愛来 (さおとめ あき)
理由は知らないが、出会った頃からオカマだ
そんで、隣に居るのが 冬弥 雪 (とうや ゆき)
大人しいけどバスケは上手い
浅野 唯月
冬弥 雪
浅野 唯月
冬弥 雪
若狭 蓮
浅野 唯月
浅野 唯月
若狭 蓮
碓氷 凛華
浅野 唯月
不機嫌そうにヌルッと現れたその人は 若狭に抱きつき耳元にふぅっと息をかける
…相変わらず…距離感がバグってる
若狭 蓮
碓氷 凛華
若狭 蓮
浅野 唯月
碓氷 凛華
碓氷 凛華
浅野 唯月
碓氷 凛華
碓氷 凛華 (うすい りか) 訳ありで涼風学院でコーチをしている
…どうせ若狭のストーカーだろうけど
こいつらは、毎年恒例の合同練習相手 「涼風学院」(りょうふがくいん)の生徒で 中学時代の友人だ
早乙女 愛来
浅野 唯月
合宿が始まってから今まで ほとんどこいつらと行動していたから 一色とはあまり話していない
そのせいもあってか、いつにも増して 不機嫌だ
冬弥 雪
早乙女 愛来
碓氷 凛華
若狭 蓮
今も尚不満そうな顔する一色を背に コンビニへと歩き出す
ほんの少しの不安を抱えながら────。
COCKTAIL