テラーノベル
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ある日の放課後、いつもの猫カフェの隅の席で、俺たちは並んで座っていた。
橙はいつもより少しだけリラックスしているように見えた。
猫たちがのんびりと膝の上で丸まるその光景は、まるで時間がゆっくりと流れているみたいだった。
緑 。
俺は緊張しないように、ゆっくりと声をかけた。
橙 。
彼女は顔を上げ、俺をじっと見つめる。
緑 。
言い終わると、思わず口ごもってしまいそうになったけれど、意を決して続けた。
緑 。
緑 。
緑 。
橙は一瞬、驚いたように目を見開いた。
橙 。
緑 。
俺の言葉に彼女は少し照れたように笑った。
橙 。
緑 。
橙 。
彼女はその言葉を口にしながら、猫の頭を優しく撫でている。
橙 。
緑 。
橙は俺の目を真っ直ぐ見て、そう言った。
橙 。
橙 。
橙 。
俺はその言葉に笑顔でうなずいた。
緑 。
そう言いながら、そっと彼女の手を握った。
彼女の手は温かくて、小さく震えているのがわかった。
その震えが、俺の胸をぎゅっと締め付けた。
緑 。
橙 。
橙 。
緑 。
緑 。
橙 。
橙はくすっと笑、顔を赤らめた。
しばらく猫と遊びながら、甘いケーキを分け合う。
そんな些細な日常が、俺にとってはかけがえのない宝物になっていた。
家に帰る途中、ふと思った。
緑 。
緑 。
緑 。
そう感じられたことに、少しだけ自分を誇らしく思った。
橙も、少しずつだけど、俺に心を開いてくれている。
そして何より、俺たちの小さな約束は、これからの未来の可能性を少しずつ照らし始めていた。
「友達以上、恋人未満」_そんな関係だっていい。
大事なのは、一緒に過ごす時間と、その中で育まれる想いだ。
これからも、彼女と一緒に歩んでいけるように。
そう誓いながら、俺は空を見上げた。
夏の夕焼けが、優しく街を染めていく。
コメント
2件
橙さんたちの距離感良いんだよね~ 恋人未満か〜付き合うのか…??