『五感消失ｰ五感を失った僕ら』参加型

うちの家庭は、はっきり言って最悪だ

酒やギャンブルに金を使う父 浮気ばかりして家事育児を放棄する母

僕"ら"を育ててくれたのは

父方の叔母だった

喋れない僕の代わりに 双子の"兄"がやることになった

そんな優しい叔母さんのお陰で 今まで耐えてこれたんだ

そんなある日…

僕らが中学2年生の時

父親が亡くなった

遺産は全て、僕の物だった

ありがとう、叔母さん でもね…

お金はお母さんが 全部持ってったんだよ

もう遅いんだよ…

でも、言えなかった

2人には、絶対…

そんなある日

叔母さんが亡くなったと連絡が来た

僕らが中学3年生の時

それから全てが狂った

お母さんは僕だけを置いて 兄を連れて出て行った

喋れない僕は、 お母さんにとっていらない子

優秀な兄だけが、 自分の子供

じゃあ…

僕は誰の子供…？

これからどうしようかな…

僕は後

何日生きていけるんだろう…

あの時のお母さんの色…

どうして…

青色だったのかな…

そういえば、お父さんの色は

ずっと青色だったな…

なんで…

もっと早く気づかなかったのかな…

お父さんがほんとは

いい人だったって…

だって、お父さんと違って

叔母さんの色は 黄色だったよ？

お父さんが亡くなった時も

遺産の話が出た時も

全部黄色だった…

あの時に戻れたら…

お父さんも死なずに済んだのかな…

これが

僕と彼らが初めて会った時

1人ぼっちになった僕に

『家族になる』と言ってくれた

彼らとの話しだ

うーん…

とりまお兄ちゃんの名前募集☆

ではまた次の話しでお会いしましょう

おつくさ〜♪